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こんにちは。関西学院大学よりJSTにてインターンさせて頂いております伊藤です。

私のインターン期間も228日でいよいよ終了となります。

寂しい気持ちもありますが、それを遥かに越えて嬉しい事は、いよいよ企画しておりました村での新しいツアーの販売開始が決まったことです。

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私自身、半年近くのカンボジアでの滞在を通して、人間らしい生活について考え、自分の生活も様々な点で変わってきたと実感しています。このお仕事を頂いて考えさせられることは多く、またカンボジアの昔ながらの生活が今なお残るクラウ村は、本当に素敵な所なので、その素晴らしさをお客さんに少しでも多く伝えたいという気持ちでいっぱいです。

ツアーでは、村人たちの表面的な生活物資に触れるだけでなく、ニャックタ−(精霊)や村の遺跡の存在と村人たちの関わりを知り、彼らの精神文化にも触れて頂けるようになっています。村の表面的な、物質的な違いのみならず、宗教が生活や価値観の根本的な部分に根付いていることをお伝えするコンテンツを盛り込みました。

また、彼らにとっての幸せと我々(多くの日本人)にとっての幸せ

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との違いとは何か。彼らの生活と私達の生活は明らかに異なっていることは伝わると思います。しかし、その違いが自分とは違う世界のものとして終わらせて欲しくありません。

村の人たちにとっての大切なものや幸せと、自分たちにとってのそれとは何か振り返ってもらえる機会になればと思います。

 

また、JSTが提供するこちらのツアーは、単に「村にお金を落とす。」という短絡的な意味でのツアーではありません。ツアーを作る中で、何がこの村にとって最善のことなのか悩みました。そのあたりの葛藤については、こちらからぜひ御覧ください。

ツアー企画の道のり:その1

ツアー企画の道のり:その2

 

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JSTが今までコミュニティのために、インフラや教育支援をしてきたことを今後も応援できる支えになれるということを理解できたので、私も自信を持ってこのツアーをお薦めします。

さらに、村人たち自身にとっても村に観光客が訪れ、自分たちの暮らしに興味を持ってもらう様子から、何気ないものも世界から見ると貴重な文化であることに気づいてもらえるのではないかと期待しています。

そして、自分たちの暮らしに誇りを持ち、それらを守っていってもらうことに繋がっていけばと思います。

 

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ツアーの詳細を紹介します。

カンボジアにいらっしゃいました際にはぜひご利用ください。

20149月までは試行期間として割引価格で提供させて頂きます。

 

1. ツアー行程

(参考)

8:30- BIC集合

9:00- アンコールトム北門到着

9:05- ①カンボジアのお菓子屋さん

9:15- ②村の集会所

9:25- ③アンコールクラウ小学校

10:00- ④椰子の葉工芸体験

11:00- ⑤村に残る遺跡Prasat Prai

11:40- MoiMoi 農園でランチ

13:00- ⑦牛車で移動

13:15- ⑧村のコミュニティセンター

13:30- ⑨民家訪問

14:00- ご案内終了。町へ戻る

 

2. コンテンツ紹介

 カンボジアのお菓子屋さん

餅米やココナッツなどを使ったカンボジアの伝統的なお菓子が売られています。地元の人々に馴染みのお菓子屋さんです。

② 村の集会所

村の祭りや儀式、旅人の宿泊施設として利用されています。

 アンコールクラウ小学校

村に1つしかない小学校です。小中学校でも義務教育となっていますが、入学した生徒の約4分の1程度の生徒しか小学校を卒業できないのが現状です。

 椰子の葉工芸体験

お土産を入れる箱として、街でもよく見かける椰子の葉の入れ物。一見簡単そうに見えますが、意外と難しく時間がかかります。村のおばあちゃんたちと交流をしながら作ってみてください。

 村に残る遺跡 Prasat Prai

アンコール時代の王・ジャヤバルマン7世は、王都アンコール・トムを起点とした幹線道路を整備し、1215km間隔で宿駅を、また102か所の「施療院(病人の家)」を設置しました。そこには石造の祠堂が建立され、施療院には「薬師」と「薬師如来」の像が祀られていましたが、Prasat Preiもその一つです。当時、仏教では、病気は先祖たちが犯した過ちの報いだとされ、そのため、医薬的な治療と同時に仏教に基づく療法がここで施されていました。現在も、病気の治癒祈願のために、村人たちが訪れ、信仰の対象となっています。

⑥ Moi Moi農園

カンボジアの農村風景が広がる中、村人が田仕事や牛追い、魚獲りを行う様子を眺めながら、のんびりとしたひとときをお過ごしいただけます。

⑦牛車体験

村人は、牛車で荷物を運び、牛で田を耕しています。今でも村人の生活に欠かすことができない牛車に乗って、村を散策してみてください。

⑧ 村のコミュニティセンター

JSTの村の活動拠点です。フリースクールでは、村の子供が英語、日本語、絵画などを勉強し、来訪者との交流の場ともなっています。

⑨民家訪問

カンボジアの農村の人々の生活をご案内します。

 

 

3. 催行内容

催行人数:4--12

販売予定額:40$/pax ※車両別途手配要

割引価格:30$~20149月まで)

催行期間:910月は、雨期の影響で村が浸水し催行できない場合がございます。

 

ぜひぜひ、皆様クラウ村へ遊びに来てください。

スタッフ一同心よりお待ちしております。

 

 

 


 


こんにちは。関西学院大学よりインターンさせて頂いております伊藤です。

 

少し時間が経過してしまいましたが、先月、オアシスの皆様がバイヨン中学校にて身体測定を行ってくださいまし

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た。

 

新しい体重計とお手製の身長測定器。

ゴムに吊るしたダンボール箱で、壁と頭の頂点が垂直になるように工夫されています。

壁にメジャーを取り付ければお手軽身長計の完成です!

 

 

 

子どもたちには体育の授業とマジックをローテーションしてもらいながら、身体測定を行いました。

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子どもたちは初めての身体測定なので、何をするのかよく分かっていません。

靴下を履いたまま身長を測ったり、もこもこ沢山服を着たまま体重計に乗っていたりとここでも日本の制度の高さを感じました。

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私は測定のお手伝いをしながら、「身長 -- 110 = 適正体重」くらいを目安に観察していたのですが、意外と身長と体重の比率には問題がなさそうでした。

確かに比率的にはそんなに問題はなかったのですが、彼らは身長と体重共に日本の平均値に比べて明らかに低いように感じました。

 

2013年度の日本の全国の平均身長体重を調べてみました。(参考:文部科学省、統計情報)

さて、みなさんはどんな印象を受けられるでしょうか。  

 

カンボジア人男子(61人)

日本人男子(全国平均)

平均の差

年齢

身長

体重

身長

体重

身長

体重

12

136.5

28.3

152.3

43.9

15.8

15.6

13

137.9

31.9

159.5

48.8

21.6

16.9

14

144.9

35.5

165.0

54.0

20.1

18.5

15

152.1

39.6

168.3

58.9

16.2

19.3

16

156.7

46

169.9

61.0

13.2

15.0

17

155.7

46.5

170.7

62.8

15.0

16.3

全平均

147.7

38

 

 

 

 

カンボジア人女子(58人)

日本人女子(全国平均)

平均の差

12

146.8

36.3

151.8

43.7

5.0

7.4

13

139.4

32.2

154.8

47.1

15.4

14.9

14

144.9

34.4

156.5

49.9

11.6

15.5

15

148.3

37.4

157.0

51.4

8.7

14.0

16

148.3

38.7

157.6

52.5

9.3

13.8

17

144.5

40.8

158.0

52.9

13.5

12.1

18

150.7

42.5

 

全平均

144.1

35


身長は最大21.6cm、体重は19.3kgも差が出ています。

元気そうに見える子どもたちも、確実に普段の食生活は日本とは比べ物にならないのだなと改めて実感させられる数字です。

街では、太った外国人が沢山いるのに、すぐ隣の村では十分にご飯を食べることもできない子どもたちがいるという現実。

大好きなシェムリアップの中ですが、観光地として栄え明らかな格差を目の当たりにさせられることは少なくはありません。自分はきっとここでは、お金を持っている方だから気づかないし楽しいけれど、日々格差を感じさせられて生きて行かなければ行けないのがこの国の人たちかと思うとやるせない気持ちになります。


次回もお楽しみに。