About JST
JST News!
TOP >> JST News!

1121()

こんにちは。関西学院大学の伊藤です。

今日は、JSTスタッフのSmeyくんがバイヨン中学校のある授業に参加したときの英文メモを元に、彼から直接聞いた内容も追加して提供致します。

****************************

 

IMG_0309.jpg


今日は、プノンペンにある王立芸術大学で教鞭をとるアン・チュリアン教授をバイヨン中学校にお招きし、生徒たちに向けて授業をして頂きました。

彼はクメール文化の第一人者で、大学ではクメールの文化人類学と碑文を教えています。

彼が子どもたちの前で授業をするのは初めてとのことで、どのように説明したら子供に理解してもらえるか、前の晩は眠れなかった、などと冗談を交えながら話してくださり、僕らにとってもこの授業に立ち会えたのはとてもラッキーなことでした。  

IMG_0321.jpg


授業のテーマは「アンコール地域の遺産」。

多くの写真とともに、有形および無形の遺産が紹介されました。例えば、アンコール・ワットや、バイヨン寺院、牛車やクメール料理や籠、そしてそれぞれの作り方や修復の技術に関してです。 

IMG_1695.JPG

 

←魚を獲る籠。

魚が入り込む入口部分の"仕掛け"の形などは、何百年という長い年月をかけて少しずつ改良・工夫され、今の形になった。魚獲りの籠ひとつとっても貴重なクメールの財産なのだと、先生の説明には力がこもっていました。

 



IMG_1700.JPG


 

←クメール伝統の蜜蠟も、今ではほとんど作られなくなっています。





IMG_1709.JPG







 

←村では日常的に使っている籐籠も、作れる人が減ってきています。

 

村の子供たちにとっては、生活の中に当たり前のように溶け込んでいる日常の道具ですが、街の人にはもう作れない、触れる機会が減っている貴重な文化であることを伝えてもらいました。

子どもたちは終始講義に夢中で、笑ったり驚いたりしながら授業に聞き入っていました。

それらは村の中で、代々伝わってきたものであり、これからも同じように伝えていくことは簡単なことではない、ということに気付いたようです。

 

IMG_1713.JPG

←クメール王朝時代から続く祭事の様子。




 

同時に、村の子供達にとってもなかなか見る機会のない、すでに消えつつある祭事の写真なども紹介して頂きました。伝統的な文化が多く残っているとされるバイヨン中学校周辺の村落ですが、近年、便利な道具や生活が手に入りやすくなり、手間のかかる技術や文化に触れる機会は減っているようです。

 

無形遺産は、その技術を持った人が誰にも伝えないまま死んでしまえば、そこで技術の継承は途絶えてしまい、容易に消滅してしまいます。

これからは、文化を受け継ぎ、後世に伝え、互いに共有していくことが大切だと思います。

 

アン・チュリアン先生、ありがとうございました!

(原文)

Today, JST had invited Professor Ang Choulean to have a presentation for students in new junior high school near Angkor Thom . The topic is "Heritage of Ankgor ". Tangible and Intangible heritage were explained in his presentation with many picture in slides show

There are around 130 participants who had jointed this great event.


Students look like happy and smile with pay attention during his lecture.

We were so lucky, because it was the first time of his presentation to children and for this new school.


Nowadays, Professor Ang Choulean lectures anthropology (Study of Khmer culture) and Old Inscription at Royal University of Fine Arts.

He is a well-known of Khmer culture researcher. 

JSTコーディネーターの小出陽子です。
カンボジア生活雑誌「ニョニュム」に連載しているエッセイ「シェムリアップMoi Moiライフ」の8回目です。
Cafe Moi Moiでは、JSTが支援する農村女性が作った綿スカーフや、村の子供たちが描いた絵ハガキ、カレンダーなども販売しております。
アンコール遺跡チケットゲートの近くですので、遺跡観光の行き帰りにぜひお立ち寄りください!


NyoNyum08.jpg

(よ)
カンボジア生活雑誌「ニョニュム」では、JSTコーディネーターの小出陽子がエッセイを連載中です。
「NyoNyum64号」には、シェムリアップに8年前に立ち上げたレストランCafe Moi Moiのことを書きました。
開店の準備は10年前から始めたのですが、10年前のシェムリアップと今のシェムリアップとは別世界。懐かしいですね。。。

Cafe Moi Moiでは、JSTが支援する農村女性が作った綿スカーフや、村の子供たちが描いた絵ハガキ、カレンダーなども販売しています。
アンコール遺跡チケットゲートの近くですので、遺跡観光の行き帰りにぜひお立ち寄りください!


NyoNyum07.jpg

(よ)

11月14日(木)

JSTコーディネーターの小出陽子です。

開校したばかりのバイヨン中学校では、JSTが企画する特別授業を2週間に1回のペースで行う予定です。
今日は、先月末のソティ氏に引き続き、JASA(日本国政府アンコール遺跡救済チーム)の考古学専門家、コーベット氏の講義が行われました。

131114_01.JPG


















無形文化財、有形文化財について、
寺院を中心とした文化や風習・慣習について、
バイヨン寺院での発掘について、
日本での発掘について、
発掘によって出土した土器について・・・・・。

131114_05.JPG

131114_06.JPG


131114_07.JPG

皆、最初から最後まで集中して話に聞き入っていました。

カンボジア人によるカンボジア語での特別授業は、カンボジアの子供たちにとってはもちろん、カンボジア人専門家にとってもうれしい機会となっているようです。
JSTには、カンボジアの将来のために、自分も講義をしたいというカンボジア人専門家の申し出が相次いでいるのです。
なんと恵まれた中学校でしょう!
次回の講義も楽しみです。

131114_08.JPG

西側教室棟の「職員室、図書室」も、少しずつ工事が進んでいます。

(よ)



1111(MoiMoiの日) 

こんにちは。インターンをしております関西学院大学の伊藤です。

 

本日は、愛知県より、一宮中央ロータリークラブの皆さんがお越し下さいました。

午前中は、バイヨン中学校や、コックルール小学校へ行き、来年に向けてどのような支援ができるかを検討し、尾西ロータリークラブからのノートなども生徒たちにお届けくださいました。

 

IMG_6961.JPG

午後からは、シェムリアップ州教員養成校を訪れ、日本での教育現場視察より帰られたばかりの校長先生のお話を聞く機会に同行することができました。ロータリーの皆さんはカンボジアの教育システムなどあらゆる点に興味を持たれていました。私もまだまだ知らないことが多く、常日頃より様々ことに探究心を持たなければと思いました。

 

校長先生のお話を聞きながら、カンボジアの教育現場は、ようやく環境を整えるために動き出したばかりだという印象を改めて受けました。

日本にいると、塾や大学の数などで都会と田舎では教育格差があるなんてことも聞かない訳ではないですが、カンボジアでのこの教育格差は日本とは比にならないほど歴然としています。

 

校長先生が、「都会と地方の間に教育格差がなく、先生のレベルに差も少ない」とおっしゃられていましたが、カンボジアいると確かに日本が素晴らしい環境なのだと感じざるを得ません。

学校、校舎がない地域はもちろん、学校が建ったからといって、その運営はさらに困難を極めます。先生や教材の不足は深刻な問題です。更に地方の学校へ向かうには時間もお金もかかりますが、先生方にそのための補助はでないようです。先生のお給料は一ヶ月$100で、Siem Reap市内で暮らすことさえ難しいです。

 

IMG_7025.JPG

また、カンボジアでは、毎年5000人ずつ新しい先生が必要で更に毎年2000人ずつ退職者が出てしまう状態だそうです。そのような中、この教員養成校の社会的需要はどんどん高まっています。早く沢山の先生が排出されることを願うばかりです。

IMG_6982.JPG

そんな校長先生のお話を伺ってから、ロータリーの皆さんより学生へノートと懐中電灯、筆記用具のプレゼントがありました。これがまた勉強のモチベーションになるといいですね。

柴田会長からの挨拶における「ロータリアンとして」という言葉が、それまでロータリーのメンバーの方々が「少しずつでも継続して何かできたら...」と口々におっしゃられていたことと繋がりました。

IMG_7053.JPG

私の学校も言葉は違えども、''Mastery For Service''「奉仕のための練達」を理念としていますが、本当に奉仕の精神を体現されている方々なのだなと思いました。

 

そんなロータリークラブの活動はこちらから、ご覧ください。

一宮中央ロータリークラブHPはこちら。



 

IMG_7042.JPG

次回もお楽しみに。

 


NGO・NPO ブログランキングへ