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2013年10月、バイヨン中学校が開校しました!
生徒は中学1年生の135名。
こちら、全員で撮った記念写真です!!

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開校直後に書いたエッセイはこちらです。         (よ)

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バイヨン中学校への思いは壮大です。・・・・小出陽子の連載エッセイより

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隔月発行のカンボジア生活情報誌『NyoNyum』に連載中の「シェムリアップMoi Moiライフ」では、
バイヨン中学校の創設までの経緯と創設直後の出来事を書いているところです。
まずは、2103年8月号から。(執筆者;小出陽子)


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(よ)




 

こんにちは。関西学院大学よりインターンさせて頂いております伊藤です。

私の主たる任務でもあります村ツアーの企画が順調に進んできました。

 

IMG_8835.JPG129日、12日と村出身のヨンさんと一緒にツアーで案内するスポットを中心に巡り、村の観光資源が他にもないか探しに行ってきました。

伝統的なお菓子を作る家や、村の人達の信仰対象となるお地蔵様?や、アンコール小学校などを中心に視察してきました。

 

村の人達は、外国人の私を快く家の中に案内してくれました。

お菓子も街では日本人が買いに行くだけで、10倍くらいの値段を言われることもあるのです

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が、ここでは時に無料で試食させてくれます。家の中やキッチンもどんどん見せてくれました。

村にこれから観光客を受け入れるにあたって、村の人達が外国人を受け入れてくれるかどうか少し不安でした。やはり「外国人=お金を持っている、くれる人」というイメージは拭えないと思っていました。そのため、多くの人が快く家をオープンにしてくれたことは自分にとっては有り難いことでした。

 

しかし、ある家と家の間の狭い道を通ろうとした時に、一人のおばあちゃんがお金を求めて

きました。そのお家には寄る予定はありません。私はお金を渡すか迷いました。ヨンさんは「その人の家には行かないから、払わなくて大丈夫よ。」と言ってくれました。もし、ここでお金を渡してしまったら、次来た際も払わなければならなくなります、また、村の人達に「何もしなくてもお金をもらえる」という意識を植え付けたくありません

。結局、私はおばあちゃんにお金を渡さずその場を後にしました。

 

私は村でツアーを企画することが、村にとってどんな影響を与えるのか不安になり始めまし

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た。私は村の人達がお金に執着せずに暮らしていく様子が大好きですし、守っていきたいと思っています。でも、ツアーを村に導入していくことで全てお金でしか物事が計れない貨幣経済を持ち込んでいくようで怖くなりました。

 

私はよく仕事の話もする人に、自分がツアーを作る事自体に不安を持っていることについて相談してみました。シェムリアップで活動する多くの団体が同じような葛藤を持っていると思います。皆答えはないと言います。

その人は「お金以外のものでお礼の気持が伝えられたらいいね。」と言ってくれました。うすうすは気づいていたのですが、お金でしかものを見ることができなくなっているのは私でした。

 今考えているツアーは村の文化を守ろうということで、牛車

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に乗ったり、伝統料理を村の人と作ったりするコンテンツが含まれています。一つ一つのコンテンツが村の人にとっては当たり前でも、日本人にとっては魅力的に感じるものだということを村の人達が気づいてくれたらという思いです。

JSTでは、今までの村で行ったツアーの収益の一部は個人だけでなく村全体へ生かされるように投資されています。例えば、小中学校の建設費用や、道路のメンテナンス、いずれは保健所も作ろうという話も出ています。

私は、今はまだツアーを成立させることに目が行きがちですが、村の人々にとっても喜んでもらえるツアーにしたいです。


次回もお楽しみに。