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受け入れ日記の最近のブログ記事

 

昨年、JSTがコーディネートさせていただいた日本からの訪問の中で、思い出深かったことの一つに、

愛知県幸田町シェムリアップ州とのフレンドシップ調印があります。

 

幸田町は、2005年の愛知万博のときに、一市町村一国フレンドシップ事業として、カンボジア王国を相手国として選び、その後もカンボジア、特にシェムリアップ州と交流を深めてきた町です。

今までにも、幸田ライオンズクラブなどがシェムリアップ州内の小学校建設を行うなど、草の根的な交流を行ってきましたが、2010年11月18日、新たにシェムリアップ州とのフレンドシップ合意文書を取り交わし、さらなる交流が始まることになりました。

 

幸田町からは、大須賀町長をはじめ、夏目副議長、近藤総務部課長が来訪され、シェムリアップ州庁舎にて、調印式が行われました。

 

下記の写真は、その後の懇親会の様子です。

 

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←左から夏目副議長、大須賀町長。

 

奥に見える掛け軸は、大須賀町長の書道家のお姉様が、この日のために書かれたものです。

 

また、テーブルの上のカンボジアと日本の国旗は、幸田町役場の大須賀町長の机の上にいつも置いてあるものだそうです!!

 

 

 

 

 

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→右から2番目が、ブン・タリット シェムリアップ州副州知事

 

 

 

 

 

 

 

 

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←通訳及び 全体コーディネートはJST代表のチア・ノルです。(左から2番目)

 

 

 

 

 

 

 

 

そして・・・・・・、

 

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カンボジアの皆さんに、日本の文化を少しでも知っていただくために、茶道のお点前も披露しました!

 

準備期間が1週間弱、しかもシェムリアップではまだお点前を行ったことがない!!という状況の中、急遽、日本の実家からゆかたや茶道具などを取り寄せ、準備を整えたJSTのうめ子(中央)と仲間たち(右はスナーダイクマエ孤児院運営のひろ子さん、左は奈良文化財研究所の考古学研究者・ゆにさん)です。

 

おかげさまで、調印式と懇親会は無事に終わりました。

皆さん、お疲れ様でした!

 

幸田町とシェムリアップ州との今後の交流が楽しみですね!!

 

(よ)

 

101230_02.JPG年末年始にかけて、JSTツアーに参加の松澤さんと田上さん。

 

オリジナルコットンクロマー製作一日体験に挑戦です!

 

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機織りは初挑戦とのことで、足の運びなど、最初は少々苦労されているようでしたが、

アンコールクラウ村の織子、ムンさんとバエさんの手助けもあり、

1日で、クロマーまるまる1枚、完成することができました!

 

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←出来上がったクロマーを首に巻いて記念撮影! 

 

 

 

 

自分だけの、まさにオリジナルのコットンクロマー。

松澤さん、田上さん、織物一日体験はいかがでしたか?

 

(よ)

 

 

 

「ノルおじさん、またリレー競走しようよ!」

最近、クラウ村コミュニティーセンターへ行くたびに、JST代表のチア・ノルは、村の男の子たちにせがまれています。

男組と女組に分かれて行った、クラウ村初めての男女対抗リレー競走。

1本勝負で行ったリレー競走に、わずかの差で男組が負けて以来、村の男の子たちは、そのときの悔しさをまだ強烈な思いで引きずっているようなのです。

 

ことの始まりは先月下旬。

毎年恒例の「後藤神父(チア・ノルの日本での里親)カンボジアツアー」に参加された皆さんが、クラウ村コミュニティーセンターで、子供たちに歌や遊びを披露して、子供たちと遊んでくださったときのこと・・・・・。

 

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左端がチア・ノルの里親、後藤神父。

カトリック教会の神父でありながら、1980年代、日本で14人のカンボジア難民の子供を育てました。

また、この、クラウ村コミュニティーセンターに集まる子供たちが生まれるずっと前の1995年から、アンコール・クラウ村の小学校、橋、道路などの建設を支援してくださっています。

 

 

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まずは、世界地図を見ながら、五大陸の歌を歌います。

 

子供たちはすぐに歌詞とメロディーを覚えてしまいました。

 

 

 

 

 

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日本の歌、「さくら、さくら」を振り付きで披露。

趣味でシャンソンを歌われているとのことで、すばらしい歌声でしたね!

 

 

 

 

 

 

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皆で、手まり歌も!

 

 

 

 

 

 

 

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さらに、表に出て、スプーン競争も行いました!

 

4チームに分かれて行ったのですが、このあたりから、皆の競争心がむくむくと芽生えてきたようで、このスプーン競争だけでは、なんだか物足りない様子。

 

 

 

 

 

 

 

そこで、"女組"と"男組"に別れて、背の高い子から10名を代表に、リレー競走をすることになったのです!!!

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輪投げの輪をタスキ代わりに、競争が始まります。

履いていたサンダルやくつは脱ぎ捨てて、はだしが一番!と真剣勝負。

中には、カモシカのようなすばらしい走りをする子も!

 

 

 

 

 

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待ちきれない様子で、順番を待つ次走者。

 

 

 

 

 

 

 

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応援も真剣そのもの。

 

 

 

 

 

 

 

 

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そして、この勝負、"女組"の勝ち!!

大喜びして飛び上る女の子たち。

 

 

 ←悔しそうな"男組"の顔もちらっと。

 

 

 

 

 

 

 

今も屈辱を胸にかかえ続けるクラウ村の"男組"。

今度こそは絶対負けないぞ!と闘志を燃やしているようです。

さて、次の勝負やいかに???

(よ)

 プノンペンを含めて1週間のJSTオリジナルツアーに参加された、和歌山県からの皆さん。

その第4日目の午後は、クラウ村コミュニティーセンター訪問でした。

「今日はどんなことができるのかな?」楽しみに待つ村の子供達。

 

リーダーの指導で英語の替え歌を歌った後は、細長い風船で"犬"を作ってみましょう!という試み。

 

 

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用意してきてくださった風船を膨らまし、まずは見本をつくります。

ねじって、方向を変えて・・・少しずつ犬らしくなっていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

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子供たちも見よう見まねで作り出し、次々とかわいい犬が出来てきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

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風船をもらう順番を待つ子どもたち。ふくらます方も大変で、腕が筋肉痛になったのでは?

「犬じゃなくて、私は馬が好きなの。馬を作って!!!」とせがむ子も。予期せぬリクエストにちょっと戸惑いの場面も。

 

 

 

 

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と、その隣では、日本からご持参くださったケン玉に、JST代表のチア・ノルがすっかり夢中に。25年前、カンボジアの内戦を逃れて渡った日本で、仲間とケン玉に夢中になっていた子供時代があったとのこと。連続技も披露され、村の子供たちから尊敬の眼差しを受けて、得意満面の笑みが。

 

 

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村の男の子たちも負けてはいられません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そういえば、ここにはオルガンがあるのですよ。オルガン、弾けますか?」

子どもたちからは、「幸せなら手をたたこう」のリクエストが。

 

 

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さっそく、リーダーがオルガンを弾き出すと・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

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見事なクメール語の替え歌、振付けで、「幸せなら手をたたこう」の大合唱が始まりました。

 

 

 

 

 

 

 

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子どもたちの歌は、始まったら止まりません。手をたたいて、足踏みして、声を出して、うなずいて・・・・。オルガン伴奏には関係なく、歌は疾走していきます。

 

 

 

その後ろでは・・・・・

 

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「皆で炭坑節を踊りましょう!ほら、踊って!!」

(つっきが~ でったでた~ つきが~あ でた~あ よい よい・・・・・)

え~、何で炭坑節なの?・・・・・・・どんな曲でも炭坑節の振り付けて踊れるのよ。ほらね。

 

 

 

 

 

皆でカンボジアの盆踊りを踊りましょう!

さあ、いきますよ!オルガン伴奏が始まりました。

 

 

 

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アラピヤーヤーヤー アラピヤ-・・・・・輪になって、カンボジア独特の踊りが始まりました。

小さな子もじょうずに踊ります。

 

さあ。

一息つく間もなく、今度は輪になって、カンボジアの子供たちの遊びが始まりました。

 

 

 

 

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皆で息を合わせて、両隣の友達と手をたたき合います。時々リズムが合わなくなって、笑い転げる子供たち。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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おやおや。もっと小さな子供は、輪の中で寝ころび始めました。きっと、輪には参加できないけれど、寝ころびたくなるほど、気持ちいいのでしょうね。。。。

子どもたちはよほど楽しかったらしく、「私のお母さんになってください」なんて言い出す子も。

 

 

 

最後に、皆で記念撮影。また来年、お待ちしてまーす。 (よ)

 

090830_13.JPGのサムネール画像

4日間のツアーを終えた学生の皆さんから寄せられた感想、その一部をご紹介します。

彼らから届けられたコメントを見ていると、参加した方の中でカンボジアに関するイメージが大きく変わっていった軌跡がよくわかります。

 

― カンボジアのイメージというと、アンコールワット。他には...虐殺、地雷、児童買春、と、なんだか怖そうな国だ。カンボジアに行くと周りの友達に言ったら、危険じゃない?と言われることが多かった。私自身もカンボジアに対して持っているイメージは決して明るいものじゃなく、事前学習で知れば知るほど、カンボジアの抱える問題ばかり気になってしまった。

しかし実際にカンボジアに行って印象に残っているものは、たくさんの子どもたちの笑顔と、その笑顔を守るために懸命に活動する大人たちの姿だ。抱える問題の暗さというものはあまり感じなかった。むしろ、とても希望に満ちたパワフルな国だと思った。(大学2年生)―

 

― カンボジアという国は治安も悪く危険な国だと思っていた。カンボジアに着くと、とても活気があり、人々は明るくとても楽しい国だった。アンコールワットなどの遺跡はとても大きく、そしてその繊細な彫刻、建築技術に驚いた。なんて素敵な国だろうと思った。こんな壮大な建築物を作れる国が、なぜ海外の支援が必要になってしまったのだろうと、戦争の与える影響を痛感した。(大学2年生)―

 

― 意外だなと感じたのは、ソーシャルワークが遺跡修復現場で行われていたことです。ここではJASAの人たちが、現地の人々に遺跡修復の技術を教えていました。それは遺跡修復技術を職業としてもらうことで、職をもつことでその人たちの生活を守ることに繋がります。言わば、日本でいうハローワークのような役割が成されていたのです。遺跡修復という、ソーシャルワークには馴染みのない分野で、ソーシャルワークのようなことが行われていることにとても驚かされました。(大学1年生)―

 

― では、カンボジアの未来に対して、私ができることは何か?と聞かれれば、募金という手もあるでしょうが、一番必要なことは「知る」、「伝える」だと思います。そしてこのプログラムは一回限りで終わらせてはいけない、繋げていなかくてはと感じました。カンボジアで得た知識を、次に活かせることができれば今回のスタディツアーは成功だったと言えると思います。これを機会に少しでも多くの人にカンボジアについて知ってもらえたらと、思います。(大学1年生)―

 

「子どもたち」、そして「社会福祉」という視点からカンボジアについて学んできた学生たちが、現地で感じた、日本での知識とのギャップ。そして、目の前で展開する事実とそれに正面から向き合っている人々との出会い。

ある意味で、カンボジアはたくさんの最前線が集まっている場なのではないかと思います。だからこそ、驚きがあり、その向こうに心を動かされる瞬間がある。

 

― 「カンボジアを一度訪れた人は、絶対また戻ってくるのよ。だってそう思えるぐらい素敵な国でしょ?」とワークショップで出会ったシスターが言っていた。
私もそう思う。素敵な国だった。これからのカンボジアがどう変わっていくのか、自分の目で確認したい。だからまた、カンボジアに行こうと思う。(大学2年生)―

 

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ツアー第3日目。今日はアンコールクラウ村にてワークショップです。

題して「カンボジア 子供との仕事 -現実、可能性と夢」

カンボジアの社会、そして子どもたちの未来を考えるためのワークショップを、おそらくカンボジアで初めて村の中で行いました。クーラーもなく、周囲を子どもたちが走り回っているという環境の中、カンボジアで現在活動中のNGOから代表の方に来ていただき、各団体からの事業紹介と、ディスカッションが行われました。

事業紹介の参加団体は、以下の5団体。

・幼い難民を考える会 (CYR)

・国際子供権利センター (C-rights)

・国境なき子供たち (KnK)

・スナダイクマエ孤児院

・アンコール遺跡の保存と周辺地域の持続的発展のための人材養成支援機構 (JST)

それぞれ異なる立場から、実際の現場でカンボジアの子どもたちと向き合っている方々の生の声を村の中で聞く。大学生の皆さんには大きな刺激になったようです。

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― ワークショップで話を聞く中で、自分の思いから始めた方、偶然カンボジアでNGO活動をするようになった。など専門知識の前に気持ちから活動を始めた方が多いと思いました。そんな中に、どこも、結びつき、を大切にしているようにも感じました。自分たちのNGOとか活動を単独でするわけではなく、村の中に溶け込んだり、役人と一緒に他の幼稚園を回って思いを伝えていったり、周りを一緒につないでいく。こう思うと、今、「学校でソーシャルワーカーは様々な機関と連携し...」など習っているが同じことをしているのではないだろうかと考えるようになった。(大学2年生)―

 

― 実際に現場で活動をする人の生の声を聞き、また私たちの意見や質問にも答えてもらえるということは、私にとってとても感動的で、本当に貴重な体験だった。そして、ワークショップに参加したすべての人が、カンボジアの将来が明るくあるようにと願っているということがとても嬉しく感じた。(大学2年生)―

 

― ワークショップの中で出会った子どもたちを守るために働く大人たちはそれぞれが自分たちの仕事に誇りを持って活動していた。彼らはこの国の抱える深刻な問題を現実として受け止めながらも、カンボジアという国をもっともっと良くしていこうという強い気持ちを持っていた。そして彼らの一つ一つの言葉や力強い眼差しは、カンボジアは必ず今よりよい社会になるという自信に満ちていた。私は、これからのカンボジアが楽しみだ。カンボジアはきっと変わっていく。そう思えるぐらいの大きな力を感じた。(大学2年生)―

 

090213-2.jpg村で行われたワークショップとディスカッションの後には、カフェモイモイにて懇親会が開かれました。盛りだくさんの内容だったツアーも今日が最後の夜、明日には各々日本へ戻ってゆきます。

次回のブログでは、今回のツアー全体の感想を紹介します。

 


 

 

ツアー2日目。この日はぐっと子どもたちに焦点を当て、午前中はアンコールクラウ村の小学校とフリースクールを訪れ子どもたちとの交流。午後にはアンコール小児病院にて、子どもを取り巻く医療の現状を、その後シェムリアップにある刑務所を訪問し、少年非行の現状についてお話を伺いました。

 

午前中。クラウ村での交流。大学生のみなさんは本領発揮という感じで、意気込んで登場。でも、逆に子どもたちのパワーに圧倒されていたようです。

 

090212-1.jpg― 子どもは世界中どこに行っても同じで、無邪気でかわいいものだなと思いました。
だからこそたくさん遊んで、世の中のことやたくさんのことを学校で勉強して、大人になっていかなければいけないのですが、家族のために子どもが収入源の中心になって一生懸命働いている状況もたくさんあることを考えると、とても残念な気持ちになりました。(大学院1年生)―

 

午後一番はアンコール小児病院。子どもたち専門の病院として設立されたこの病院には、毎日、平均して350人もの子供たちが、この病院を訪れるそうです。朝早くから、病院の前で診察を待っている人も数多くいます。またこの病院は、国内で唯一政府から認定された教育病院でもあり、日々医師や看護師の育成に力を入れているそうです。この病院の中は見学できませんが、付随の展示ブースにてビデオやパネル、スタッフの方からの説明を受けました。

090212-2.JPG― 未来を託していくはず子供たちを取り巻く環境は、カンボジアではとても危険であると言わざるをえない状況であると強く感じました。未来を担う彼らを守らずして、本当にカンボジアの未来を守ることができるのでしょうか。子供たちを守る、その役割として、日本でいう児童ソーシャルワーカーや児童相談員、スクールソーシャルワーカーの存在はとても重要であると感じました。(大学1年生)―

― 農村部にはしっかりとした医療機関が少ないため、都心部まで来なければいけないという大変さがあります。ちょっとした治療で、良くなるはずの病気も、治療を受けられないため重篤な状態になり、死んでしまう子供たちが数多くいます。カンボジアの国民にとって、病院を身近な存在として位置付けていく必要性が求められています。―

 

続いてはシェムリアップ州立刑務所です。通常は中に入ることができない刑務所ですが、特別に施設内にて説明を受け、その後施設見学もさせていただきました。

― 薬物や窃盗により逮捕された若者が多いと聞きました。この背景にも、貧困の影が感じられます。生きていくための最終手段として窃盗に及んでしまう。こんな悲しい現実があることを知りました。薬物や窃盗による犯罪を減らすためには、生活水準の底上げや法整備が必要性を感じました。―

 

 

 

 

 

 

 

ツアー第一日目。前日遅くにシェムリアップ入りした大学生たちにとっては初めてカンボジアの風景を目にする日となりました。

 

カンボジアの歴史と言えば、栄華を誇ったアンコールに至るまでの時代と、その後に訪れた内戦の時代。現在でもカンボジアが抱えているその明と暗とを感じてもらえるよう、午前中は遺跡を、午後にはカンボジアに古くから伝わる織物の復活に取り組んでいるクメール伝統織物研究所の森本喜久男さんと、シェムリアップで孤児院を運営しているメアス博子さんを訪問しました。ここからは、スタディーツアーを実際に体験した大学生たちのコメントと共に紹介します。

 

午前中はJSTの吉川がJASA事務所にて歴史と修復事業のレクチャーを。その後、代表チアがアンコール・ワットを案内しました。

 

― 遺跡見学では、建物のすごさも実感することができ、非常に興奮しました。約千年前にあの森の中の場所に、このような石だけで65mの高さに加え、面積も大きな建物をミリ単位でずれることなく正確に造ってしまう技術と労力にまず感動しました。また、壁のもの凄く繊細なデザインであったり、クメール人の宇宙観の表現力など、当時の文化の奥深さを肌で実感することができたのは感激でいっぱいでした。JSTの人たちはこのような遺跡の修復をしながら、人づくりや地域支援にも励んでいて、遺跡修復とソーシャルワークを同時、連続的に行っているところを見てすごいなと思いました。(大学院1年生)―

 

 森本喜久男さんには、初めてカンボジアと出会ってから、彼が伝統織物の復活をしようと決意するまでの経過をお話いただきました。そして、その中には、長い内戦の中で失われていく手仕事の記憶と知識、そしてそれらの知識を生み出す基盤となった、カンボジアの豊かな生活環境についての物語がありました。

090211-1.jpgのサムネール画像― 戦争は文化をもなくしてしまうということを知ったのは、織物研究所でお話を伺ったときだった。20年という期間は1世代であり、その空白の期間が織物文化の継承を妨げた。その文化をふたたびつなげる活動を行ったのが、日本人の方だった。その方は、織物文化を広めることと共に、最貧困層のカンボジア人を雇い、人々の自立を促していた。その人が言っていた、「環境を作ることは未来を作ること」という言葉を今でも忘れられない。授業で学んでいた社会福祉援助技術がそこにあった。(大学2年生)―

 

この日最後の訪問先はスナダイクマエ孤児院。10年以上にわたってカンボジアの子どもたちと向かい合い続けてきたメアス博子さんにお話を伺い、その後孤児院の子どもたちと交流させていただきました。

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― 孤児院の子ども達との交流では、「あなたの夢はなんですか。」と質問されて答えに困ってしまう自分を悲しく感じました。子どもたちは、目を輝かせて自分の夢を語っていました。私も自分の夢を自信をもって語れるようになりたいと思いました。(大学1年生)―

 

最近、JSTオリジナルツアーブログでは、小中高生ツアーの話題で盛り上がっていましたが、今日からは、ちょっと遡って2月に行われた大学生スタディーツアーの様子をお伝えしたいと思います。

2月13日にアンコールクラウ村で行われた、カンボジアを通じて子供たちの未来を考えるためのワークショップ(JSTNews!に告知が掲載されています。概要はまた後ほど。)の実施にあたり、日本から日本社会事業大学の先生方と、学生さん11名、総勢20名がカンボジアを訪れました。

彼らの目的は「福祉・ソーシャルワーク」という観点から、カンボジアのフィールドで勉強すること。

ワークショップ1日を含めて4日間のカンボジア滞在で、遺跡や村だけでなく、国内の様々な福祉セクターを訪問し、できるだけたくさんの現場に触れてもらえるように、先生方とJSTが相談し、ツアーの内容を考えました。

これから、そのツアーとワークショップの様子を大学生の方々が帰国後にまとめた報告書と個人の感想を交えつつ、紹介していきたいと思います。

まだまだ真白な小中高校生たちが触れて感じたカンボジア。

そして、それぞれが心にテーマを掲げてやってきた大学生たちが見て考えたカンボジア。

それぞれの視線の高さから、それぞれのカンボジアが見えてきます。皆さんもぜひ、彼らの言葉から追体験してみてくださいね。

 

*「カンボジア アンコールワット 子ども支援のためのワークショップ」HPはこちら。スタディーツアー、ワークショップの写真も掲載されています。http://web.mac.com/eastasia2006/cambodia/Welcome.html

 

 

319日(木) 5日目(最終日)

日程

午前; トゥクトゥクに乗って2回目のオールド・マーケットへ

    アプサラダンス講習会

    3回目のオールド・マーケット

昼食; ちょっと豪華にソフィテル・ホテルのバイキング

午後; トンレサップ湖クルーズと、水上生活集落を見学

    ホテルチェックアウトまで自由時間。チェックアウト時間5分前までプールで泳ぐ子も。

夕方; Café Moi Moiにて休憩と夕食

夜;  23:59発のアシアナ航空で日本へ帰国。

 

いよいよ今日はカンボジア体験スタディーツアーの最終日。

朝食時、急きょ、トゥクトゥクに乗ってオールド・マーケットへ行くことになり、けれど、それでも昨日も朝も1度もマーケットへ行くことができなかった子が19人中2人いたことから、昼食前の30分、3回目のオールド・マーケット散策へ行きました。

子どもたちにとっては、何度行っても楽しいところのようで・・・。

 

また、昨日まで体調が悪かった子も、今日はなんとか持ち直したようで、最終日、全員一緒に行動できたのは、何よりでした。

 

あっという間の5日間。

次回はもっと長く滞在して、もっといろいろな体験をしたいとの子どもたちの声に、このツアーを企画し、5日間、一緒に行動をともにした私たちJSTメンバーも、とてもうれしく思いました。

ぜひぜひ、来年も来てくださいね!

そして大学生になったら、いつでも、一人ででも、カンボジアへ遊びに来てください。

皆さんにまたお会いできるのを、楽しみにしています。

 

また、このツアーを支えてくださった方々、日本で応援してくださった多くの方々に、この場を借りてお礼申し上げます。

 

はじめ塾塾長日記(2009年3月15日~3月19日)もご覧ください!

http://hajimejyuku.com/ 

 

 さて、最終日の「考現学」。

19人全員の分をすべて紹介したいほど、どれも皆の思いがつまっていましたが、一部を抜粋してご紹介します。

 

<小学5年生>

今日でカンボジア旅行が終わってしまいます。

今日は、オールド・マーケットと、アプサラダンスの講習会と、トンレサップ湖に行きました。

オールド・マーケットでは、ネックレス等を買いました。

アプサラダンスの講習会では、ざぜんを組むのがとても大変でしたが、楽しかったです。

トンレサップ湖は、はしからはしまで6時間もかかると聞き、とてもびっくり!しました。

水上で人が住んでいることにもびっくりしました。

お昼はとてもごうかなバイキングで、びっくりしてたくさん食べてしまいました。

カンボジアにいる時間はとっても少なく感じましたが、皆さん、ありがとうございました。

 

<中学1年生>

今日がカンボジアの最後の日だということが信じられない。

日程表を見てハッと気付いたが、アプサラダンスを見ながら、あと24時間後には、日本に行っているなんて、とてもじゃないけど信じられなかった。

今からだと、もう12時間後には日本に着いているのが、本当に信じられない。

この旅がずーっとつづけばいいのに・・・・・・

(略)

今回の旅行を支えてくれたすべての人へ。

ありがとう。

次回、カンボジアに行く時にもかならず行こう!!

 

<中学1年生>

(略)

湖はものすごく広い場所だった。2時間くらい移動しても景色が変わらないくらいの広さだと聞いて、驚いた。

ワニも見れてよかった。ワニは動物園以外で見たことがなかったので、けっこうびっくりした。

ヘビはおとなしくて、ぎゅっとにぎらなければ、大丈夫だった。

ヘビを持っていた女の子は、追いかけてきたりしてびっくりした。

もう帰ると思うととても早い気がした。残念だけれど、すごく面白かった。

本当にありがとうございました。

 

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<中学3年生>

アプサラダンスの体験では、演技をやってみると、生徒の人たちが2年間かけて身に付けているだけあり、とても難しかったです。足と手の動きが一致しなくて大変で、体を曲げるので、体中が痛かったです。しかし、どの生徒の方も何度も手取り足取り教えてくれたので、少しは上達(?)したと思います。いつか又、お礼を言いに行きたいです。

トンレサップ湖は、一生忘れられない思い出になりました。(特に臭気)

その反面、湖付近に住んでいる人の暮らしの問題なども色々と考えさせられたような気がします。

今回の旅行を通して考えてみると、自分達は本当に豊かに暮らしているなと感じました。

ニュースや新聞で見たもの以上に、体験したことの方が、自分には本当に心にこたえました。

自分が今の生活から、自分と同年代のカンボジアの子と同じ生活をしてみたらと想像するだけで、大変そうでした。

将来、自分が大人になって、カンボジアの子たちに何かできるようにすることが、自分の将来の課題です。

 

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<中学3年生>

アプサラダンスの講習会は、最初見ているときは、こんな簡単なダンスに練習が必要なのかと思っていたが、実際やってみるとすごく難しく、カンボジアの女性には笑われ、とても恥ずかしかった。

トンレサップ湖の水上生活見学では、最初は魚臭くて最悪だと思ったが、少し時間がたつと臭いもなくなり、水平線も見え、気分最高だった。

水上の家もなかなか気持ちよさそうで、住んでもいいなーと思った。

今回は2日目からはらいたもありましたが、とっても楽しかったです。

来年もいけたらいいと思います。

 

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<中学3年生>

朝のオールド・マーケットに向かうときのトゥクトゥクの風がすごく気持ちよかったです。かなり、トゥクトゥクが気に入りました。あれは日本にもあったらいいです。

(略)

湖は、すごいにおいがしたけれど、船に乗ったら風は気持ちいいし、楽しかったです。

ヘビも背おえたし、ワニも見れたし、すごく感動しました。ワニは本当に見てみたかったから、かなり感動しました。

魚もへんな迷路のような模様がついてました。おいしそうでした。

次回は、ワニも食べてみたいです。ついでにヘビも食べてみたいです。

次は、小さくて速い船に乗ってみたいです。

またカンボジアに行きたいです!

大学生になったら行きまくりたいです!!

 

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<中学3年生>

(略)

カンボジアでめっちゃ印象に残っていること

・マンゴーのおいしさ!

・アンコール・ワットの夜景

・オールド・マーケット など

 

残念だったこと

・途中で腰がいたくなったこと

・村に最後行けなくなったことです。

 

ま。とりあえず、もう一回、カンボジアに来たいです!!

お世話になった皆さん、ありがとうございます。

 

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<中学3年生>

(略)

トンレサップ湖に行きました。

水上生活をしている人をいっぱい見て、すごいと思いました。

ワニとヘビを見て、ビビりました。ワニは初めてだったので、まじで・・・。

今回のカンボジアでは、ヘビや虫などが食べられなかったので、次は食べてみたいです。

毎年、来たいです。

 

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<中学3年生>

今日はカンボジア旅行最後の日です。

昨日は、ずっと腹痛と下痢で苦しんでいたけれど、今日のアプサラダンスを踊っているうちに、腹痛が治って、元気になれて良かった。

(略)

今朝、みんなとトゥクトゥクに乗れなかったのは残念だったが、今度こそ腹痛にならないように、充実したカンボジア旅行をしたいです。

できれば、トゥクトゥクで、カンボジアの街をドライブしてみたい。

そして、大学生になったら、英語を勉強して、カンボジアに長く滞在してみたいと思った。

 

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<大学生>

アプサラダンスの練習場は、まさかこんなところで?というような場所にあって、伝統芸能という地位にあっても、十分な状況にない、ということに驚きました。

1年、2年やって、あのやわらかさとバランスが保てるなんて、すごいと思いました。元々、体がやわらかいんですかね?

私も一緒にやって、笑われながらでも優しく楽しそうに教えてくれたので、やっぱりきっかけ次第。

直接話しかけたって、なかなか打ちとけられなかったけれど、何かやりながらというコツがつかめるようになりました。

トンレサップ湖はなかなか衝撃的でした。臭いもあって、なのにすごい数の家があって・・・・。

水上生活もすごく不便そうなのに、いっぱい数があって、漁師さんときいて納得できる部分もあったけれど、子供や、女は、どうやって生活しているのか、気になります。

早くまた来たいです!

そのときは、村の中で生活して、働いて、同じような生活を送ってみたいです。

生の人とのふれあいがたのしみです。

 

318日(水) 4日目

日程

午前; タ・プローム遺跡、バプーオン遺跡、王宮、らい王のテラスなどを見学

昼食; Café Moi Moi

午後; ホテルで休憩後、オールド・マーケットへ。

    西バライで船に乗り、西メボンへ。あいにくの曇り空で夕日は見れず。

夕食; 影絵ショーを見ながらの夕食

 

4日目は、当初の予定では、午前中の遺跡見学の後はクラウ村の水上小屋でビュッフェ昼食、そして午後はクラウ村コミュニティーセンターで村の子供たちと2度目の交流を行うことになっていましたが、朝から体調が悪い子が何人かいることがわかり、急きょ、スケジュール変更することになりました。

食後の休憩も少し長く取り、その後、待望のオールド・マーケットへ出かけました。

皆、思いのほか、買い物を楽しんだようです。

 

 さて、今日の子供たちの感想です。

 

<中学1年生>

タ・プローム遺跡の、木の根に囲まれた石達を、自分の目で見て、さわることができた。

その時、時の流れの中で、年月をかけて生きてきた木の思いが、心でわかった気がした。

そのときの気持ちは、言葉では表すことができない。

アンコール・クラウ村のさんさくはできなくなってしまったが、オールド・マーケットに行けたことはよかった。また、その前に昼寝の時間があって、すごく体力が回復した。

オールド・マーケットでは、95ドルのものが26ドルになったのは、驚きだった。

夕日を見れなかったのは残念だったが、船で西バライの島に渡れたのはよかった。

帰りの船の中で、タ・プロームのときと同じような気持ちになった。歌をうたいたくなった。

 

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<高校1年生>

今日はタ・プローム遺跡でよく歩いた。何人かの子は具合があまり良くないのに、がんばって歩いていた。朝、雨が降っていたので、涼しくなると思っていたら、逆に、蒸していた。多くの遺跡が木の根や、宗教対立のせいで壊されていて、もったいないと思った。

特に、木の根には驚かされた。何というか、あの雰囲気には圧倒される。

どうやったらあのようなところで、あんなに大きく木が成長するのか、理解しがたい。

予定にはなかったが王宮に行った。ここでは、かなり登ったりおりたりしたので、結構疲れた。

こっちに来てからいろんなところを歩いてきたけれど、一番、足にきた。

お昼はCafé Moi Moiでおいしく、ガッツリ食事をさせていただいた。こちらにきてからよく食べる。

川魚は、日本の川魚よりおいしい。(日本でおいしい川魚を食べたことがないからかもしれないが)

ちょっとくさみというか、くせがあるが、全然いける。

マンゴーはやっぱりうまい!!

ミルクフルーツも、うす皮を食べると口の中が渋くなるが、食べないように気をつければ最高!!

昼間の休憩時間は、ずっとプールに入っていた。3月にプール・・・・・。それも室外で。日本では絶対無理。かなりルンルンな気分だった。

オールド・マーケットではいい買い物ができた。

いくつか、他の店の方が安いものがあったけど、まあ、それもいい思い出だと思う。

今日、なぜかしならいが、次来たときは、クラウ村に、2~3泊したいと急に思った。チアさんにお願いしようと思う。

今回は、観光が主だったけれど、次来るときは、ボランティアもバッチリ、したいとおもう。

夕日が見れなかったのが残念だが、西バライを満喫することができた。

 

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<中学3年生>

実をいうと、今日の中で一番楽しかったのは、マーケットです。というか、値切りが楽しかったです。お店のおばさんたちはとてもフレンドリーで、日本の店もあんなにフレンドリーだったらな、と思います。(買い物をしているときは夢中で、日本どころではありませんでしたが)

ちょっと後悔しているのは、Tシャツを買う時の値切りのしかたです。値切りのスタートが最初の半分だったので、3割くらいからスタートすればよかったな、と思っています。これを書くと、金の亡者のように思われるかもしれませんが、ぶっちゃけてしまうと、値切るのは本当に楽しいです。

今度、カンボジアに来たときは、もう少しマーケットで買い物したいです。その時は3か月くらいカンボジアに滞在したいです。雨期も体験してみたいです。

残り、本当に1日ですが、明日、1日中時間があるので、皆で、おもいっきり楽しみたいです。

 

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<中学3年生>

(略)

オールド・マーケットでは、自分の欲しいものを買えたと思います。後で値段交渉や店のことで後悔したこともたくさんありましたが、それを含めていい買い物だったと思います。

今日、改めて、いろいろな場所で買い物をしてみると、1ドル1ドルの大切さが改めて感じられました。

幼い子供たちが1ドルのために必死で物を売ろうとしている様子に、自分は少し心を打たれました。

今回の買い物を通じて、あらためてお金の大切さを認識することができたと思います。

 

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317日(火) 3日目

日程

午前; クメール織物研究所、伝統の森にて染色体験など

昼食; 伝統の森にて。食後は、木登りやブランコなどで遊んだり、昼寝をしたり・・・・。

午後; 森本喜久男さんのお話と「羽衣」の披露。

          バンテアイ・スレイ遺跡見学

           地雷博物館見学

夕食;   チア邸

夜;      アンコール・ワットライトアップショー見学

 

3日目になると、体調が悪い子が少し出始めました。

原因は、暑さと疲れでしょうか。

特に小学生は、お兄さん、お姉さんのペースについていくには、少しハードなようです。

また、初日に、村で屋台のさとうきびジュースを飲んだ中学生は、氷にあたってしまったようでした。

ですので、3日目は、昼食後、皆と遺跡見学に行かずにホテルに戻った子、夕食時に、具合が悪いと言ってほとんど食べなかった子、何度もトイレに駆け込んでいた子、そして、食後に出かけたアンコール・ワットのライトアップショーに行かずにホテルに戻った子もいました。

でも、元気な子はかなりタフで、食事は全く残さず、お腹が痛くなるほどよく食べ、ホテルでの休憩時間にはプールで泳いだり・・・・。

特に女の子3人は皆、淡々と行動しつつも、いたって元気でした。

 

元気な子はもちろん、体調が悪い子も、とても意欲的で、カンボジアで少しでも多くの体験をしたいという思いがひしひしと伝わってきました。

 

さて、今日も早朝から夜遅くまで、盛りだくさんの一日でした。

途中で(季節外れの)大雨が降り、雨宿りをしながら、念願のココナッツジュースも飲めましたね!

それでは、子供たちが書いた、今日の「考現学」です。

 

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(中学3年生)

今日は朝早くからバスに乗ってクメール織物研究所・伝統の森に行った。そこでハンカチを染めた。

とても面白かった。

はじめにつけたい模様にするために、折って結んでそれを黄色い液につけて、それにまた結んで今度はみどり色の液につけて染める。そうすると黄色、緑、白ときれいなハンカチができる。

そして、そこで昼食を食べて、森本さんの話をきいたり、羽衣を歌った。

そして、次はバンテアイスレイ遺跡に行った。

着いたら雨で、チアさんが売店でココナッツの実のジュースをおごってくれた。

とてもおいしかった。

そして遺跡を見た。

そこには、今まで見た中で、一番すごい彫刻があった。しかも建物すべてにほってあって感動した。

そして、その次は地雷博物館に行った。すごい数の地雷や種類があってびっくりした。

アンコール・ワットのライトアップは、昼間とは違って幻想的だった。

今日も一日楽しかった。

 

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(中学3年生)

今日は朝早くにホテルを出て、そめものをした。

そめものを教えてくれたのは日本人のおじさんだった。

その人はすごく元気で、これから学校やミュージアムをつくりたいという夢を持っていて、すごい人だと思った。

シルクの性質や、作るときの裏技を教えてもらい、勉強になった。

その人は、自分とは違う環境で生きていて、話を聞いているとおもしろいことがいっぱいだった。

夜はアンコール・ワットのライトアップに行きました。

めっちゃキレイで、昼と夜のアンコール・ワットは違う美しさがあった。

あと2日しかいられませんが、最後まで楽しんでいきたいです。

 

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(高校2年生)

今日の午前中にやったそめものは、最初は失敗してしまったけど、いい感じにできてよかったです。

染色している風景はすごい新鮮で、見ててあきなかったです。

森本さんの話の中で、昔からの技術を受け継いでいって、そこからさらに良いものを作るということを聞いて、ただ職がない人のために仕事を与えてるわけじゃなくて、本当にすごい物をみんなで作ろうとしているということがよくわかりました。

地雷博物館では、中においてある地雷たちがすごい生々しくて、少し緊張してしまいました。やっぱり人を傷つけるためのものはあってはいけないなと思いました。

夜のアンコール・ワットは、思った以上にきれいで、すごい感動しました。ずっと風景をながめていたかったぐらい、素晴らしかったです。

また絶対に見に行こうと思いました。

 

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(中学1年生)

今日は森本さんの、そめものをしました。

いがいと自分てきにはうまくできました。

あと、じらいはくぶつかんは、あんなにたくさんじらいがあるとは、思いませんでした。

よくゲームとかで見る本物の銃があってびっくりしました。

夜のアンコール・ワットは具合が悪くて行けなかったのがざんねんでした。

 

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(中学3年生)

今日は朝から大変で、クメール織物研究所の伝統の森まで行きました。

そこに森本さんというとてもおもしろい方がいて、織物の仕事もやりながら農業もやられている人で、昔のことなどをいっぱい話してもらいました。

バンテアイスレイ遺跡は、彫りものがほぼ完全の状態でのこっていたのがきれいでした。

夕食はめっちゃおいしかったので、お腹がはれつしそうなぐらい食べてしまいました。

夜のアンコール・ワットは、超キレイでした。ライトアップされ、本当にアンコール・ワットなのかと思うぐらいきれいでした。

参道を歩きながら思ったのですが、彼女を作り、2人で歩いたらしあわせだな~と思いました。

 

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(大学生)

いろいろあったけれど、ピンポイントに地雷博物館について書こうと思います。

まず、入った瞬間に息が止まりそうだった。

あれだけの数があって、処理しながら、それでもまだ世界には地雷が埋められていて、つくられてもいる。

たった1つの地雷でも、恐怖心でいっぱいになるのに、その周辺に住んでいるひとたちは、いくつあるかもわからないのに、どんな気持ちで住んでいるんだろう・・・・。

大きいものから小さいものまで、いろいろなサイズ、形があって、ところどころに埋められている。

そんな状態を再現したのが、林につけられたマーク(地雷マークの絵)の庭なんだと思いました。

階段もあったのに、誰一人として、その中に入ろうとする人がいなくて、ないとわかっていても、人々の心にある恐怖心をあおるものであるのは間違いないと思う。

 

パネルにあったように、地雷をつくらない、としている国は全ているわけではない。でも、生かすために兵器を作り、埋め、爆発し、人々は涙を流す。

そんなサイクルを生み出さないために今、何をすべきかをもっと考えてほしいし、つくっていない国も一緒になってやっていくことが大切だと思います。

316日(月) 2日目

日程

午前; 日本国政府アンコール遺跡救済チーム(JSA)のオフィスにて、

               「カンボジアの歴史と遺跡についての概要説明」

    バイヨン南経蔵修復現場見学

    バイヨン寺院

昼食; バンテアイスレイ・レストラン

午後; ホテル休憩

    アンコール・ワット見学

    アプサラダンスショーを見ながら夕食

 

2日目はいよいよ、アンコール遺跡見学です。

はじめ塾の子どもたちは何を体験し、どのように感じたのでしょうか・・・・。

毎晩、その日にあった出来事を意識化するために書いているという「考現学」。感性豊かな子どもたちの生の声をお届けします!

 

1.(中学3年生)

今日は主にアンコール遺跡の修復現場や遺跡を見て回りました。どれをとっても様々な奥深さがあるすばらしいものだと思いました。

 

090323.jpg修復現場に行く前に寄った遺跡修復事務所では、寺院が山頂にある理由やカンボジアの歴史、現在の神がどのようにして出来ていったかなどの説明をきき、それは自分で考えていた以上におもしろく、興味深い話でした。

 

遺跡修復現場見学のとき、作業の様子や工夫の念の入れようがすごいと思い、思わず感心してしまいました。特に、一つ一つの何千もある石に番号をつけて、それを部分的に組み立てていく作業は、とても地道で大変な作業だと思いました。しかし、よくよく考えてみると、こうした作業があるからこそ、このような歴史的で巨大な建造物が未来に残っていくのだなと思い、少しこの仕事の偉大さを感じました。

 

バイヨン寺院の壁に施されている彫刻は、とても素晴らしいものだと思いました。彫刻の場面を説明してもらうと、色々なストーリーがあり、とても面白かったです。

思えば、なぜこのような遺跡や彫刻をつくれる技術力を持っていた頭の良い民族達が、内戦を起こしたりしたのか自分は不思議でなりません。

 

2.(小学5年生)

090323_2.jpg今日はバイヨンとアンコール・ワットに行きました。

本当の世界遺産を間近で見られてとても感激しました。

写真は200300枚ほどとりました。

あと、アンコール・ワットには大きな顔がなかったのでびっくりしました。

明日はクメール織物研究所などに行きます。

いろいろ見たいです。

 

 

 

 

 

3.(中学3年生)

今日は主にバイヨン寺院を見ました。しかし、それは後回しにして、帰りのときのことを書きたいと思います。

小さい子が4人ぐらい来て、そのうちの一人が、自分のところに来て、ブレスレットを見せ、「2 dollar

といってきて、自分が「No, thank you」と言ったら、「Why not?」と言われたので、「Because I don't have money.」と言ってみたら、「I don't think so」と言われました。

村の人たちの英語と比べたらずいぶん簡単でしたが、英語で話せることは本当に楽しいと思いました。

(後略)

 

4.(高校1年生)

バイヨン寺院の尊顔はかなりの迫力があった。どうやらあの中には女神の顔もあるらしい・・・・(驚)。

修復現場も、話に聞いていたより足場がしっかりしていた。修復のやり方もかなり丁寧で、あれを、あと9か月でやろうというのだから、かなりの努力が必要だと思う。なによりも2つ目の塔の修復の段階で、何も知らなかった現地の人たちだけでやろうというのだから、とてつもない、気合いというか、勉強熱心さが伝わる。頭があがらず、見習わなければと、つくづく思った。

 

アンコール・ワットはやはり、予想通り、ものすごい威圧感を感じた。中央塔の中に入れなかったのは残念だったが、アンコールにいくという夢がかなえられて、もう最高~。

(後略)

 

5.(中学3年生)

090323_3.jpg午前中はバイヨンで、修復現場を見ました。現場では、修復しているところに実際立って、土や砂をめちゃくちゃ近い距離で見ました。ヘルメットが重くて、頭を下げる時にくらくらしました。土や砂はとても乾燥していて、「こんなのが工夫されて使われてたんだな」と思いました。復元するのはとても大変な作業だと思いました。

 

お昼はレストランで食べました。ライチジュースを飲みました。隣が舞さんだったので、料理の解説をしてくれました。日本語で「背骨が曲がっている魚」という魚を使った料理が出てきましたが、お腹一杯で入らなかったので少し残念です。私とSはパイナップルが好きです。日本のとは違って形が可愛らしくて・・・・。そんなにみずみずしくないところも良いなと思いました。

 

お昼ご飯を食べた後は、一回ホテルに戻ってお昼寝。1時間弱しか寝れなくて、私とSの2人は、「もっと寝たい・・・」と言っていました。

 

3時頃バスに乗り込み、アンコール・ワットに向かいました。遺跡はホテルから近くて良い場所のホテルだな・・・・と感じました。

アンコール・ワットの壁画は、(手が抜かれているところもありましたが)とても細かくて、きれいでした。女神の体は曲線が主でしたが、男性を描くときはがっちりと描いていて、すごいな、と思いました。1つの壁画に1つの神話ということだったので、ヒンドゥー教への興味が更に増しました。

遺跡を見て回ったあと、ホテルに戻ってきて、汗を流しました。そして、レストランへGo!

 

待ちにまったアプサラダンスをこの目で見ることができました。専門職?ということで、彼女たちの動きはとてもきれいで、あんな動きをしたいなーと思いました。講習会が楽しみすぎて仕方がないです。

315日(日)  1日目

初日は1日中、アンコール・クラウ村コミュニティーセンターで活動しました。

村の子供たち200人、そして、アキラ地雷博物館に以前住んでいた、地雷被害を受けた子どもたち8名も加わり、総勢約230名。

とても楽しい一日となりました。

まずは集会場で、子供たちの出し物の披露。

村の子供たちからは「カンボジアの盆踊り」と「もも太郎の英語劇」が、はじめ塾の子供たちからは、「寿限無ダンス」と「羽衣」が披露されました。

 

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090322_2.jpgその後はお昼まで、サッカーやバレーボール、縄跳びやカンボジアの遊びなど、各自好きなことをして、皆で一緒に遊びました。

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090322_4.jpgお昼は水上小屋でお弁当。食後はハンモックで昼寝をしたり、周囲を散策したり、カンボジアの村の様子を教えてもらったりしながら、思い思いに過ごしました。

 

 

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その後、アンコール・クラウ村コミュニティーセンターに戻り、村の子供たちと一緒に記念植樹。

 

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そして、みんなで日本のカレーをつくりました。

暑い中、がんばって作ったカレーは、村の子供たちに大好評でしたね!

 

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それでは、子供たちが書いた「考現学」をいくつかご紹介します。

 

 

1.(中学3年生)

今日は本当に楽しかった。

まずバスでアンコールクラウ村に行って羽衣やじゅげむをやった。

向こうの子供達もカンボジアのぼんおどりやももたろうの劇をやってくれた。

そしてそのあと子供達とバレーボールやサッカーをして遊んだ。

そして水上小屋で昼食を食べたあと、近くの池みたいな所で、水をのんでた水牛やバッファローの群れを見たり、現地の子供達とあそんだり話したりしてもりあがった。おたがい、ほとんど言葉が通じないのに、かたことの英語や日本語で話ができて、人間本気になればなんでもできると思った。そしてまた、村に戻って、カレー作りと植林をした。そして子供達といっしょにカレーをたべてまた遊んだ。

片手がない子もいたけど、ぜんぜん明るくて、人一倍元気で、すごくおもしろかった。もし自分だったらショックでたちなおれないと思う。だから現地の人はすごいと思った。

 

2.(中学3年生)

今日はカンボジアの子供たちと遊んだ。

最初はこっちもあっちもはずかしがっていたけど、サッカーなどで遊んでいて顔が会うたびに笑顔をくれて、みんなすごくやさしいんだなーと思った。

もう一つ思った事は、1520くらいの青年は、どの国にいっても考えることが一緒だなぁーと思った。

 

3.(中学3年生)

今日は村の方へ行き、子供達との交流を主にやりました。最初は、子供達とうまく接することができるかが不安でしたが、お互いの出し物の発表をしたり、ボール遊びをしているうちに、そうした不安が少しずつなくなっていきました。カンボジアの人達と触れ合ってみて、自分が一番すごいと思ったことは、性格の明るさがハンパでないと思ったことです。思わずペースに乗せられてしまいました。(笑)

また、遊びのときに気が付いたのですが、大きい子が小さい子の面倒を全体的にとても良くみていたことです。小さい子が受け損ねたボールを大きい子がアシストしたりして、遊びが全体的に楽しくなるように努力していたと思います。その時、自分は市間の生活の時だけではなく、日常生活でもこのようなことができるようにしたいな、とはっきりと感じました。子供達や大人の方々何人かに、自分の名前を覚えてもらったので、自分はきちんと人の名前を覚えていくようにしたいです。

 

4.(中学3年生)

今日は村の子供達と沢山遊んだ。

村の子達は日本とは相反していて、とても空気を読むことができ、ノリが良くてとてもアクティブでした。

最初は少し遠慮していたけれど、スポーツを通じて遊んで、心を繋ぐことができました。

言葉もほとんど通じないけれど、自然と少し通じ合えるようになり、とても嬉しかったです。

あと、カンボジアの沼地は超広大で、日本とスケールが違うなと思った。

超疲れたけど、最高の一日でした!

 

5.(高校1年生)

今日は、友達が増えた。ボンとデラ、それにペス・・・。ペスは13歳、どうやらかなりの悪餓鬼らしい。ボンとアラは21っていってたけど、ちょっとあやしい。ボンとアラは片方の手が、ひじから無い。でも僕らとかわったところはなく、かなり、いい人だ。両方とも、英語でどうにか話そうとがんばったせいもあり、通じたときの満足度はかなり高かった。ボンとは特に気が合い、日本にボンみたいなのがいればなと思う。

サッカーはやっぱり上手い。気候になれてないってところを差し引いても、彼らの方が上手いと思う。是非、リベンジを!!次は勝つ。

 

6.(高校2年生)

今日は超楽しい一日でした。

最初、子供たちを見たときは、本当に仲よくコミュニケーションがとれるのか心配だったけど、実際は会ったばかりなのにすごい仲よくなれて、言葉がつうじなくても、人は仲よくなれるんだなと思いました。でも言葉がつうじたほうがもっとおたがいのことが知れそうだと思い、英語を話せるようになりたいと本気で思いました。

あと村の子供たちはすごいパワフルで元気でした。特にサッカーのときは、気合いに圧倒されてしまいました。負けたのはくやしかったです。

カレーは村のみんながおいしそうに食べてくれてうれしかったです。

明日はアンコール・ワットの遺跡に行けるので、すごいどきどきしています。

 

7.(小学6年生)

今日はアンコール・クラウ村に行きました。その村のピアスという子と友達になりました。

カンボジアの人たちとサッカーをしました。意外とカンボジアの人は強くて1-4で負けてしまいました。

お昼は水上小屋で食べました。放し飼いの牛がいたので写真をとったりしました。

カレー大会ではピアスに一緒に食べようと言われたので一緒に食べました。

今日はとても楽しい一日でした。

 

 

先週、14日(土)~19日(木)まで、小田原のはじめ塾(寄宿生活塾)の子供たち19+先生が、JST企画のスタディーツアーに参加するために、シェムリアップにやってきました。

明日から5日間、そのツアーの模様を一週間遅れでご紹介していきたいと思います。

子どもたちは、小学5年生と6年生が3人、中学1年生が3人、中学3年生が10人、高校生が2人、大学生が1人。

さて、カンボジアでどんな体験をしたのでしょうか・・・・・・?

 

実は、はじめ塾の子どもたちは、毎晩、「考現学」と称して、その日にあった出来事や感じたことを書き綴っています。それは他の人に読まれることを前提に書いているそうで、先生と子供たちの了解を得、今回のJSTツアーブログでは、子供たちが書いた「考現学」の内容を一部抜粋させてもらうことにしました。

 

なお、はじめ塾の塾長日記は、すでにリアルタイムで公開されていますので、こちらもご覧ください!

http://hajimejyuku.com/