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カンボジア生活情報誌「NyoNyum77号」(2015年6月発行)に掲載された小出陽子のエッセイです。

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こんな感じでエクササイズ、やっています!
子供もうろうろ・・・・。そのうちに大人より上手に踊れるようになるのですよね。
カンボジア生活情報誌「NyoNyum76号」(2015年4月発行)に掲載された小出陽子のエッセイです。
名古屋環未来研究所にご支援いただき、バイヨン中学校で野菜栽培を始めました!

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150924_01.JPG休み時間に生徒たちが野菜の世話をしています。これは空芯菜を収穫しているところです。


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皆で育てたひょうたんかぼちゃ、なす、キュウリと一緒に記念撮影。収穫はうれしいものですね!

150924_03.JPGCafe Moi Moiではこんな宣伝をして、バイヨン中学校の有機栽培野菜をアピールしています!

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Cafe Moi Moiで野菜を調理してもらい、バイヨン中学校の先生方全員で試食会。
どの料理もとっても美味しかったです!
カンボジア情報誌「ニョニュム75号」(2015年2月)に掲載された小出陽子のエッセイ18回目です。

この記事を書いたのは約9か月前。その後、5人の専任教師のうちベテラン教師の1人は、シェムリアップ市内の中学校でなければ教えたくないとのことで、バイヨン中学校に来なくなりました。

3年目の新学期は11月に始まります。さて、何人の専任教師が派遣されるでしょうか・・・。

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カンボジアの田舎の学校では、始業式や卒業式がありません。
始業式の代わりに行われるのがこれ。
生徒たちが学校の周りを掛け声とともに練り歩き、「学校がはじまりますよ。学校に行きましょう!」と村人にお知らせする大切な学校行事です。
こうすることによって、学校の存在に無関心な家庭に始業のお知らせを行い、一人でも多くの子供を学校へと促すようにしているのです。

カンボジア生活情報誌「ニョニュム74号」(2014年12月)に掲載された小出陽子のエッセイ17回目です。

予想外のことが突然起こるカンボジアですが、日本人にとって異国の地であるのでそれも当然。
流れに身を任せて、楽しく平穏な日々を過ごしたいと願う毎日です。


こちらがMoi Moi農園内(私有地)に出来上がった「堰」です。すごいものができてしまいました。。。

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こんにちは!

これまで数回にわたってお届けしてきた
関西学院高等部のスタディーツアー報告もいよいよ今回が最終回です。

【8月23日(日)】
カンボジアスタディーツアーも今日が最終日。

この日のテーマは「農村自立支援」。
みなさんには、JSTの農村支援の現場である
バイヨン中学校とアンコールクラウ村を視察していただきました。

午前中はバイヨン中学校で
JSTインターン生であり関西学院の先輩でもある滝澤の
日本語授業を見学してもらいました。

教室に入るとたくさんの生徒が!

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こんなにたくさんの生徒を教えているんですか?と
みなさんも驚かれた様子。

それもそのはず。
日曜日の日本語のクラスはこれまでバイヨン中学校の生徒
つまり中学生が受けていたのですが、
ある日からどこで噂を聞いたか知ったか分からないのですが
小学生が「勉強したい」と参加するようになったんです!

そんな突然の出来事に
滝澤はクラスを2つに分けて別々の授業を行うなど対応しています。

ということでこの日の日本語授業も
中学生向けと小学生向けに2つの授業が行われました。

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中学生のみんなには「干支」
小学生のみんなにはひらがなの特に「が」といった「濁音」の授業です。

高校生のみなさんも教室のなかを見回りながら
ひらがなを書くお手伝いをしてくださったり、ノートにお手本を書いてくださったり
一緒に発音の練習をするなど、たくさんのサポートをしてくださいました!!

少し余談になりますが、カンボジアの豆知識を一つ。
カンボジアにも「干支」はあるのですが、実は動物が日本と少しだけ異なります。

例えば...
ひつじ年⇒「やぎ」年
いのしし年⇒「ぶた」年  なんだそうです。

もしかしたら「やぎ」や「ぶた」の方が
カンボジアの人にとって身近な存在なので選ばれたのかもしれませんね。
(あくまで私の解釈なので本当かどうかは分かりません)

授業の最後には生徒のみんなが練習してきた
「幸せなら手をたたこう」を歌いました!!

日本語授業の見学は高校生みなさんにとっても印象的だったようで
いろんな感想を聞くことが出来ました。

「大学生になったらこんなことも出来るんですね」
「生徒のみんなが一生懸命授業を受けている姿が印象的でした」

私たちインターン生の姿をみながら
自分の将来や途上国とのかかわり方を考えるきっかけになりました!
という、嬉しいコメントもいただきました。

そのあとは今日の活動のメインでもある
アンコールクラウ村のコミュニティーセンターに向かいました。

ここでは、毎週クラウ村の子供たちに絵を教えてくださっている
「小さな美術スクール」の笠原先生のお話を伺いました。

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笠原先生は学生のうちにある程度の自分の生き方を固めておられたそう...

このスタディーツアーでは、カンボジアで活動されている
様々な方のキャリアデザインや生き方などのお話を聞くことができ
これからの将来を考えていくうえでもたくさんのヒントがあったかもしれませんね。

もうそろそろお腹も空いてきた頃
お昼ご飯は村の青年たちと一緒に作ります!
メニューは「豚肉の生姜炒め」と「鶏肉のレモングラス炒め」です。

スタッフや村の青年たちからアドバイスを受けながら調理スタート!

みなさんなかなか苦戦されている模様...(笑)

無事おいしそうなご飯が完成しました!

みんなでわいわいおしゃべりしながらご飯をいただきました。

お昼ご飯の後にはチアさんの案内でクラウ村の民家をまわりました。


そして、いよいよ待ちに待った村の子供たちとの交流!

サッカーやなわとび・お絵かきなど、それぞれ思い思いに子供たちと遊びました。

サッカーでは子供たちと年齢差はあるものの、熱戦が繰り広げられていました。

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みんなはだしで本気の勝負です!

小さな子供たちは、高校生のみなさんが日本から持ってきて
くださったうちわにお絵かきをしていました。


世界に一つだけのマイうちわが完成しました!

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一方こちらでは村の中学生を中心に大繩で盛り上がりました。

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最初はみんな並んで跳んでいたのに
いつの間にか跳びながら相手を叩いたりして新しいゲームができてる...!

どこの国でもちょっとした悪ふざけは健在のようです(笑)

最後はみんなで日本の童謡を歌ったりアラピヤを歌ったりして大盛り上がり!

やっぱり自分たちと年の近い人と交流できるのは楽しいよね!!

楽しい時間を過ごすことができました!ありがとうございました。

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みなさんも帰るのがなんだか名残惜しそう。
子供たちが見えなくなるまでずっと手を振り続けていました。

そしてこのスタディーツアーももうすぐ終わり。
最後にCafe Moi Moiでご飯を食べながら
このスタディーツアーをみんなで振り返りました。

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このスタディーツアーを通して
「自分がこれまで考えていた途上国とはまた違ったものを感じました」
「どんな関わり方ができるのかもっと考えたい」
「自分の将来を考えるきっかけになった」
など、それぞれみなさん自分なりの「何か」を掴まれたようです。

なによりみなさんから
「カンボジアに来れてよかったです。
カンボジアが大好きになりました!また来たいです!」という
声が聞けて、私もそしてスタッフも嬉しかったです。

この1週間きっと日本では得られないような貴重な経験をたくさんして
多くのことを感じ学ばれたことと思います。

ここで得たこと・学んだことをぜひいろんな人と
共有しながら自分の中に落とし込んでいってほしいなと思います。

報告会でみなさんのお話を聞けるのを楽しみにしています!

そして短い間ではありましたが、
生徒のみなさんの明るさと熱心さにたくさんの刺激を受け
私も多くのことを学ばせていただきました。

本当にありがとうございました。


籔内



こんにちは!

今回も関西学院高校のみなさんのスタディーツアーの様子をお届けします。


【8月22日(土)】
カンボジアスタディーツアーも5日目となり後半戦に突入しました。
今日も気持ちのいいぐらいの青空が広がるなか一日がスタートしました。

前日は、バイヨン寺院を中心に
遺跡修復を通した人材育成支援の様子を見学していただきました。
カンボジアならではの支援の仕方から学ぶこともあったのではないでしょうか。

さて、この日のテーマは国際協力の現場においての「教育支援」と「漁村自立支援」です。

午前中は、JSTの活動拠点の一つでもあるバイヨン中学校で
教育支援の現場を見学していただきました。

まず校長先生から
バイヨン中学校の周辺地域の教育状況に関するプレゼンを聞きました。

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生徒たちが辞めないためにどんな取り組みをしているのか
辞めてしまった子たちになにかアプローチをしているのか
親に教育を理解してもらうためにどんなことをしているのか
など、たくさんの質問があがりました。

たくさんの鋭い質問に校長先生も驚かれていました。
高校生のみなさんの真剣な質問に校長先生も熱く答えてくださいました!


カンボジアの教育状況について知った後は
いよいよ待ちに待った生徒のみんなとの交流の時間です!!

3つのグループに分かれて交流を楽しみました。

あるグループでは教室に集まって折り紙で何かを作っている様子

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お兄さんたちに教えてもらいながら紙飛行機をみんなで作っていたみたい!

自分の紙飛行機を手にみんな外に飛び出しました。

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いろんな色の紙飛行機が空を飛んでとってもきれいでした。


こちらのグループではどうやら風船で遊んでいるみたい。

風船をバレーボールみたいにして遊んだり、投げ合ったり..(笑)

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.どこに飛んでいくか分からないのが面白いみたいで
みんなの楽しそうな笑い声が聞こえてきました!

このグループは校庭で何をしているかというと...

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もうみなさんもお分かりですよね。

大人気スポーツ、サッカーです!

バイヨン中学校男子生徒 VS 関西学院高等部

自分たちと年の近い高校生と一緒にサッカーができるのは
やっぱりみんな嬉しいようで、とっても楽しんでいました!

全力でプレーをしているみんなはとっても輝いていました!!

一緒に仲良く遊べば、もう友達!!

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言葉の壁なんて関係ありません。

名残惜しいですが、交流の時間ももうすぐ終わり。

「またバイヨン中学校に来るね!」
「日本にもいつか遊びにいくね!」

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短い時間ではありましたが、
みなさんとても良い時間を過ごされたようです。

お互いの生徒たちがずーっと手を振りあっていたのが印象的でした。


一行はみんなに見送られながら
午後の目的地、トンレサップ湖に向かいます。

トンレサップ湖はカンボジア最大の湖。
雨季にはその大きさは日本の琵琶湖の数倍にもなります。

まずはトンレサップ湖を船でまわり水上で生活する人々の暮らしを見学します。

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船に乗るとさっそく小さな子供たちがマッサージのサービスをしてきたり
小型の船が近づいて子供が乗り込んできて飲み物を売ったりしてきます。

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水上で暮らす人々の暮らしは日本ではみることの出来ない光景です。
実際に訪れて自分の目でみることで学ぶことも多くあったのではないでしょうか。

途中レストランの展望台にのぼりトンレサップ湖を見渡しました。
一面湖が広がっていてその大きさがよく分かります。

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なによりよいお天気だったので
地平線を挟んだ湖と空の色合いがとっても印象的でした。

クルーズを通して、自分たちの目で
人々の暮らしや生活の知恵などを生で感じることができ貴重な経験になったと思います。


その後、日本ユネスコ協会が支援している寺子屋を見学しました。

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ここトンレサップ湖で生活する人々は
水位によって移動したり生活のリズムが変わってしまうため、
継続的に学校に通うことが難しいという問題がありました。

そのため読み書きをしっかりと勉強できないまま大人になってしまう状況がありました。

そこで識字教育の普及として
この寺子屋では、水上に暮らす子供たちにクメール語や英語の授業をしています。

またここでは、識字教育の他に
ホテイアオイを使ってお土産を制作するといった職業訓練も行われています。


今回は、ホテイアオイのコースター作りに私たちも挑戦!!

スタッフや子供たちに教えてもらいながら編み込み方を教えてもらいます。

みなさんパッパと見本を見せてくださるので簡単そうに見えるのですが、
いざ自分でやってみると、これとっても難しいんです。

編む順番が分からず右往左往している私の隣で
高校生のみなさんはさっそく作り方をマスターしたのか
サクサクと編み込んで作っています!

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飲み込みが早い!

一時間近くでこんなコースターが完成しました!

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みなさん綺麗なコースターを作られるので、
教えてくださったお姉さんたちも「サアート」(綺麗)と褒めてくださいました~

最後に作ったコースターと一緒に記念にパシャリ。

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この日は教育と漁村の自立という2つの分野から
カンボジアが抱えている問題とそれに対して行われている支援の
アプローチの仕方を学びました。

スタディーツアーも明日でいよいよ最後になりました。
最後までカンボジアのいろいろな面を知って感じて、
たくさんのことを吸収して帰ってほしいなと思います!!


籔内


こんにちは!

日本の学校では夏休みが終わり新学期が始まった頃でしょうか?
夏休みはみなさんいかがでしたか?

JSTではこの7月~8月にかけて
多くの学校や学生さんのスタディーツアーを受け入れてきました。

私もたくさんのツアーに同行させていただき
いろんな年代の方との出逢いがありとってもよい機会でした。

そして先日8月18日~8月23日にかけて
関西学院高校の生徒さんがスタディーツアーに来られていました!

これから全日ではないですが、
私がご一緒させていただいた数回のツアーでの
関西学院高等部のみなさんの活動をお届けしていきます!

【8月20日(木)】
この日はカンボジアスタディーツアー3日目

前日は、JSTの代表であるチアさんのプレゼンテーションを聞いたり、
カンボジアの象徴でもあるアンコールワットや地雷博物館を訪問されたりと
カンボジアの歴史・遺跡を全身で感じる忙しい一日だった様子。

関西学院高校のスタディーツアーでは毎日テーマに沿って活動されています。
3日目にあたるこの日のテーマは国際協力の現場においての「農村自立支援」でした。

まずシェムリアップ市内にあるNPO法人かものはしのオフィスを訪れ、
団体の経緯や活動の概要についてのお話を聞きました。

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かものはしさんは、子どもの売春問題にフォーカスした活動をされています。

カンボジアだけの問題ではありませんが、
特に子供たちの売春は深刻な社会問題です。

特にカンボジアでは、ポルポト時代の影響があり
国を作り支えていくはずの大人が少なく国としても脆弱です。
それゆえ貧困に苦しむ人がいて、子どもが出稼ぎに行くことも珍しくはありません。

この問題が存在するのは
売らなければいけない状況と買うことのできる状況があるからで
そこに焦点をあててビジネスとして解決しようと活動されているのが、
かものはしさんのプロジェクトです。

売り買いが成立してしまっている状況があること
社会問題をビジネスで解決しようとすること

など、生徒のみなさんにとっても「支援」を考えるうえで
たくさんのヒントや学びがあったのではないでしょうか?

また新しい視点からカンボジアを見る機会になったと思います。


その後、オフィスからは少し離れた村のコミュニティーファクトリーに移動し、
かものはしさんのプロジェクトが実際に行われている場を見学させていただきました。

ここでは、かものはしさんが生産・販売されている
いぐさを使った商品の製作過程を見学しました。

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かものはしさんでは、特に女性の自立支援を行っているため
このファクトリーで働いているほとんどは女性のみなさんです!

いぐさの草織りを体験させていただくことに...

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見ている分には簡単そうなのですが、実際やってみるととっても難しいんだそう。

次の工場の中では女性のみなさんがミシンで布の縫製をされていました!

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この工程が一番人気の職種だそう!
というのも、ミシンのスキルがあれば自分でお店を開いたり
仕事を探すにしても優位になるからだそうです。

ここで印象的だったのは、働いている女性が
とにかく楽しそうに笑顔で働かれていたことです!!

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ファクトリーの中は笑い声の絶えない、とても素敵な環境でした。


その後30分ほどの自由時間があり、
ファクトリーに併設してあるショップでみなさんお買い物を楽しんでいました!

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さっき出会った女性の方が作ってくれたのかな?
そう思うと商品を選ぶのも自然と楽しくなりますよね!!

最後に
かものはしさんのコミュニティーファクトリーで記念にパシャリ。

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たくさんのお土産とともに市内へ戻っていきました。

私はこの日は午前中でみなさんとお別れしたため
午後は一緒にまわることが出来ませんでした。

このあとみなさんは、
タ・プローム寺院の見学やオールドマーケットでのお買い物を楽しまれたようです。


関西学院高等部のみなさんの活動は、まだ始まったばかり。
これからみなさんがどんなことを体験し感じるのか楽しみです!!


籔内

こんにちは!

何回かにわたりお届けしてきたBUKASさんの活動報告もついに最終回になりました。
今回は、アンコールクラウ村の子供たちとその親を中心に行われたインタビュー調査と
その結果を踏まえて行われた発表会についてお伝えします!

クラウ村でお祭りが行われた次の日、
子供たちとその親を対象にしたインタビュー調査が行われました。
(お祭りの様子についてのブログはこちら)

この調査でBUKASのみなさんは
子供たちや親が「学校についてどう考えているか」調査されました。

ここでは調査を通して分かったことなどを少しご紹介したいと思います。


私が同行したグループでは主に
小学生から中学生の年代の子供たちを中心に聞いてまわりました。

どの家庭も私たちの訪問と調査に快く応じてくださいました。

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調査した多くの家庭では、子供たちは学校に通っていました。

なぜ学校に通っているの?という質問に

「将来いい職業に就きたいから」
「知識を増やしたいから」という答えが多くあがりました。

何をしている時が幸せ?という質問では、
多くの子供たちが「学校に行って勉強してるとき」
「学校で友達と遊んでいるとき」など、
学校が楽しいことをいきいきとした目で話してくれました。

また子供たちだけでなく、親にもインタビューを行いました。

ここで、4人の子供を学校に行かせているあるお母さんのお話を紹介します。

なぜ子供たちを学校に行かせているのですか?という問いに

「うちの家にはポルポト時代の影響もあって財産は何にもないんです。
だから何も子供たちに残してあげられないから、
せめて知識をつけていい暮らしをしてほしいと思って学校に行かせています」と
答えてくださいました。

と同時に、教育費が心配だとお母さんは話してくださいました。

お父さんが亡くなられたため、今はお母さんの収入が家族の支えになっています。
収入も不安定なため、今はお金を借りたりしてやりくりされているそうです。

「今は大丈夫でも家庭の状況もあって、学校を続けていくサポートをどこまで
できるかは分からないから子供たちに申し訳ないわ」

そう語るお母さんの目が少し潤んでいました。

学校に通うことのメリットやいいこと・楽しみをたとえ子供たちや親が知っていたとしても、
通うことを続けるのが困難な状況があるのだということを改めて実感しました。

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インタビューをしていて嬉しい話を聞きました。

それは、子供たちや親からも
「中学校を卒業したら高校に通いたい」
「高校をこの近くに作ってほしい」という声をたくさん聞いたことです。

これは私にとっても嬉しい言葉でした。

子供たちが自分たちでさらに「勉強をしたい」という選択をすること
そして親がそれに賛同して支えていこうと思っていること

その思いを私もしっかり受け止めました。

高校が出来れば、子供たちの将来の選択の幅が広がっていきます。
そうなるために私も役に立ちたい...そう感じた時でもありました。

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しかし、全ての子供たちが学校に行えているわけではありませんでした。

調査の中である女の子に出会いました。

彼女は13歳。
小学校を卒業したものの現在中学校に通っていないようでした。
詳しく話を聞いてみると、家から学校まで遠いのと
行くタイミングを逃してしまったため中学校に通っていないとのことでした。

今は何をしているの?と聞いたところ
観光客にお土産を売る仕事をしていると答えてくれました。

一通りいろんな質問をして調査を終え私たちが帰ろうとした時、
彼女が私たちのもとに走ってきました。

「やっぱり中学校に通いたい。校長先生に話したいから一緒に行ってほしい。」
そう、彼女が声をかけてきました。

このインタビューが彼女の背中を少し押す、そんなきっかけになったのかもしれません。


こうしてクラウ村の教育の状況、
そして学校に対して子供たちと親がどんなことを思っているのか
インタビューを通して垣間見ることが出来ました。

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クラウ村で行った調査の結果を踏まえた発表会が
バイヨン中学校で行われました。

この日はみなさんのご協力もあって多くの村の保護者の方が来てくださいました。

子供たちの魚の授業に関する発表が行われた後、
BUKASのみなさんによるインタビュー調査を踏まえて
活動された「夢プロジェクト」が行われました。
(魚の授業の発表様子はこちらでさらに詳しく書いています)

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夢プロジェクトの内容は、
先日の調査結果をもとに、子供たちの憧れの職業についている人たちに
どうすればその職につけるのか、なぜその職を選んだのか、などを
インタビューし子供たちに伝えるというものでした。

色々な仕事に就かれている方からいただいたムービーを
生徒たちは真剣にじーっと見ていました。

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発表終了後、
多くの生徒たちが「これからも学校に通い続けていく」
「高校に行きたい」「教師になるために勉強を頑張る」など
自分たちの思いを伝えてくれました。

また保護者の方からも
「子供たちの思いを聞いて、学校に通い続けれるようにサポートしていきたい」
といった感想がありました。

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そして発表会終了後、
BUKASのみなさんから来てくださった保護者や村のみなさんに
バイヨン中学校で育てたなまずのプレゼントがありました。

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今回の調査と発表を通して私もいろんなことを感じ考えました。

「学校に行く」ということが当たり前だと思っていました。
日本では「高校に行くこと」「大学に行くこと」までが
まるで一本の川のように自然な流れであります。

私もその流れに特に疑問をもつわけでもなく進んでいました。

しかし調査をしていて出会った子供たちの多くは、
「学校に行きたい」と選択して学校に通っていました。

だからバイヨン中学校に通う生徒たちの学ぶ姿勢が良く、
いつも積極的で好奇心がいっぱいなのかもしれません。

なあなあではないからこそ、彼らの姿がいきいきと輝いてみえました。

そんな彼らを見てきて、
私も今一度自分は何のために勉強しているのか、何をしたいのか
自分の思いを再確認する時になりました。


籔内