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アンコール遺跡修復 社会見学会の最近のブログ記事

みなさん!
あけましておめでとうございます。
30度を越えるヤシの木のしたで迎えるお正月もなかなか面白いものです!

さて、昨年の初めからずっと取り組んできたJSTの新企画『遺跡修復絵本』の制作。
1年をかけた絵本の超大作原稿が着々と出来上がってきています!

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その気になる中身を年末プレゼント!でちょっとだけご紹介します・・・

遺跡修復絵本ダイジェスト版はこちら!

ある日村の学生が二人、バイヨン寺院の見学に出かけます。
20121231-2.jpgのサムネール画像

遺跡に着いた二人の前では、寺院の解体修復が行われていました!
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修復の専門家に挨拶した二人は、修復の様子を間近で見せてもらうことに!
「ここからはこんな出土品がでてきたんだよ」
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さらに寺院の中では、壁に残された美しいレリーフを調査しているスタッフも!
「昔の人はこんな風にして、遺跡をつくっていたんだよ」
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というようにストーリーは進んでいきます。(これはあくまでごく一部ですからね!)

この絵本はすべてクメール語で制作し、シェムリアップ近郊の小学校や公共施設に配布したいと考えています。計画を立ててから1年、今まで出版に関する費用のスポンサーが見つからなかったのですが、今回UNIQLOが主催する、'Clothes for Smiles'という子供たちのための国際協力支援のアイディアを募集する企画に、この『遺跡修復絵本』の製作・配布と遺跡修復現場の見学を組み合わせた事業を企画し、投稿することにしました!
本事業を通してより多くの子供たちに遺跡に触れる機会を提供することを目指しています。
 
下記URLより、ぜひぜひみなさん御覧になってください。
そして、「素敵な企画だなぁ」と思った方はぜひ「いいね」にて応援よろしくおねがいします!
http://clothesforsmiles.uniqlo.com/ja/idea_detail.php?idea_key=771356692264

同じく
JSTと長年植林活動や環境教育活動などを一緒に協力してい進めているIDCJからも、
JSTと協力した「学校をつくろう!」という企画を投稿していますので、こちらもご覧ください。
 
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

(ま&麻)

 
悲願!「シェムリアップで働く日本語ガイドの皆さん対象:修復現場見学会」を実施!
1月7日、13日、15日の3日間で総勢166名のガイドの方々にご参加いただきました!満員御礼!

現在シェムリアップで仕事をしている日本語ガイドの方は250名くらいとすると、約7割ほどの方に来ていただいたことになります。すでにハイシーズンだったにも関わらず、てくれたガイドの皆さん、ご協力いただいた旅行会社の皆さま、本当にありがとうございました。

当日は、Bayon Information CenterにてJASAの組織や現在の各修復チームの活動の様子をお伝えし、ayon Information Centerのカンボジア人スタッフが展示の一部をご紹介。

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その後、JASAの現在の修復現場へ。

日頃職場としている遺跡でも、修復現場となるとまた視点が変わります。
修復現場まで入って、専門家に日頃の疑問をぶつけられる数少ない機会はシェムリアップにいてもなかなかないもの。
JASAのカンボジア人専門家2名によるカンボジア語での特別レクチャーにガイドさんたちの目も真剣。
そして、スマートフォンの録音機能も大活躍。
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現在JASAが修復を行っている外回廊の南東隅の塔の解体の現場ではJASAのチーフエキスパート、ソティが説明を。

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続いて、同じくJASAのカンボジア人専門家のプロスが、石材の修復の様子を紹介。
実際の作業を目の前にして、石材の修復をするチームの作業員さんにも質問殺到。
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一部、修復作業の体験も!
JASAで一番若いエキスパートSopheakも活躍しました。
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参加されたガイドさんからは
「今までずっと疑問に思っていて、でも誰に聞いていいかわからなかったことを今日、ようやく聞くことができました。っきりしました。面白かったし、勉強になりました!これからもぜひこういう機会を作ってほしいです」との声をいただきました。

そして、炎天下の中での地道な作業の大変さ(この時期は本当に暑かった)も体験していただき、
現場の作業員に対しても、「すごく大事な仕事ですね」と共感をえられ、私たちとしても日々の仕事を知っていただくとても大切な機会になりました。

最後はお決まり集合写真で☆
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今後も機会があれば、積極的に実施していきたいと思っていますので、お楽しみに!

今回のような修復現場見学ツアーを一般のお客様対象でも行っております!
ご興味がある方は、ぜひJSTまでご連絡ください!!

(ま)


今日は、去る6月24日に行われた、シェムリアップ州教員養成学校の1年生77人を対象にした遺跡修復社会見学会の感想文を紹介します。

このときの社会見学会の様子はすでにJSTブログでも紹介されていますが

(こちら→http://www.jst-cambodia.net/jstnews/2011/06/post-82.html

その後、参加者全員に感想文を書いてもらい、それを教員養成校卒業生であるサンボー先生に、カンボジア語から日本語に訳してもらいました。

 

1)

名前; ワイン スイハ

バイヨン遺跡とバイヨンセンターを見学したときの感想を書きます。見学する前、そこはどんな場所なのか、何が勉強できるのか、彫刻など特別なものが見られるのか・・・など、想像をめぐらしていました。

まず、私はバイヨンセンターに行きました。そこでは、JASAの遺跡修復活動について、映像をみせてもらいました。その他にも、アンコール遺跡の地図、建造当時使われた道具、修復のための道具、遺跡の彫刻などがありました。そして、修復に使われる土には5種類の材料が入ることがわかりました。水、砂、赤土、粘土、消石灰などです。それらのことを、バイヨンセンターで働いているスタッフの方が、明るく詳しく説明してくださいました。

それから私はバイヨン寺院に行きました。そこでも修復活動について、説明してくださいました。石にはすべて番号を書きます。壊れた石は使えませんので、その場合は新しい石を使います。

見学した後で、昔の人は、本当にすばらしいものを建てたものだと思いました。そして、修復活動についても感動しました。説明をしてくださったみなさん、この見学会を企画してくださったみなさん、本当にありがとうございました。

 

 

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2)

今回、バイヨン遺跡へ行く機会があり、本当にうれしかったです。それは、私たちカンボジア人の遺産ともいえる遺跡の修復について、勉強することができたからです。特に、修復のために描いた図面や彫刻について、しっかりと勉強しました。散乱石材にひとつひとつ番号をふって作業を行っていました。当初建造された遺跡もすばらしいし、現在の修復作業もすばらしく、本当に誇りに思いました。カンボジア人として、これから、自覚をもって遺跡を守っていきたいと思います。

遺跡修復を行っている皆さん、健康に気をつけて、安全に、これからも仕事を頑張ってください。そして、ぜひ、この見学会を続けてください。

 

 

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3)

今回、遺跡修復現場とバイヨン遺跡に行く機会があり、本当にうれしかったです。私は特に、バイヨンセンターに興味を持ちました。そこでは、彫刻や歴史の説明パネルを展示してあり、ビデオを見せてくれます。特に、バイヨンセンターで働いているガイドさんが、遺跡の歴史のことを説明してくれ、とてもわかりやすかったです。

また、修復現場でのエンジニアの話は本当に興味深かったです。実際に現場を見ながら説明してくださったので、よくわかりました。

JSTの皆様、お元気で、仕事を続けてください。最後に、この見学会をいつまでも続けていただけますよう、お願いいたします。

 

 

※今回の社会見学会は、紀南ユネスコ協会の皆様からの「書き損じはがき」寄付金により実施されました。 ありがとうございました!

先週624日にJST では、シェムリップの教員養成校の学生を対象に

バイヨン寺院修復現場の社会見学会を行ないました。

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写真上は以前修復を終えた北経蔵

そして現在修復中の南経蔵


バイヨン寺院は、言わずと知れた観光都市シェムリアップに位置する遺跡

それらアンコール遺跡群を目にするために例年多くの人たちがここを訪れます

同時に周辺地域では ゾーニングなど遺跡保全のための活動や、観光整備が日々行なわれていて


それは周辺地域に住む人々に少なからず影響を与えています

 

アンコールではその遺跡群に目を奪われてしまいがちですが、一歩観光ルートを外れると、そこには他の地域と何ら変わらぬ農村風景が広がっています

 

そして まだまだ多くの人達が遺跡の歴史を知らない 

その近さゆえにか 訪れたこともない という人が多くて

 

彼ら自身も そばに存在する遺跡を観光という側面から捉えてしまっているような気がします

 

そういった意味では、ここアンコール地域の寺院郡は 人々のそばから

少しずつ離れていってしまっているのかもしれません

 

そんななか 今回は77人の学生たちがバイヨンインフォメーションセンター

そして バイヨン寺院を訪れました

 

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バイヨンインフォメーションセンター、 バイヨン寺院では

多くのカンボジア人スタッフが中心となって活動しています


 カンボジアは「支援慣れ」をしていると言われることの多いなか

 

歴史や修復について 彼ら自身で 語り 受け継いでいく

彼らはこの活動を通してその瞬間を体感していて

 

現場では目の前の光景をただただ見つめ そして 少し圧倒されているようにも見えました

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自分の子供に何を教え、伝えていきたいか

これを考えることも確かに大事なことだと思いますが

 

こうして、子供に ではなく 子供「たち」に何を教え、何を伝えていきたいか

それをみんなで考えていくことも きっと大切なことなんだと思います

 

教員養成学校の生徒たちは 将来先生として

子供たちの前に立ちます

 

この活動を通して 歴史への理解 という形で

彼らのそばに遺跡を近づけ

 

さらにそこに、彼ら自身の経験 思い出を積み重ねていってくれればと

そう感じました

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この社会見学会は 

紀南ユネスコ協会からの寄付金によって実現したもの。

 

今後もこのような機会が多く実現されればと思います。

(翔)


 

2月9日と16日、2週続けて、教員養成校の学生を対象に、アンコール遺跡社会見学会を行いました。

 

実は、2月のはじめ、教員養成校の校長先生より、

「毎年、1学年全員を対象に、JSTが行う社会見学会を実施してほしい」と直々の依頼を受けました。できれば、教員養成校1年生前期のカリキュラムに組み込み、そうすることによって、各生徒の、学習目標をより明確にさせたいとも。

 

嬉しいですね!

JSTの活動がカンボジアの人たちに評価され、受け入れられはじめていることを実感しました。

 

 

さて。

2回続けて、教員養成校の生徒を対象に社会見学会を行ったわけですが、

現場で遺跡修復について説明をしてくれているプロス専門家は、

「やはり、このくらいの年代の学生を対象にした方が、すべての説明を理解してくれるので、説明しがいがあるね!」との感想をぽろっと漏らしていました。

そこで、今回は、プロス専門家に、ブログ用の感想文をぜひ書いてほしい!とお願いしてみたところ、快諾。

 

ところが・・・・・。

書いてくれた感想文は、

大学入試英語を彷彿とさせるような難解な文章から始まっています。

私の英語力では、なんだかよくわかりません・・・・。

そこで、外語大学出身のJSTメンバー・うめ子さんに和訳をお願いしました。

 

最初は、英文で書かれたプロス専門家の文章を、ブログにそのまま載せようと思っていたのですが、

和訳の方をご紹介したいと思います。

 

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←教員養成校の学生を前に説明する

プロス専門家。

この文章そのまま、とても真面目な遺跡修復専門家です。

 

 

 

JST主催によるサイト訪問に際しての感想

理解を伴わない信念を持つことよりも、理解することこそが重要なのだということを、我々は人々に対して説明しなければなりません。というのも、「信念」というものは、本質を理解していないときには、常にあやふやなものになってしまうからです。「理解」は、長期にわたる記憶を生み、知性と行動の双方に対する意識を発達させます。

これまでのカンボジアにおいて、人材養成事業は未だ展開することができなかった重要な課題であり、JSTは、シェムリアップのアンコール地域にある世界文化遺産の保存と修復を通して、この事業を進めてきました。

(文化遺産の)持続可能な保存と発展を促すために、すべての世代の人々、そして特には若年層の参加が求められています。従って、小学生や教員養成校の学生に対してJSTが行ってきた活動は非常に重要な課題であり、その結果は直接的にも間接的にも良い成果へと導かれてゆくことでしょう。参加したすべての生徒たちが、この社会見学会に興味を抱き、非常に喜んでいます。

小学生に対するサイト訪問の成果は、まるで筍が竹へと成長するかのように、それを享受した限定的な範囲に対してのみ直接的に作用しますが、しかし教員養成校の学生については、直接的にも間接的にも更なる有益な成果を得ることができるでしょう。つまり、教員養成校で学ぶ学生たちは、卒業後に優秀な先生になれるだろうということです。将来的に彼らは、自らが社会見学会で学んだ経験・知識をさらに自分の生徒にも広めていくことでしょう。

 

JSA(日本国政府アンコール遺跡救済チーム)により長年にわたり進められてきた人材養成事業への取り組みのおかげで、今や我々カンボジア人専門家は、自らの手で一連の保存・修復作業を行うことができるまでになりました。

スタッフ一同を代表し、この企画を立ち上げて下さったJST代表であるチア・ノル氏と、すべてのJSTスタッフに対して深く感謝申し上げます。

 

JASA建築・技術スタッフ チェム・プロス

 

 

※2月9日と16日に行われた2回のアンコール遺跡社会見学会は、東京新橋ロータリークラブ、東京レインボーロータリークラブ、(一財)国際開発センター(IDCJ)の皆さまのご支援により実施され、

合計161名の教員養成校学生と4名の先生が参加することができました。

この場を借りて、お礼申し上げます。

 

 

 

2010年8月18日に実施した教員養成校の学生たちへの社会見学会。

この機会に、「なぜ皆さんは先生になりたいのですか?」というアンケート調査を行いました。

現在のカンボジアでは、公務員の給与が安く、先生もその例外ではありません。都市部の小学校の先生も月給は$50~60ほどだそうです。特に地方の農村部で教鞭をとる先生たちは生活を維持するのが容易ではありません。そんな中で、小学校の先生を目指して勉強する2年生、74人の学生の声が集まりました。

JSTのソパリーが丹念に翻訳にあたり、ようやく結果がまとまったのでその一部をご紹介します。

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 みなさん、こんにちは。JSTスタッフのソパリーです。今回私が翻訳したアンケートは、学生たちの本心から出た文章なので、その結果をご紹介いたします。

 

Q1 なぜ先生になろうと思ったのですか?

A  最初から自分がやりたいなと思っていたことであり、自分が得た経験やいろいろな知識を次世代に提供して、カンボジアを助けようと思ったからです。

A. 自分の知識を増やしながら、未来の人材を育成したいと思ったからです。

 

Q2 あなたはどんな先生になりたいですか?

A. 社会を発展させるために、自分の才能や能力を発揮できる先生になりたいです。

 

20110215-1 .jpgQ3 カンボジアの教育において大切だと思う点、難しいと思う点は何だと思いますか?

<大切にしたい点>

・勉強をやめないで、「教育」自体を必要なものだと考えてもらうこと。

・学校での教育に社会見学などの新しいプログラムを加えたていくこと。

<難しいと思う点>

・学校数が足りない点。

・学校に行かず、麻薬を吸って不良グループを作る若者たちがだんだん増えていること。

 

 

Q4  カンボジアの国や人々について、好きなところと嫌いなところを教えてください。

<好きなところ>

A. カンボジアは遺跡や動物、森、山や滝など様々な文化や自然が豊かな国です。さらにクメール人は明るく親切で、誠実で、忍耐強いので、そういうところが好きです。

A. 気温が高くて、湿気があるので、農業に適していて暮らしやすいです。

 <嫌いなところ>

A. あちこちにゴミを捨ててしまったり、違法に木を切ったり、動物や魚を捕まえたりするところです。

A. 汚職や縁者びいきがあるところです。

  

20110215-2 .jpgQ5 カンボジアの国や人々が、将来どのようになっていけばよいと思いますか?

A. カンボジアがこれから繁栄を増していき、周囲の人がどんどん意識の高い人になればいいと思います。そして、世界遺産や独自の文明や自然などをよく守るようにクメール人が団結し、協力し合うようになってくれれば嬉しいです。

A. 他の国のように政治、経済、基礎構造、感慨技術などがどんどん発展していき、特に人材育成に力をいれるようになるといいです。

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

このシェムリアップの教員養成校には近隣の州から20倍ほどの難関をくぐりぬけて進学してくる学生たちが通っています。2010年8月に参加してくれた2年生の皆さんは、今月からいくつかのグループに分けて2カ月間の教育実習に行っているそうです。

教員養成校の校長先生からの要望で、好評につき、引き続き実施することになりました!!

 

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今月は一年生の皆さんを対象に、先週9日、今週16日と2回行います。

カンボジアの未来を担う先生のタマゴたち。彼らが大きくはばたけるように、JSTも最大限応援したいと思っています!

 

(ま)

 

2010年8月18日にJSTでは、シェムリアップの教員養成校の学生を対象に、バイヨン寺院修復現場の社会見学会を行いました。この学校は小学校の先生のタマゴたちを育てるところ。いずれ先生になった時、遺跡や歴史のこと、修復のことを次世代に継いで行ってほしい、と思っています。

見学会の様子は、JSTブログにて、青年海外協力隊としてこの学校で理科を教えていらっしゃる小八重さんがリポートをしてくれました。

コチラ→「未来への贈り物~修復現場見学~」http://www.jst-cambodia.net/jstnews/2010/10/

 

社会見学会の後には、参加した学生さんから次のような感想が寄せられました。

 

「アンコールトムで社会見学ができて、私たちにとってはとてもいい経験になりました。アンコール王朝の発展の歴史、文化、文明、宗教など、様々な新しいことを知る機会をえて、本当に嬉しかったです。JASAが崩壊が進んでいる遺跡の修復を頑張って行っていること、JSTの引率で私たちがこの見学会に参加できたことに、感謝しています。

クメール人の教員養成学生として、バイヨンセンターや社会見学で得た知識を次世代に伝え続けようと、本心から思いました。そして、文化遺産を一生懸命守っていきたいと強く思っています。」

(テース・シナーさん 教員養成校28期生 男性)

 

「バイヨンインフォメーションセンターや日本国政府アンコール遺跡救済チームのバイヨン寺院の修復現場を見に行くチャンスを頂いて、本当に嬉しかったです。今回の社会見学から遺跡の保存や修復方法に関して新しい知識を頂いて、さらにカンボジアの歴史や、現在遺跡が崩壊している原因をもっと詳しく理解できるようになったと思います。

これからもカンボジアの発展を助けるために、JSTとJASAのプロジェクトがどんどん進んでいってくれるといいなと思っています。」

(モイ・コブさん 教員養成校28期生 女性)

 

今月中に、この学校からさらに2グループ、計100名以上が社会見学に参加することが決まりました。まずは先生のタマゴたちが遺跡に興味を持ってくれて、将来それぞれの授業で遺跡のおもしろさを子供たちに伝えていってくれることを願います。

 

さらに、この学生たちを対象に、遺跡に関する意識調査や、なぜ先生になりたいかといったアンケート調査も併せて実施。小学生の社会見学とは、また一味違うオプションを付けています。

次回はそのアンケート調査の結果もご紹介します!お楽しみに☆

 

(ま) 

バイヨンセンターのスタッフ・Thavry(タウリー)は2010年から密かに"ある課題"に取り組んでいました。

それは、子供たちのために、遺跡の修復作業を紹介する絵本を作ること!

 

JSTでは過去にも、森の大切さ、植林活動の重要性を伝える絵本『森はともだち』を制作しました。

豊かな森を失ってしまった場所で、子ザルが精霊のお告げを信じて木を植え続け、家族や友人を取り戻すというストーリー。(詳しくはこちら→http://www.jst-cambodia.net/after/index.html

環境ワークショップを行った小学校などでも、参加した子供たちひとりに1冊配布しています。普段教科書も一人で1冊ということはない子供たち。どこの小学校でももらってすぐに夢中で読む姿が見られます。(環境ワークショップの様子は「JSTNews!」の環境ワークショップレポートシリーズでどうぞ!)

 

                              英語・日本語解説付きの環境絵本20110125-1.jpgこの本に続き遺跡の修復についても、子供たちにわかりやすく説明するためになにかつくれないかな~と考えていた2010年の春の頃。新しいスタッフとしてバイヨンセンターに入ってきたタウリーが、「絵を描くのが好きなんです。本、作りたいです。」と言った一言から、「遺跡修復絵本を作ろうプロジェクト」が水面下で始動しました。

 

2010年8月には、JSTの活動紹介POPなどのデザインを手伝っていただいた日本人のOさんと一緒にページの構成を考え、それからセンターの仕事の空き時間を見つけては、こつこつと絵を描いていたタウリー。構成に合わせたストーリーと遺跡修復の内容を紹介するクメール語の文章はもう一人のセンタースタッフ・ソパリーが考えました。

 

 

秋には絵が進まなくて、ちょっとスランプに陥りかけたタウリーでしたが、2011年に強力な助っ人が!

 

20110125-2.jpgのサムネール画像それは、アンコールクラウ村出身のChin(チン)くんです。

 

現在は高校に通いながら、遺跡でお兄さんと絵を描いて生計を立てているチンくん。今月から週に1回、土曜日の午後にタウリーのお手伝いに来てくれることになりました。

 1月22日(土) お手伝い第一回目の土曜日。

タウリーがペンで描いた絵に色付けをしてもらうことに。色鉛筆を使ったことがない、とちょっと戸惑い気味でしたが、ちょうど場面は彼がいつも目にしている村の情景。画材の違いなどものともせず、どんどん色をのせていきます。

 

 

そして、こちらがタウリーとチン君の夢の競演第一号!

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まだ途中ですが、タウリーの緻密な線画に、チン君の大胆な色味が加わって、本当に村のある一日が絵になったようです。

 

 

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2011年中の完成を目標に、力を合わせて頑張っていって欲しいです。

 

 

今後の経過もブログで報告しますので、皆さん、ご期待ください!

 

(ま)

 

 

皆様、明けましておめでとうございます!

バイヨン・インフォメーション・センターの吉川 舞です。

今年もバイヨンセンターのソパリー・タウリー共々、何卒宜しくお願いします!!

 

さて、昨年12月15日、2010年の最後を飾ったモックネアック小学校の社会見学会。

その2010年の締めくくりに、これまでになかった嬉しい出来事が起こりました。

今日は「嬉しい続報」をバイヨンセンターからお送りします。

 

12月18日土曜日の朝、いつものようにバイヨンセンターではソパリーとタウリーがお客様をご案内しています。私が庭に出て、その様子を眺めていると、センター入口にカラフルな服の小柄な影が・・・何だろう?と思って声をかけると、なんとモックネアック小学校の6年生3人組で、社会見学に参加した生徒たちでした!

おおお~!自ら進んでセンターに来てくれるなんて、社会見学史上初めて・・・感動。

対応した私とタウリーの方が興奮気味で「さぁどうぞどうぞ!なんでも見て行ってね。わからないことはタウリーさんにどんどん聞いてね。」というと、「自分たちでゆっくり見るから、大丈夫ですよー。」と逆に子供たちの方が冷静で、大人でした。苦笑

 

その後、私は遺跡へ出かけてしまったのですが、タウリーさんの写真付きレポで子供たちの様子をお楽しみください↓

~12月15日に先生と一緒にバイヨンセンターを見学した3人。「先生がセンターの内容が試験に出るといったので、3人でもう一度勉強に来ました。バイヨンインフォメーションセンターは、静かで、きれいなところなので私たちはとても好きです。」と言って現れた3人娘。初めに3人で尊顔の絵を描いていました。

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「私は絵を勉強したことがありませんが、絵が好きなので描いてみます。下手なので、見られたら恥ずかしいです。」(ハニカミ!)

 

 

そして、自分たちでいすを持ってきて、座ってジャヤバルマン7世の経歴を読みながら、メモを取っていました。(真剣!)

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3人で1階の展示パネルを見ながら1周。さらに2階へと進みました。パネルの写真を見ながら大きい声で読み上げ、楽しそうでした。「社会見学の時もパネルを読みたかったですが、説明を聞くのに必死で、時間がなかったです。」と言っていました。そしてよくわからない時には、私のところに聞きに来ました。

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タウリーが「バイヨンインフォメーションセンターをどう思いますか?」と聞いてみると・・・

 

 

「カンボジアの歴史を勉強できるところです。今まで知らない歴史や遺跡などがよくわかりました。涼しくて、きれいなのでとても好きです。ここで勉強したことを友達や兄弟に伝えます。そして、時間があったら友達を連れてきます!」 

との答えが!

 

 

社会見学をやっていてよかったな~と改めて思いました。こうやって、興味を持ってきてくれる子供たちがいてくれて、本当に嬉しいな、と。と同時に、バイヨンセンターが少しずつ、でも着実に地域に根付き始めていることを感じました。

 

JSTの社会見学会は、子供たちに遺跡や歴史に興味を持ってもらうための「ドア」。

それをさらに実感させてくれる出来事でした。

20110117-6.jpgのサムネール画像そして数日後のクリスマスの日。

 

 

彼女たちは本当に、一緒に英語を勉強している友達を連れて、7人でセンターに遊びに来てくれました。

 

 

 

2010 12 siem reap 203.jpgのサムネール画像

 

 

 

 

 

 

モックネアックの3人娘、本当にありがとう!また来てね~。

 

 いつも子供たちの社会見学を支えてくださっている皆様、本当にありがとうございます。

12月15日。

シェムリアップ市内にあるモクネアク小学校の6年生98名と先生2名を対象に、子供たちのためのアンコール遺跡社会見学会が行われました。

今回は、東京新橋ロータリークラブ、東京レインボーロータリークラブ、

(一財)国際開発センター(IDCJ)のご支援による見学会です。

見学会最後には、学校への書籍の寄贈、そして栄養補給のためのお弁当支給も実施しました!

 

毎回、シェムリアップの教育関係に従事されている様々な方にご参加いただいているこの見学会。

今回は、日本ユネスコ協会カンボジア代表の木村まり子さんと、

アプサラ機構(アンコール地域整備開発保存機構)のクン・クニェイ局長

ご参加いただきました!!

 

 

101223_04.JPG 101223_05.JPG 木村まり子さん(日本ユネスコ協会カンボジア代表)   クン・クニェイさん(アプサラ機構局長)                      

 

 

今日は、木村まり子さんからいただいた見学会の感想を紹介します。

 

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早朝の少しひんやりした空気が肌に心地良い12月のシェムリアップで、モクネアク小学校56年生の子供たち総勢100人に交ざり、バイヨン寺院の修復作業について学ぶ社会見学会に参加させていただきました。

 

心に残っているのは、社会見学会の間中ずっと輝いていた子供たちの瞳。バイヨンインフォメンショーセンターで、モニターから流れるビデオ映像に見入り、熱心に耳を傾けながらノートを取る生徒たちの姿。遺跡の前での説明会では、チアノルさんをはじめ、専門家の方々の説明を熱心に聴きながら、更にノートを取り続けていました。学校の先生から厳しい指導を受けている賜物かもしれませんが、自分が小学生だった頃と比べてみても、彼らのむき出しの好奇心と真剣さには素直に心を打たれるものがありました。

 

 

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もうひとつ印象的だったのは、バイヨン寺院の修復現場そのものを見るべく、スチールパイプを組み立ててできた骨組みの階段をス~イスイ上っていった子供たちの姿。小さい頃から外でよく遊んでいるので、バランス感覚が研ぎ澄まされているのでしょう。高台にある狭くてちょっと不安定な通路も階段でも、躊躇している子供は一人も見当たりませんでした。さすがカンボジアの子供たち!同年代の日本の子供たちの半分くらいは足がすくむんじゃないかと思います。

 

 

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今回の社会見学会に参加させていただいたことで、私自身も今まで知らなかった多くのことを学ばせていただきました。例えば修復現場で行われていた「版築」という作業は、とても興味深いものでした。ゾウの足と言われる太い木の棒で、作業員の人たちが土を垂直に叩きながら固める姿は、今でも脳裏に焼きついています。今回は特別だったと聞きましたが、見学会に参加していた子供たちがほぼ全員、この「版築」という作業を体験させてもらっていました。その時の子供たちの嬉しそうな表情といったら!

 

 

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こういった社会見学会は、先祖がつくり上げた遺跡に関わる文化や歴史に対する興味を子供たちに喚起するだけでなく、遺跡修復という、自分たちの文化や歴史を未来に伝えるための活動の大切さを訴える力になります。見学会に参加した生徒たちの一握りでも、この経験がきっかけとなって、遺跡修復の道を志すことになるかもしれないと思うと、ぜひこれからも続けていってほしいです。

 

最後に、私たちの団体が手がけるアンコール寺子屋プロジェクト(※)が対象にしているような、貧しい農村地域に暮らす子供たちにも将来同じような機会ができたら、と強く願います。それを実現するための努力を、州教育局やアプサラ機構など、カンボジア政府を上手く巻き込みながら進めていきたいです。JSTさん、これからも末永くよろしくお願いします。

 

貴重な機会に同行させていただき、本当にありがとうございました!

 

(※)アンコール寺子屋プロジェクト

世界寺子屋運動の一環として、2006年より日本ユネスコ協会連盟がシェムリアップ州内で実施中のプロジェクト。寺子屋=CLCCommunity Leaning Center)を通して、すべての人への基礎教育の普及、そして農村地域のエンパワメントと自立発展を応援しています。団体ホームページ:http://www.unesco.jp

 

 

 

11月27日(月)

 

今年、3回にわたる「子供たちのためのアンコール遺跡社会見学会」を御支援くださっている常滑ロータリークラブの皆さん12名が、

今日ははるばる日本からいらっしゃいました!

 

今日の遺跡見学会対象校は、ワットダムナッ小学校。

6年生63名と先生2名です。

 

日本の支援者が見学会を見学されるのははじめてのこと。

さて、どのような見学会になるでしょうか・・・・・。

 

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まずは、バイヨン・インフォメーションセンターにて、常滑ロータリークラブの清水副会長からの御挨拶をいただきました。

実は、今回、常滑ロータリークラブの竹内会長が、御病気のため、急遽、御参加を見合わされたため、会長からのメッセージがまず読み上げられました。

会長からの熱い思いがじんと伝わって来る内容で、

生徒たちもちょっと緊張した面持ちでしたが、終始しっかりと聞いていました。

 

ロータリークラブの皆さんが、日本から運んでくださった、ノート500冊、鉛筆1500本の贈呈も行われました。

 

 

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そして、ワットダムナッ小学校の先生と、生徒代表からの、

常滑ロータリークラブの皆様へのお礼の言葉も述べられました。

 

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←全員での記念撮影!

 

 

 

 その後はいつもの見学会と同じ流れです。

 

生徒たちは2グループに別れ、バイヨン・インフォメーションセンタースタッフのソパリーとタウリーの説明を受けました。 

真剣に説明を聞き、ノートをとる生徒たちの姿は、将来のカンボジアの明るい未来を予感させてくれるようです!

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 そして、バス3台に乗って、バイヨン寺院へ!

 

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まずは、修復専門家のプロス氏から、修復工程などについての説明です。

写真奥は常滑ロータリークラブの皆さん。吉川舞が御説明させていただきました。

 

 

いよいよバイヨン南経蔵の修復現場へ!

 

 

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生徒たちは、初めて見る遺跡修復の現場に、興味津々。

専門家に対して、様々な質問を投げかけていました。

 

 

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中には、「修復をしたら、本当にこれから500年以上も壊れないのですか?」と、ストレートな質問する子も!

 

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←常滑ロータリークラブの皆さん

 

 

 

 

あっという間に見学時間も過ぎ、生徒たちはバス3台に乗って遺跡を後にします。

一人だけ、車酔いしてしまった子がいて、

校長先生と一緒に、修復作業員のバイクに乗って、市内にある学校まで向かいました。

 

 

ワットダムナッ小学校では、生徒各自にお弁当とノート、鉛筆が配られ、

学校へは、子供向けの本が贈呈されました。

今回は、「千夜一夜物語(全9巻)」や「三国志(全5巻・カンボジア語漫画版)」など、

読み応えある本もたくさんありますよ!!

 

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最後に、清水副会長と、小学校の先生とで記念撮影。

 

常滑ロータリークラブの皆さん、お疲れ様でした。

そして、ご支援、本当にありがとうございました!

 

この「子供たちのためのアンコール遺跡社会見学会」は、先生、生徒たちからとても喜ばれており、

一度行った学校からは、来年もぜひ!と大好評です。

私たちJSTのスタッフ、遺跡修復専門家も、子供たちの真剣なまなざしに接するたびに、

カンボジアの子供たちに、もっともっといろいろな機会を与えられれば・・・・・

という気持ちでいっぱいになります。

 

今後もこの試みが続きますように・・・・。

どうぞ皆さん、応援よろしくお願いします!

 

(よ)