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こんにちは!そして、お久しぶりです!

昨年8月の終わりまでインターンをしていました、谷垣です。

 

カンボジア、バイヨン中学校、支援者の皆さま、現・前インターン生の活動を

日本から毎日こっそり応援している私ですが、大学の期末試験を無事終え、

来月、2月に同期インターン可児と、再び愛しのカンボジアへ!(実は私、既に11月にも...

 

そして!その訪問に際し、被服(ミシン)の授業を行うこととなりました!

 

つい最近、バイヨン中学校で被服授業が行われたことを覚えていらっしゃいますでしょうか?

カンボジアにおける被服製作を手段とした国際協力の研究をされている、安田女子大学の山田先生が、

他の先生方と共に、12月末、5日に渡って被服授業を実施されたのです。

詳しくはこちらのブログから

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実習に参加する生徒の変化を調査すること、また、もちろん、実習による家庭科授業の充実のため、

継続した実習実施が求められています。そうした理由から、今回の訪問に合わせて私が実習をさせていただく運びとなりました。

 

そして先日、広島は安田女子大学へ訪問し、準備・打ち合わせを行って参りました!

本日はその様子を少し紹介したいと思います。

 

安田女子大学に来て初めに驚いたのは、学生が制服を着ていること!

試験を受ける際には必ず着用しなければいけないのだそうです。びっくり!

それはさておき、安田女子大学は、とてもキレイで、

現代的(新しい?)な建物が多く、とにかく、新鮮でした!

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今回、お世話になった方々は、研究・事業の中心である山田先生をはじめ、

12月にカンボジアで教えてくださった楠先生、作り方やパターンを考え、作成してくださった平本先生、

そして今回一緒に試作・準備をしてくださった吉田さんです。

 

まずは少し打ち合わせをして、今回の実習で制作するものを実際に作りました!

今回、一体何を制作するのでしょうか...

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久しぶりのミシンにワクワクのわたし!母が服飾関連の仕事をしていましたので、

小さいころから身近にあるものでした。ミシンが刻む心地よいリズムに本当に癒されました。。。

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各工程を確認し、注意すべき点などをメモしながら...

 

試作を終えた後は、コーヒーブレイクをしながら、カンボジア話に花を咲かせました。

 

その後は、カンボジアへ持って行く生地の準備を。

予め、準備をしてくださっていたのですが、足りない部数をジョキジョキと...

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お昼過ぎから始めましたが、全ての準備が終わった頃には、日が落ちてすっかり暗くなっていました。

学期末で大変お忙しい中、お時間を割いて準備をしてくださった先生方には、感謝しかありません。

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そして!私たちが下げているこのバックが、今回制作するものです!

実際は、この出来上がったものに、さらにステンシルでオリジナルの柄をつけます!楽しみ!

 

先生方の思いも含めて、被服(ミシン)の楽しさを生徒たちに伝えられるよう、頑張ります!

現地での実習の様子も報告いたしますので、楽しみにしてくだされば嬉しい限りです。

 

 


(おまけ)


記憶の中では、"初・広島"のわたし。

早めに大阪を出て、原爆ドームや平和記念資料館を訪れました。

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原爆死没者慰霊碑に刻まれた"過ちは繰返しませぬから"、そして、

ローマ法王が述べられた"過去を振り返ることは、将来に対する責任をになうことです"、

の言葉が非常に胸に突き刺さりました。今、世界はどこへ向かおうとしているのでしょうか...

 

ー・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-

 

初めてお会いしたと思えない程、親しくさせていただいた楠先生に、

広島のお好み焼きへ連れて行っていただきました! 

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キャベツがたっぷりで、麺もパリパリ、とっても美味しかったです!

(けれど、これは広島焼き!と思った私は大阪人なのでしょうか。笑)

 

 

谷垣

 




日本の運動会で一番の目玉といえば、リレー。
先日バイヨン中学校では、オアシスの金田先生によるリレーの授業がありました。

こんにちは!今でこそ体が重くて俊敏に動けませんが、
実は小学校、中学校、高校ではいつもリレーの選手だった仲尾です(笑)


写真は、リレーでのバトンパスの重要性について説明を受ける生徒たちです。
「日本のリレー選手は、一人一人の足が速いというよりバトンパスが上手いです。そのため最近では、世界でもいい成績を残せています。」


ということで、バトンパスを磨いて今よりもっと早くゴールできるようになりましょう!と練習が始まりました。






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バトンパスのやりかたを各チームで確認中。
走る順番も大事です。スターターを誰にするか、アンカーを誰にするか話し合います。



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右手でバトンを持って次の走者の左手に渡す。
バトンパスの基本です。
運動会前の練習では、走ることに集中するあまりできていなかったこの基本の動き。
練習の成果もあってか、ずいぶんとできるようになりました。
  
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負けず嫌いな生徒たち。全力疾走です。

一レースが終わるごとにミーテイングをし、どうすればもっと良くなるかを話し合います。

どうやら、

スターターは足の速い子がするのが良いのではないか、
バトンパスのときは、バトンを受け取る人が少しリードして走っておこう、

というような話し合いが行われていた模様。
少し前までなら生徒たちはそこまで考えられなかったと思います。
"どうすれば今より良くなるか自分で考える力をつける"
金田先生のご指導が生きてきた、と思った瞬間でした。


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リレーの場合、トラックはオープンコース(スタート時のレーンと別のレーンを走って良い)です。
ただ、セパレートコースとオープンコースの区別がまだついていない生徒もいて、
同じレーンをずっと走ってしまうというケースも多く見られました。
これでは走る距離がほかのチームより長くなってしまい
追い越せるところも追い越せません...。

金田先生がもう一度二種類のコースについて説明。
生徒が完全に理解したところで、気を取り直してもう一レースです!
(ちなみに私は人数合わせのために四レース走ったため、翌日足がぶるぶるしていました(笑))



位置について、よーいドン!

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オープンコースについて理解した生徒たち。
トラックの内よりを走ることが出来ています。

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線をはみ出ないように両手を広げるルー校長(写真右)の姿も。
ルー校長も体育の授業を見学されるのがお好きで、今回は見学だけにとどまらず
生徒に混じってリレーに参加していました。
あまり走るのがお得意ではないようで、生徒に抜かされてしまっていたのはここだけのお話です(笑)


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最後にもう一度!バトンパス時の手の動きについて復習。
生徒が習得しても、教える先生が理解していないと意味がない、と金田先生。
体育の先生も熱いご指導をうけ、理解もバッチリだそうです。
これで金田先生が帰国された後も大丈夫ですね!

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リレーは全員でパスをつないでいくレース。
全員の息がぴったり合ってバトンパスがうまくいくと
ほかのチームに差をつけることが出来ます。
走者の足が速いか遅いかで、次の走者がバトンを受け取るときにどのくらいリードするのか、
その距離も考えなければなりません。
走者の順番によっても結果がずいぶんと変わってきます。
勝つためには頭を使って考えることが大事。
みんなで話し合い、どうレースに臨むか決める過程が重要なことが分かりました。


リレーがこんなに奥深い競技だったとは...。
私は次の走者目指してつっ走っているだけだったな~と反省しました...(笑)

金田先生からの熱血指導を受けた生徒たち。
次にリレーをするときには、華麗なバトンパスを見せてくれることでしょう!
金田先生もことあるごとにおっしゃっていますが、
「目指せ新記録!」
過去の記録をどんどん更新して、ニューレコードを生み出してほしいです。



仲尾



こんにちは!
本日二回目のブログ更新です(^-^)

昨日の午後からはバイヨン中学校第二回運動会の反省ミーティングを行いました!
昨年に増して多くの競技が行われ、そして多くの方が訪れ開催された、
バイヨン中学校第二回運動会。
今後に向けてどのような話し合いがもたれたのか、是非ご覧頂ければと思います。

まず、オアシスの方々を始めバイヨン中学校の教員の方々、
そして通訳としてJST代表のチアさんが一つの教室に集いました。
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まずはバイヨン中学校の先生方からのコメントです。
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先生方からのコメントとして上がったのは、
・昨年に比べたら応援の盛り上がりは少し少なかった
・今回は種目も多く生徒たちが楽しんで取り組んでいた
・綱引きでの人数のばらつきが気になった
・生徒の団結する姿を見ることができた
などです。

そしてルー校長からは
「早い段階から、先生に役割分担をすることで教職員一同協力でき良かった、そして村の方や教育関係者を多く招待できたことによりバイヨン中学校をアピールできた。州の教育関係の方もバイヨン中学校の運動会を見てバイヨン中学校を評価してくれた。」とコメントがありました。
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そしてオアシスの方々からは
・前回にまして保護者の方々が多く来られていたのが印象的だった
・先生方の努力が実った運動会だった
・一つ一つの競技がスムーズに進行するのは良いが、もっと100m走などの走者を増やすなどして盛り上げるポイントが必要だ
・生徒へのインタビューを通して生徒自身が保護者の方に運動会での頑張りをほめてもらったという言葉を聞けてとても良かった
などのコメントを頂きました。

そしてチアさんからは、
「オアシスの方々のサポートなしでは運動会はできなかった。
そして校長先生の頑張りもとても大きかった。
普通だったら来られないような来賓の方が来られたこと、
それは来賓の方のバイヨン中学校への関心の高さを示していた。
これはバイヨン中学校にとって大きな成長であると感じる。」というコメントを頂きました。

そして最後に金田先生から。
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「今はラジオ体操であったり日本の要素が入った運動会になっているが、
ゆくゆくはラジオ体操ならぬバイヨン体操のようなものができたりして
カンボジア流の運動会ができるようになってほしいと感じる。安全性を高め、
そして道具を大切にするなどしてこれから頑張っていってほしい。
そして休みなく一生懸命働く先生方は本当に素晴らしい。
今回の反省を生かして来年の運動会につなげましょう。」とのコメントを頂きました。

また、オアシスの方からの質問で、
開会挨拶のときに校長先生が地面に立った状態で挨拶をしていて、
どうして朝礼台に立ち、挨拶をしないのか?という質問がありました。
私自身もそこに疑問を抱いていたのでとても興味深い質問だったのですが、、、
聞いてみるとその理由は、来賓の中にお坊さんが来られていて、
仏教国のカンボジアではお坊さんよりも高い位置に立つことは失礼に値するからというものだったようです。

これを聞き、日本の当たり前がこちらでは簡単にできるものではなく、
そういったカンボジアならではの慣習も大切にしつつ考えていかなければならないのだなと
強く実感することとなりました。

顕微鏡のようにははっきりと見えないバイヨン中学校のこれからですが、
先生方やオアシスさんのコメントからも伝わるように、
少しずつバイヨン中学校の進むべき道のようなものが見えてきたのではないでしょうか。

こういった運動会の反省ミーティングが行われるというのはこちらでは珍しいことであり、
こういうことが行われるということ自体も、この中学校にとって大きな成長であり、
大切なことなのではと感じます。

今回の運動会を一つの糧としてどんどんバイヨン中学校が
より良い方向へ進んで行ってほしいなと願うばかりです。

改めて第二回バイヨン中学校運動会、お疲れさまでした!


こんにちは!

昨日はバイヨン中学校でオアシスの杉浦先生による理科授業が行われました。
初めて使う顕微鏡にドキドキワクワクな生徒の様子をぜひご覧ください!

まず初めに杉浦先生から、「小さな魚は何を食べて生きていますか?」という質問が
生徒に投げかけられます。
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すると生徒からは、「小さな魚はそれよりも小さな魚を食べて生きている!」といった返答が(笑)
では、「もっともっと小さな魚は何を食べて生きていますか?」と聞くと
「もっともっともっと小さな魚を食べて生きている!」との返答。(笑)

これではらちが明かないので今から見てみましょう!ということになりました。(笑)
バイヨン中学校に寄付で届いた顕微鏡、
生徒たちにとっては初めて見る道具で、今まで使ったことのない何だか高そうな道具です。
ですので何やら緊張気味です。
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今回顕微鏡で見るのはシェムリアップ川にいる生き物たち。
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すごい藻の量です。。。

これをスポイトですくい、プレパラートにのせていきます。目つきは真剣そのものです。
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そしてこれを顕微鏡にのせ、反射鏡と対物レンズを調節しながらピントを合わせていきます。
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「見える?」と聞いたら「うーん。」と答える生徒。
なかなか見つからない様子だったのでプレパラートに藻の部分をのせて再チャレンジです。

再び、「見える?」と聞いたら、、、
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「自分のまつげが見える!」との返答が。。。(笑)
こういう経験私もあったな~なんて懐かしくなってしまいました。
このあとちゃんと微生物を確認することができました!

顕微鏡で見る小さな生き物にきもちわる~いというような反応を見せた生徒もいましたが、
小さな魚はこのような小さな生き物を食べて生きているということが生徒も身をもって理解できたようです。

そしてこの後は手にいる微生物を見るための実験をしました。
実験体となる生徒はタローくんです。日本の名前みたいで覚えやすいですね。
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左手は水できれいに洗い、右手は砂を付け、はたいた状態になっています。
その手を寒天バウチとお湯によって固くなった液につけます。
すると2日後には微生物の数がどんどんと増え可視化できるようになるそうです。
右手と左手の微生物の数の差がどのようになるのか気になりますね。

今回の授業はここまでで終了でした。
最後に生徒みんなで杉浦先生にありがとうございますを言って終了です。
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杉浦先生をはじめオアシスの方々、素敵な授業をありがとうございました!




榎本

こんにちは!
本日は前回に引き続き教員養成校でのオアシスの方々による授業について紹介したいと思います。

早速学校に着くと生徒たちが一生懸命掃除をしていました。
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"グラウンドを使う前にはまず掃除から。"オアシスの方々の教えがしっかり根付いているようです。

そんな彼らの横で思いっきり走り回るちびっこ小学生たち。(笑)
養成校の横には小学校が併設されているため、
ちびっこ達は大きなお兄さんお姉さんのやることなすことにいつも興味津々です。
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昨日オアシスの方々と養成校の生徒たちによって整備されたセパレートコースを見て
走りたくなったのでしょうね。(笑)
休み時間の度に遊びに来ては走り回る小学生の元気の良さには本当に驚かされました。

この後はラジオ体操をして行進の練習を行いました。
私は11月にもこの養成校にオアシスさんの付き添いで何度か訪れたことがあるのですが、
その時の行進の状態と比べるととてもレベルが上がって足並みがそろっていて驚きました。
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ですが気持ちがこもっているせいかドンっドンっと足音が大きくなってしまう生徒が多いため、
かかとから歩くようにしてみるように、と金田先生から指導が入ります。
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ですが、かかとから歩いてというと意識しすぎて生徒がカチカチの行進をしてしまったので、
養成校の先生から「それならばカンボジアスタイルで練習してみましょう!」と提案がありました。

ん?カンボジアスタイル!?なんだろう?と思っていると
このように生徒たちが見せてくれました。(笑)
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腕を左右に振って行進をするという方法です。
これならばすっと足が上がり自然に歩くことができます。

ですがこの光景、はたから見るとなんともおかしく、生徒たち自身も笑いながらやっていました。
しかしこの甲斐あってかそのあとはきれいに行進ができるようになっていました。

この後はリレーのバトンパスの練習をしました。
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リレーに出ない生徒は横でグラウンドの整備として草抜きなどを行ってくれていました。
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草の多いグラウンドですので整備には結構手がかかります。(笑)

他にも運動会で踊るダンスを練習しました。
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ヨガの講師である大滝さんを始め、
オアシスの平出さん、山本さんもノリノリでダンスに参加して下さりました。
生徒たちもダンスになると自然と体が動くようで楽しそうに踊っていました。
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今週の土曜日に控える運動会に向けて着々と準備が進められている教員養成校。
生徒たちの頑張りに期待です。
バイヨン中学校とはまた違った雰囲気で進められているため
本番が楽しみです!



榎本



午前7時を少し過ぎたころ、「モイピー、モイピー(いちに、いちに)」の掛け声が。
ここはシェムリアップ州の小学校教員養成校。
その名の通り、教員を育成する学校、
日本でいう教育大学や大学の教育学部のような教育機関です。
まだ昇りきっていない朝日をバックに、ラジオ体操をする学生たちを見つけました。



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こんにちは、仲尾です。

バイヨン中学校での運動会は無事終わりましたが、今週末には教員養成校でも運動会が開催されます。
本日は朝の7時過ぎから、オアシスの方々が運動会準備のために教員養成校を訪れました。



彼らはオアシスさんのお手伝いをしてくれる学生たち。
歳はみんな20代前後で、教員を目指す若者とあってか真面目でしっかりとしていそうな雰囲気です。
「チョムリアップ スオ!(こんにちは!)」とハキハキとした挨拶で出迎えてくださり、
思わず背筋が伸びた私です。

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入場行進もお手の物。
見事に足並みがそろった行進を見せていただきました!



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ちなみに教員養成校の中には朝ごはんを食べるところや売店もあります。
学生たちは朝が早いので、朝食を食べてこられない人も多いそう。
そのため休み時間になると一斉に学生たちが集まってくる、
お腹を空かせた学生を満たしてくれるところです。
覗きに行ってみると、本日通訳を務めてくださったサンボ―さん(ピンクの服の女性)が
朝食を食べているところに遭遇しました。
サンボ―さんも食べていた豚肉のせご飯は大人気で、とてもよく売れていました。

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教員養成校のグラウンドを見て、トラックがないことに気づいたオアシスの方々。
運動会では競走系の競技もあるのでトラックがないのは困ります。




...ということで、急きょトラックを作ることになりました。





トラックの設計図を書き終えて、トラック作りの開始です。
先ほどの手伝いに来てくれた学生たちがオアシスさんの指示で動きます。

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トラック作りが行われいる間、残ったほかの学生たちは何をしていたかというと...。

大滝さんというシェムリアップでヨガの先生をされている女性の方が、
オアシスさんの活動に同行されています。
そこで、大滝さんのヨガ教室が急きょ開講されました。
私も少し参加しましたが、凝り固まった筋肉が伸びていく感覚。
朝ヨガ、とても気持ちよかったです。


養成校の学生たちも同じ感覚を味わったもよう。
ポーズが難しいので身体をふらふらさせていましたが、とても楽しんでいました。

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グラウンド整備のため、草刈り中の学生さんたち。
草のいい匂いが漂っていました。


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トラック作りも順調に進み、ほぼ完成させることが出来ました。
良かったです...。

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運動会での踊りを練習中の学生にも遭遇。
私もマンツーマンで教えてもらったのですが、手の動きが複雑で全然習得できず...。
学生たちのなめらかな手の動きが、見ていて気持ち良かったです(笑)

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カメラを見つけると踊りの手のポーズ!元気にあふれた素敵な表情です。
本番も楽しんで、頑張ってくださいね!


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これにて本日の教員養成校での活動は終了です。
オアシスの方々、昨日のバイヨン中学校運動会に引き続き朝早くからお疲れさまでした。



教員養成校の運動会はいったいどんなものになるでしょうか!?
私は、若いパワーがあふれる運動会になるのでは?と想像しています。
運動会を体験した学生が先生となって、いずれ運動会をカンボジアに広める人材になってくれるのでは、と期待を膨らませている私です。



仲尾



こんにちは。仲尾です。


ついに本日1月22日、バイヨン中学校では運動会が開催されました!
オアシスの先生方の指導の下、「バイヨン中学校に日本の運動会を!」とスタートしたこの取り組み。
昨年の第一回目の運動会に続き、第二回目の運動会をこうして無事に開催することが出来ました。
昨年と同様、今回もバイヨン中学校の生徒、教職員が赤、青、黄色、緑の4チームに分かれ
頂点を競い合います。
私たちインターン生も青チーム(仲尾)、緑チーム(榎本)に振り分けられ
生徒、先生方とともに勝利に喜び、負けに悔しがり、と大いに楽しませていただきました!


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運動会の朝は早く、私たちが到着したころ(午前6時)、
朝ごはんのおかゆの準備がすでに整っていました。
おかゆを作ってくださったのはバイヨン中学校周辺にお住まいの方々だそう。
こうした地域の協力があってこその運動会でもあるのです。
外はまだ真っ暗で、「ユイコ、スオスダイ!」と声をかけてくださるのはうれしいのですが
鳥目の私はだれが挨拶してくれたのか、すぐにわかりませんでした(笑)

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昨日から魚でだしをとっていたおかゆ。私もいただきましたが、魚のだしがきいてとてもおいしく、
これから頑張ろうというパワーをいただけました。

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空が白みはじめ、運動会の開会も近いです。

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シェムリアップ州の教員養成校の学生たちも見学に訪れてきました。
養成校の運動会も来週に迫っています。
今回の運動会、校長のチョム・ルー先生は「運動会」を周辺の学校にも広めようと
周辺の学校の教職員の方々、州の教育長、副教育長をお招きしていました。
運動会がほかの学校で行われる日も近いかもしれませんね。

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生徒の入場です。入場行進は、昨年11月のオアシスさん来訪時にも練習していたのですが。
その後も本番までの間、着々と練習は進められていました。
その成果があらわれ、昨年見た際は手足がバラバラだった行進が
今日はかっこよくきまっていました!!すごい!!


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来賓案内、国歌斉唱、学校長挨拶と続き、
日本の運動会ではおなじみ、ラジオ体操タイムです。
「ラジオ体操第一」のミュージックが流れ、日本を感じた瞬間でした(笑)


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いよいよ競技がスタート。



徒競走、タイヤ転がしなど、日本オリジナルの競技が行われていきます。

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みんな、勝つために必死です。私は青チームなのでひたすら
「キィアウ(青)、スースー!!(がんばれ!!)」と叫び続けました(笑)


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リレーでほかのチームに大差をつけて一着の赤チーム、アンカーが飛び切りの笑顔でゴール!!

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日本オリジナルの競技に紛れてこんなカンボジアオリジナルの競技も...。


これは、男女障害物競走の一コマ。
"ノンバンチョック"(カンボジアの伝統的な料理で、ココナッツカレー麺のこと)を
完食しなければ次にいけないというトラップが!!
男子が女子に食べさせるのですが、早く食べなければ、との焦りからか女子苦戦...。
なかなか麺が減りません。
私はこの麺が大好きなので、「代わりに完食してあげたい!」と思いながら見守りました(笑)

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そしてこんな競技も初めて見ました。
これは自転車競走なのですが、自転車を「いかに遅く進ませるか」を競います。
三回までなら足を地面につけて良いというルールがあります。
ふらふらしながら進む自転車を、かたずをのんで見守る生徒たちなのでした。


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応援する側も頑張っています。
太鼓のリズムとともに手を叩いたり、掛け声をかけたり。
勝利に向けて団結です。

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これは竹取合戦という競技。
チーム対抗で棒を奪い合い、その本数を競い合います。
これがまた容赦ない奪い合いで、殺伐とした空気が漂っていました(笑)


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そして定番の綱引きも。
「クラオイクラオイ(後ろに後ろに)!!」と先生と一緒に応援しました。

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最後は生徒、先生方、そして見学者も交じって踊りに興じます。
"チョーコンプッ"というエビをすくって獲る様子を表現したカンボジアの踊り。
手を左右にくるくると動かすのですが、人によって手の動きが若干違うのが面白いです。

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さて、すべての競技が終了し、勝利の女神がほほ笑んだのは...。











赤チーム!おめでとう!二位は黄色チーム。そして、緑、青と続きます。

表彰式では、お坊さんから一位のトロフィーの授与がありました。

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見事勝利を手にした赤チーム、喜びを爆発させ、この笑顔。

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閉会式では、オアシスの金田先生から、「素晴らしい運動会でした!!」との一言が。
「皆さんのお父さん、お母さんがとても良い表情で皆さんのプレーを見ていました。それがとてもうれしかったです。」とも。
生徒のご家族の方々は、運動会を通してわが子の成長を感じることが出来たのではないでしょうか。

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各チームの代表者がトロフィーを掲げ、記念撮影です。
本当にお疲れ様。

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私の青チーム、少し強面の先生がお二人いらっしゃって強そうだし、勝てるんじゃないかな~と思っていたのですが(笑)
結果は残念でしたが、めいっぱい運動会を楽しめたようで、キラキラの笑顔とピースサインをいただきました。
来年の勝利に期待です!

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運動会開催にいたるまで、生徒たち、先生方が一生懸命練習に励んでいたことを私は知っています。
毎週中学校へ授業に行った際に、先生が声を張って生徒に指導している様子、強い日差しの中でも積極的に動く生徒の様子を見ていました。
その努力の集大成としての運動会。
今回同じ時間を共有できたこと、とても幸せに思います。


最後になりましたが、オアシスの方々、運動会のご指導、
そして本日の本番と、本当にお疲れさまでした。
少し気が早いですが、来年の運動会もとても楽しみです。



仲尾




こんにちは!

今回はNPO法人オアシスさんのバイヨン中学校での活動2日目でした!
運動会の本番直前でしたので最終練習として生徒たちに
100m走、200m走のスタート練習、そしてリレーのバトンパスを教えて下さいました!

まずはしっかり準備体操から。
通訳のサンボーさんのお子さんも一緒に体操をしていました。(笑)
アキレス腱伸ばしの際にはお母さんの足にしがみついてしっかりサポート!?をしていて、
その姿がとても可愛らしくみんなのアイドル的存在でした。
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そして100m走、200m走のスタート練習です。
前回のブログでも紹介させて頂いたように、
バイヨン中学校にはスターティングブロックがないため、
スターティングブロックの代わりは生徒の足で代用します。(笑)
下の写真のような感じです。
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スターティングブロックのようなものがないと
乾燥しやすいこちらの土はスタート時に滑りやすくなってしまいます。
そのためオアシスの金田先生、神崎先生からの提案でこのような形が取られることになりました。
しっかり本番で忘れずにできるとよいですね。


次はリレーパスの練習です。
勝つことに必死になるあまり、右手で受けたバトンを左手で持ちかえることなく、
そのまま渡して体がぶつかってしまう生徒が続出していたため、
「右手で受けたバトンは左手に持ち変えて渡すように!」という指導が入ります。

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オアシスの方々や体育の先生であるチャン先生が生徒たちに熱く説明します。
バトンパス練習はタイムを縮めるためにもとても大切なことですが、
怪我のリスクを減らすためにも大切です。

負けん気の強い生徒たちなので心配ですが、きっとムンアイテー(大丈夫)と信じて見守ります。


ここまでが今回の練習でしたが、
午後からはグラウンドのデコレーションがどんどんと進められていたので
その様子をご紹介したいと思います。
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なんだかこのテントと椅子の感じ、どこかで見たことあるような...
あ...結婚式の時に使われているテントと一緒ですね。
もしかしたらカンボジアには無地のテントなんかないのかもしれないですね...
とオアシスの方とも話していました。本当にそうかもしれません(笑)

他には放送席としてこのような華やかなブースが。
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他にもデコレーション用にたくさんの風船が生徒たちによって膨らまされていたり、
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生徒の書いた絵の展示があったり、
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野菜のプランターを載せた花壇のようなものや、
素敵な旗の飾りがあったり、(この旗は実は様々な布の切れ端でできているんです)
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とても華やかなグラウンドが完成しました。
あとはここで無事運動会が開催されることを願うのみです!



すてきな運動会になりますように。



榎本

スオスダイ!仲尾です。


19日より、NPO法人オアシスの方々がシェムリアップを訪問されています。
その最大の目的の一つは、バイヨン中学校での運動会!
今日(20日)の午前中は、準備のためバイヨン中学校へ。



今日は100M走と200M走のトラックを準備しました。
まずはトラックの横幅と縦幅を計測します。
トラックの距離の最終確認をおこなうためです。

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100M走と200M走のトラックの距離を計算。
トラックの円の長さを円周率を使って割り出します。
私は久しぶりに円周率を使った計算をし、高校生に戻った気分(笑)
ほぼ100M、200Mに近い数字がでて一安心です。
スタート地点をどこにするかについても話し合われていました。

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オアシスの先生方が話し合われているその外で、何やらにぎやかな声が。
様子を見に行くと調理実習中の生徒たち。


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煮詰めた豆を固めてつくる、"アエムソンダエクトゥヴノーム"というお菓子の調理中。
オアシスの先生方も、「どんなお菓子だろう」と出来上がりが楽しみな様子。


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一方グラウンドでは...

スタート地点にテープを釘で打ち込む作業が行われていました。
最後にトンボで地面をならしたら、これで徒競走の準備は万全ですね。

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スタートダッシュのしかたにも指導がはいります。
勢いのあるスタートダッシュを切るために、スタートする生徒の足のかかとを、次に走る生徒の足で支えるのが良いとのこと。
運動会でもこのスタイルがとられそうです。
「目指せタイムレコード(笑)」と笑うオアシスの先生方。


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その後、オアシスさんからバイヨン中学校へ、運動靴の贈呈が行われました。

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応援グッズつきで、大はしゃぎの校長先生(笑)。

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同じころ、調理実習を終えた生徒たち。
オアシスの方々に作ったお菓子が届けられました!
豆からできたお菓子ですが、スイートポテトやきんつばに似た味がして美味しかったです。
準備で疲れた体に甘いものがしみいりました。ありがとう!

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これで本日の運動会準備は終了です。
オアシスの方々、本当にお疲れさまでした。
いよいよ運動会までラストスパート。
きっと素敵な運動会になることと思います。

以下のリンクより、運動会へ向けての先生方からのメッセージ動画を視聴できます。
ぜひご覧ください。






仲尾



こんにちは!

本日はバイヨン中学校にすてきなプレゼントを持ってきて下さった方々がいらっしゃったので
紹介したいと思います。
その方々は特定非営利活動法人CATiC(現在はWorld Theater Projectに名称変更中)の
活動に参加されている宮沢さん、大西さんです。
CATiCはすべての子ども達に移動映画館で映画を届けることを目指して活動している団体であり、
子ども達の夢の選択肢を増やすため、映画を届けています。

というのも、途上国の電気がない地域に住む子どもたちに将来の夢を聞くと、
「先生」や「医者」がほとんどであり、情報が少ないので身近な大人の姿からしか、
将来の自分の姿を想像できないという現実があるためです。
そのような子ども達に映画を見せることによって様々なことを映画から学んでもらっているのです。

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宮沢さん(写真左)、大西さん(写真中央)、通訳のカンさん(写真右)



早速普段の教室を手早く映画館のようにして上映開始です。
20170106_170118_0085.jpgのサムネール画像
今回上映した作品はアンパンマンの生みの親であるやなせたかしさんが原作の
「ハルのふえ」という映画です。

【物語あらすじ】
「この物語はある日、人間の赤ちゃんを拾ったたぬきであるハルが、その赤ちゃんをパルと名付け、
人間のお母さんに化けて育てはじめるところから始まります。
やがて、ハルに習って草笛を吹いていたところを通りすがりの有名音楽家に見出され、
パルは、音楽を学ぶため都会へ行くことを決意します。
コンクールで優勝するために必死に努力する姿や、母であるハルを想う姿がなんとも印象的な映画です。」
T0011504p.jpgすてきなアニメーションや音楽に、生徒たちはくぎ付けでした。
また、映画はクメール語に翻訳されているので生徒たちにも内容が分かり、
とても楽しんでいる様子でした。
20170106_170118_0150.jpgのサムネール画像
ご覧のようにみんな口をポカーンと開けて観ていました(笑)

今回は全部で3クラスの上映だったため映画を見られなかった生徒が
このように教室のありとあらゆる隙間から映画を覗き見ていました(笑)
来年は観れるといいですね。
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映画上映後には宮沢さんから「映画はどうでしたか?楽しかったですか?
また、来年も来ますので楽しみにしてください。」というお話がありました。
また、大西さんからは
「今回の映画を通してみんなの夢の選択肢が広がると嬉しいです。
また、家に帰ったら今日見た映画のことを家族の方などに話してみて下さい。」と
お話がありました。

最近は村の方でも車のバッテリーを使用しテレビを観るお家をなどがありますが、
やはりそれでもこういった映画などに触れる機会は少ないです。
あまり、観すぎるのも良くないとは思いますが、このように一つの映画を通して
学びを得られるというのはとても良いことだなと感じました。

今回の映画を通して生徒たちの将来の夢の選択肢が少しでも広がっていると嬉しいです。
そして、このような映画を届ける活動が
もっともっと多くの子ども達に届いていってほしいなと思いました。

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「ハルのふえ」はとてもすてきでなんだか癒される映画でした。
宮沢さん、大西さんありがとうございました!




榎本








スオスダイ!仲尾です。

お正月休みも終わり、お正月太りが気になっている方もいらっしゃるのでは?
前回のブログで、カンボジアの料理が美味しいために榎本さんが「太ったね」とよく言われるようになった、と書いていました。
私も榎本さんと同じく、カンボジア料理が大好きでいつもたくさん食べるため、食いしん坊な子というキャラが定着してしまっています。
昼食時などには、「本当によく食べるね~」とスタッフに驚かれます。
そんな私ですが、最近は魚料理にはまっています。特に、トライアンマチュースヴァーイ(焼き魚に酢漬けにした青マンゴーが添えられた料理)がさっぱりと食べられて好きです。



魚料理のお話を少ししましたが、魚といえば!
皆さんお気づきの通り今回のブログは魚の授業についてです。
魚の授業第3回のテーマは、「魚の体のしくみ」について。


いつもと同じように、佐藤さん、先生役の生徒たち、通訳のカンさんによる打ち合わせから。



大きな人と魚の絵。中に何か書き込めそうですね。

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そして、肺が描かれた絵本のページを開くカンさん。
さて、どんな授業になるのでしょうか。


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さて授業のスタートです。
"ヒトは一分間に何回呼吸をするでしょう"
小さな先生が問いかけます。
「じっとしているときと、動いているときでは呼吸数が違います。今回は座っているときの数を数えてみましょう。」と佐藤さん。
生徒たちは呼吸数を数えたことがないようで、物珍しそうな表情です。


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通訳のカンさんがタイマーで一分計ります。
さあみんな、一分間集中して数えてみよう!

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一分後...

「呼吸数は何回でしたか?」の問いかけに、
「18回」 「20回」 「25回」と答える生徒たち。
人によりばらつきがありますが、平常時の呼吸数が大体20回前後であることが分かりました。


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人間、そしてすべての生き物にとって大切な"呼吸"。
空気中にある酸素を体内に取り込む行為のことですね。
それでは "空気中にある酸素は全体の何%でしょうか"
これはすでに学習済みなので答えが分かるはず!!
「21%です。」とある女子生徒が答えます。
お見事。きちんと復習できていたようですね。

P1011235.JPGO2を鼻と口から体内に取り込みます、と小さな先生が説明します。

P1011237.JPGさて、ちゃんと覚えていてくれてほっとしたところで次の質問です。
"ヒトの呼吸をつかさどる器官はどこでしょうか"
「肺です」とまたある生徒が答えました。
正解です。
また肺は胸の右側と左側に1つずつあること、酸素を取り込むだけでなく、
二酸化酸素を外に出す役割もあることを勉強しました。
肺の絵を先生がヒトの絵の中に書き込みます。
これで肺についてのイメージがしやすくなりました。

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それでは、"人間と同じように肺を使って呼吸をしている生き物はほかにどんなものがあるでしょう"
 黒板に貼られた紙に描かれているのは、イルカ、ウシ、ニワトリ、カメ、カエル、オタマジャクシ、コオロギ、そして魚です。
少し難しい質問だったようで、実は小さな先生と佐藤さんの打ち合わせでも、正解者が出ませんでした。
正解は、イルカ、ウシ、ニワトリ、カメ、カエルの5つ。
(これらのうち牛の絵は私とカンさんで描いたのですが、どうやらブタにもみえたらしく、ウシブタがいる~、と小声で生徒が話していて恥ずかしかったです(笑))

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魚は肺を持つ生き物には含まれていないので、ヒトとは違う呼吸の仕方をしているということですね。
ここからが今回の授業の重要ポイント!
"魚はどうやって呼吸をしているでしょう"

先生が真剣な表情で説明します。
「魚は目の後ろに鰓というものをもっています。この鰓を使って水中の酸素を体に取り込み、二酸化炭素を外に出します。」

そしてもう一つ重要なことが。
それは、一部の魚は水中での鰓呼吸に加え、空気中の酸素を使った呼吸もできるということ。
それらの魚に共通しているのは鰓のほかにも、"ラビリンス"という器官を持っているということです。
ラビリンスは鰓の上のほうにあります。この器官を使うことで空気中での呼吸が可能になります。
小さな先生が絵本を開いて説明していますね。


このラビリンスをもつ魚は世界的にも珍しいのですが、ここカンボジア、もちろんアンコールクラウ村にもこの種の魚がたくさんいるそうです。
生徒たちもそれをきいて少し得意げな表情をしていました。



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この下の写真の絵に描かれた、四匹の魚の小さなイラスト。
キノボリウオ(左上) ライギョ(左下) クララ(右上) グラミー(右下)。
これらの魚がラビリンスを持つ種です。
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授業ではこれ以上のことは触れていませんが、ラビリンスを持つ魚について、もうすこし掘り下げたことを佐藤さんにお聞きしてみました。

まず基本的な情報として、ラビリンスを持つ魚の多く(すべてではありませんが)はスズキ目の魚だということ。

スズキ目を代表する魚は、日本でもよく食されているスズキや鯛ですね。

スズキや鯛など、スズキ目の魚は、第1背びれと第2背びれの二つの背びれを持っています。

第1背びれは、ギザギザとした固い棘のような鰭が連続しており、その後ろにある第2背びれは見た目でも柔らかそうな細い筋が集まっています。

佐藤さんによると、

「魚の分類学的には第1背びれと第2背びれがわかれていない魚は古くからいる魚のグループといわれており、スズキやタイの様な背びれを持つ魚たちはその後に進化して2つの違う背びれをもつようになった魚なので比較的新しい魚のグループといわれているのだそう。

ラビリンスを持つ魚も同じ背びれのスタイルをしています。

このことから、ラビリンスを持つ種はスズキ目の魚なのだということがわかりますね。また、この種は比較的新しい魚のグループ(佐藤さんによると、恐竜時代にはまだ誕生していない)なのだということもわかりました。



そして、なぜカンボジアにこの種の魚が多いのかについて。

カンボジアを含むインドシナには低く平らな平野部が広がっています。

その平地は雨季と乾季で水が引いたり氾濫する場所があり、それらは氾濫原といわれ、アマゾンやアフリカの一部にも同様の氾濫原があります。

そしてこの氾濫原は一時的にできる水たまりや湿地に似ているため、水の中の酸素量がとても少なくなってしまう時期があるそうです。


そのためにそのようなエリアに生息する魚は、

「長い年月の間に水中の酸素だけでなく空気中の酸素を取り込めるようになったのではないか」と教えていただきました。

しかし明確な答えはまだ分からないのだそう。

ラビリンス、"迷宮"という意味の通り、謎多き器官ですね。



ちなみに今回授業で登場したラビリンスを持つ魚"キノボリウオ"、面白い名前ですよね。
雨天時などには地面をはい回ることができてしまうのだそう。
その命名の由来は、「鳥に捕まって木の上に運ばれたのを見つけた人間が、木に登れる魚だと信じ込んだ」ところからきているという説があります。
ということで実際には木に登ることができないのです。
私はてっきり木に登るから「キノボリウオ」なのだと思い込んでいたのですが...。







そして、今回の授業を締めくくる、小さな先生からのメッセージ。

魚は水中の酸素を取り入れることで呼吸が出来ていますが、その水が汚れていると、水の中の酸素が少なくなって、魚が生きていけません。

ラビリンスを持つ魚は水中で鰓呼吸をするほか、空気中の酸素を使っての呼吸もできますが、
基本的には水中に生息しているため、水が汚いと病気にかかって死んでしまいます。


「池や川、魚が住む環境を美しく保つことが大切です」





少し時間が余ったので佐藤さんが、きれいな村と汚い村を描いてみましょう、と生徒たちに提案しました。


きれいな村の絵は、ハスの花が咲いて、水も青く、平和な感じです。
生き物が理想とする環境です。

P1011258.JPG汚い村の絵は、思いっきり汚して描いてくれました。
沢山のゴミが水の中に落ちていて、太陽の表情も悪そうですね(笑)

P1011257.JPGどちらの村が良いかはだれが見ても一目瞭然。
魚の授業を通して、すべての生き物が元気に生きていくために、
環境を美しく保つことの大切さも学ぶことが出来ました。
生徒たちも自分の村をきれいに保とう、という自覚を持ってくれたのではないでしょうか。



私は今回の授業を通して初めて、"ラビリンス"という器官を持つ魚がいること、
その種の魚がアンコールクラウ村に多く生息していることを知りました。
水がないのに元気に跳ね回っている魚をシェムリアップの市場で見かけたことがあり、
不思議に思っていましたが、あの魚たちはラビリンスを持っていたのだということが分かりました。

姿かたちを変化させ、長い年月をかけて生活環境に適応していく生き物たち。
ラビリンスを持つ魚もそのような進化を遂げた生き物の一種です。
神秘的でとても面白いと思いました。



次回の授業は課外実習。トンレサップ湖へと出かけます。
トンレサップ湖は東南アジア最大の湖。たくさんの淡水魚が生息している場所です、
一体どんな授業になるのでしょうか。いまからわくわくします。


仲尾

このプロジェクトは、三井物産環境基金2014年度活動助成を受諾し、
(一財)国際開発センター(IDCJ)とJSTが共同で行っているものです。

こんにちは!
最近カンボジアのおいしいごはんをたくさん食べているせいか、「太ったね!」
と良く言われるようになってしまった榎本です。笑

本日は魚の授業3年目、第2回となるバイヨン中学校での授業について
紹介させて頂きます。

授業のテーマは「私たちヒトや魚などの生き物はいつ?どのようして生まれたのか?」です。

今回も前回の授業と同様に上級生が1年生のクラスで授業を行うという形を取りました。
その為、小さな5人の先生たちは事前に
毎度お馴染み、シェムリアップ淡水魚研究所の佐藤智之さんとの
授業内容の打ち合わせをしました。
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緊張して内容を忘れちゃうかもしれないので、
小さな先生たちは、一生懸命佐藤さんの話すことをメモにとります。
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そうしてしっかり打ち合わせを済ませてから、いざ授業へ!!!
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小さな先生たちはやや緊張気味です。笑

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始めの挨拶をして、まず最初の切り出しは、
「生き物は何で出来ているでしょうか?」という質問からです。
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勢い良く生徒たちから手が挙がります!!!
何人かの生徒たちが答え、惜しい解答をした後、
クラスの中で「一番、一番!!!」と声が上がります。
みんなの目線の先はこの少年。
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彼はこのクラスで一番の物知りで、みんなから一目置かれた存在なようです。
うーん。と悩む彼。
そしてパッと立ち上がり、
「生き物はたくさんの細胞が集まって出来ています。」と答えてくれました。

...大正解です。(ちなみにヒトの体は約60兆個の細胞によってできているそうです。)
みんなからはさすが~というようなどよめきと拍手が起こりました。

なんだかこの光景、私も小学校、中学校の頃クラスであったなあ、なんて
懐かしい気持ちになりました。
クラスに必ず一人はいる物知りなクラスメイト、皆さんもいたのではないでしょうか?笑


そのような形で授業は進んでいき、ヒトはいつ生まれたのか?
という話題に話は移っていきました。
生徒の皆が考えやすいようにまずは、
小さな先生が「アンコールワットが出来たのはいつでしょう?」という質問をしました。
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すると生徒が自信満々に手を挙げ、1000年前!と答えてくれました。そうですね。
アンコールワットは12世紀前半に建立された寺院ですので
おおよそ1000年前にできたといえます。

ではヒトは?????

「なんとヒトの始まりは500万年前なんです。」
小さな先生がそう言うと「え?500万年前!?」と何度も聞き返す生徒が多数。笑
アンコールワットですら、すごく昔のことに感じるのに500万年前となると
一体どれだけ昔なんだという感じですよね。

ではそのヒトの始まりはなんだったのか?
これは皆知っていました。
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サルですよね。

ではヒトが昔サルだったという証拠が今もヒトの体に残っているのをご存知でしょうか?
生徒たちも一生懸命考えます。
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正解を知っている小さな先生たちはにやにやしています。笑

なかなか答えがでないので正解を言いました。


正解は...!尾てい骨の出っ張っている部分です。
これはヒトが進化する前に尻尾があったという証拠だというのを皆さんはご存じでしたか?

生徒の皆も知らなかったようで尻尾の証拠を確認してはケラケラと笑っていました。笑
私もこれは初耳で面白い発見でした。

今回の授業はここまででした。
小さな先生たちからたくさん面白い知識を教えてもらいました。

また、次回の授業が楽しみです!
小さな先生たち、佐藤さん、そして通訳のカンさんお疲れさまでした(^o^)
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榎本


このプロジェクトは、三井物産環境基金2014年度活動助成を受諾し、
(一財)国際開発センター(IDCJ)とJSTが共同で行っているものです。




スオスダイ チュナムトゥメイ!(あけましておめでとうございます)
仲尾です。
今年のお正月はどのように過ごされましたか?
おうちでゆっくり過ごされた方、バーゲンセールへと参戦した方、様々でしょうね。
現在はお正月休みも終わり、学校に、仕事に、とそれぞれの日常が戻ってきたところでしょうか。


私は元旦、初日の出を見ようと意気込んだはいいものの、起床したのが朝8時...。
悔しかったのでトンレサップ湖に沈む初夕日!?を見に行きました。
同じ太陽には変わりないので満足です(笑)。

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さてさて、1月3日に、大阪からいらっしゃった教員の方々とアンコールクラウ村の子どもたちとで
交流会が行われました。この方たちは毎年子どもたちと交流しに来てくださっているそう。

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子どもたちを楽しませるために様々な準備をしてくださいました。


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これらの道具を使って美味しい実験の始まりです。


写真左側のマシーンとザラメを使って綿あめを作ります。                                                
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ザラメをマシーンにいれて、(いっぱい作りたいからって入れすぎ注意)
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火であぶります。熱いから気を付けて~!

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マシーンのモーターを回すと白いふわふわとしたものが出てきました!
わたあめです(^^)
どうして急に白い綿がでてきたんだろう!目をまん丸くして驚く子どもの姿も。



Image_94a5869.jpgこの白いふわふわはいったい何だろう...。最初は警戒していた子供たち。
一人の子に先生が白いふわふわしたものを手渡します。
食べた子が「美味しい!」顔で語ってくれました。
そしてその正体が甘い綿あめだと気づいた子どもたち。
二回目に作った時には、我先に!と取り合いが始まっていました。

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「プアエム!」(甘い) 「チガニュ!」(美味しい)と言いながらもぐもぐ。
綿あめの作り方を習得した子どもたちは、「先生もどうぞ」と
大きな綿あめを作ってプレゼントしてくれました。
一口食べてこの表情。甘いものは人を幸せにしますね~。

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次はポップコーンづくり。
トウモロコシをアルミのお皿に入れて、
火で温めます。
するとポンポンとトウモロコシのはじける音が!
香ばしいにおいも漂ってきて、思わず「チュゴイナ~」(いい匂い~)。


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チーズ味のポップコーンが出来た!
と思ったら人気ですぐになくなってしまいました。
子どもたちは本当にお菓子が大好きです。
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最後はデカパンおやつ食い競争(^^)
お目当てのお菓子めがけて猛ダッシュ!!!
お菓子をゲットできるとあって、瞬発力が素晴らしいです。

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ガブリといきます。これがなかなか難しかったようで...。
ササッと噛みついて取れる子もいるのですが、悪戦苦闘する子続出。
見ている側は楽しいのですが、当の本人たちは必死の形相。
最後にはみんな無事にお菓子をゲットできました。

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最後に記念撮影を。
先生方のおかげで子どもたちは楽しい午後のひと時を過ごせたと思います。
本当にありがとうございました。


いつもクラウ村を訪れると思うのですが、村の子どもたちの笑顔は本当に宝だなぁと!
私は一人っ子です。少し大げさだと思われるかもしれませんが、
村を訪れた際にいつも笑顔で駆け寄ってくれる子どもたち(初対面でもフレンドリー!)が
小さな妹、弟に思えて、いとおしい気持ちになります。
今回訪れてくださった先生方たち含め、アンコールクラウ村を支援してくださる方々も
彼ら彼女らのこの無邪気な笑顔のファンなのではないかなと思います。
私もファンの一人として子どもたちの笑顔の瞬間を残り二カ月、
追いかけていきたいと思います。

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仲尾


こんにちは!

明けましておめでとうございます。
皆様は年越しをいかがお過ごしになられたでしょうか?

こちらでは花火を何発も打ち上げ、賑やかに年越しの瞬間を祝っていました。

さて、今回のブログで紹介させて頂くのは安田女子大学の先生方による
バイヨン中学校での被服製作授業の様子です。
今回の授業が行われるにあたって安田女子大学の方々からミシン32台、アイロン3台、
その他ミシン部品、マジックペン、ボンド、はさみなどたくさんのものを寄付して頂きました。

カンボジアの中学校では家庭科の授業はありますが、
家庭科の本を読むだけで終わってしまうなど、あまり授業内容が充実しておりません。
ですが、このバイヨン中学校では週に一度家庭科の授業で調理実習をするなどして
熱心に取り組んでいます。

そして今回安田女子大学の方々のご協力により
新たにミシンを用いての被服製作授業が実施されることになったのです!!!

では全4日間に渡った授業の様子を一挙にご覧ください!
ミシンを使ったことがない生徒が多い中、
どういった様子で服が作られていくかに注目して頂ければと思います。


毎日午前は生徒が授業を進めやすくするために授業準備を行い、
午後からが授業という形でやっていきました。
1日目は午前の準備を終えたあと、午後に女子生徒が約20名集合し、席につきました。


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なにやら緊張気味です。笑 これから始まる授業にドキドキしているのですね。


まずはミシンの上糸と下糸通しをしてから、試し縫いをしました!
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試し縫いでこつをつかみ、余裕の表情を向けるカンニャーちゃんです。笑
試し縫いでミシンの使い方が分かってきた生徒たちは試し用の布をひたすらミシンにかけていました。

この日はこのようにミシンの使い方を練習して授業を終えました。

2日目からは袖付けと襟付けにチャレンジしていきました。
カーブになっている部分は難しいようで生徒たちは大苦戦です。

1483323972704.jpg二人で慎重に進めています。

カーブを縫うところで失敗して縫い直しになってしまう生徒が続出しました。笑
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失敗したところはこのように二人で協力して糸を外していきます。
だれかが失敗すると自分の作業を一度中断してサポートする、
そんな姿がたくさん見受けられました。

この日は袖付けをほとんどの生徒が済ませることができましたが、
襟付けまでたどり着かない生徒も多くいました。
そんな生徒たちのために夜遅くまで安田女子大学のみきえ先生とゆりこ先生が
襟付けまで進めてくださいました。

本当に感謝です。

そのため翌日からは服の脇の部分を縫っていきました。
この脇の部分もこれまた難しく、袖付けのときに微妙なずれがあると
上手く縫うことができないなどのトラブルが起こってしまいました。
ですが、みんな何度も微調整をしてここまで完成させました!
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やっと服の形が見えてきましたね!



そして最終日!

後はボタン付けだけというところまで来ました。
ゴールが見えてきたようで生徒たちもより一層やる気が高まっていました。

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そしてやっと...できました!!!
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正確にいうとまだ少し手をいれなければならないのですが...。
続きはまた後日ということになりました。

ひとまず!完成です!!!

すべての生徒たちが馴れないミシンを使いブラウスを作り上げたこと、
これは生徒たちにとってとても大きな経験になったのではないでしょうか。

今回作ったブラウスはバイヨン中学校の制服として使えるものとなっているので、
近いうちに自らが作ったブラウスで登校して来てくれることを楽しみにしたいと思います。

これをきっかけに生徒たちがミシンに興味を持ち、
将来の職業選択の一つとしてミシンを扱う仕事のことなどを
考えられるようになったらいいなと感じます。
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安田女子大学の皆さん、生徒たちにすてきな機会を与えて下さり
誠にありがとうございました。



榎本