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クルール小学校での  植林活動
校庭いっぱいに マンゴーの木を
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自分の背丈ほどあろう苗を抱え
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この木が    成長したころ
この子供たちが 成長したころ

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それぞれどんな姿で そして どんな想いで お互いを見るのでしょうか

h1.jpg(翔)
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ワークショップ最終日、5月16日。

今回の企画の最後の大仕事は、オークルカエ小学校での環境ワークショップ。
青年団とASCAの総力戦です。
この2日間の総まとめの意味もあり、それぞれが学んだことを存分に発揮してもらいましょう。

*オークルカエ小学校到着。校庭には、カンボジアの小学校では珍しい遊具が!
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さっそく童心に帰って、青年団も遊んじゃってます。一番最初にブランコに乗りに行ったソピー先生。
・・・楽しそう。

ワークショップ開始予定時間よりも早く到着したので、せっかくだから、校内を見て回ったら?と提案。
いつものシェムリアップの環境ワークショップでは、1つの学校に2度行きます。
1回目で現状を調査し、2回目でワークショップ。
が、このオークルカエ小学校に来る機会は1度だけ。それなら、1回で両方やろう、ということに。

*校長先生の努力もあって、海外からの支援が一部入っているオークルカエ小学校。
校舎やトイレも比較的きれい。地方の学校としては設備が整っている印象です。
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敷地内にはいずれ図書館も建設予定だとか。

*珍しい女性の校長先生。まだお若いのですが、教育環境の充実にとても熱心。
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さて、そうして学校内を見回っているうちに、生徒たちが続々校庭へ。
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ークショップの準備が整った様子です。

* いつも6年生だけを対象にしていましたが、今回は学校も小さいので低学年も一緒。
さて、青年団&ASCA連合軍、どうでるか?子供たちの心をつかめるか?

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後にひかえた私たちの不安をよそに、青年団、昨日よりもさらに堂々とした自信に満ちた発表になっています。
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生徒たちの日々の暮らしについての質問を要所に混ぜながら、子供たちの集中力や盛り上げも、なんだかお手のものな様子。

いい意味で一番予想を裏切ってくれたのは、これまで青年団の中でもおとなしく、控えめだったメンバーの変貌。
賢くてお調子者の兄の陰に隠れがちだったオデン君(写真左)、青年団活動の出席率はトップクラスだけど、控えめで引っ込み思案だったスレイマウ(左から2番目)とソポアン(右から2番目)などのこの日の活躍はすごい!!

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たった2日間なのに、成長してるんだなーと、ちょっと眼がしら熱くなったりしている間に発表は終了。

本来の予定ではここでそのまま終了のはずですが、ソピー先生から生徒たちへ一つ提案が!

「皆で、校庭のゴミ拾いと大掃除をしませんか?」

座って聞いているだけでは足りない。体を動かして学ばなきゃ!
ここまで青年団をリードして、ワークショップを実施してきたソピー先生ならではの提案に、
また眼がしらが熱くなったり・・・。


*呼びかけに応え、全校生徒が総出で大掃除スタート。
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学校の敷地内は比較的きれい。これこれ、何もゴミを取り合わなくても・・・。

* その時青年団の一人、ピセイが他のメンバーに召集をかけました。
なんだなんだ?
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学校の敷地の中はきれいだけれど、敷地の外、柵の向こう側に大量のおやつのごみが・・・。
おそらく、敷地内にポイ捨てはできないので、柵の手前から、外へと捨ててしまう習慣がついたのでしょう・・・。うーん、残念!

実は今朝、ワークショップ前の下見でこのあたりを見回ったときに見つけたとのこと。
いいところに気がついた!
そしてそれをきちんと子供たちにも伝えて、早速柵の外へ回ってゴミを拾いに行くあたり、
本当に成長しているなー、と感慨ひとしおでした。

* 柵にそって、広い範囲にかなりの量のゴミが・・・。青年団、ASCA、子供たちも一緒になって拾います。
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*人海戦術で、ものの10分もしない間に周囲がきれいになりました!
集めたごみは燃やしやすいように、一か所に固めます。
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はぁー!大変だった~。けれど、終わってみるとすっきり~。きれいになりました!
ゴミを捨てるのは簡単、だけど拾うのは大変ってことが子供たちにもわかってもらえたのでは?

こうして半日のワークショップを終えた青年団とASCA。その表情には「安堵」と「充実」という二つの文字が。

単にご褒美に遺跡見学に行く予定が、いろいろと盛りだくさんになったワークショップ。
それでも各参加者の手の中には、しっかり残るものがあったはずです。

その成果はきっと青年団が現在も担当している環境ワークショップに反映されているでしょう。
ASCAにも今後、サンボー地域で、もっと積極的に地域を動かす活動を期待したいところです。

このワークショップを通じて、生まれた異なる地域間の同世代の交流。
このネットワークが芽を出すまでにはもう少し時間がかかるでしょう。

それでも、こうした交流が地域の力になることを、運営サイドの私たちは痛感しました。
今後もワークショップ第2弾、第3弾の企画ができるといいなというのも、我々の共通認識です。


このワークショップの実施に当たり、支えてくださった皆様、本当にありがとうございました!

(ま)
2日目のおまけ。

*グループディスカッションの後で、大口開けて天井を見上げ何やらケンケンガクガクの青年団。
なんの話?
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天井から吊られているサンボー遺跡周辺地域で使われている漁具の話題で盛り上がっています。
シェムリアップで使っているものと微妙に違ったり、名前が違ったり。
ここでも生活に即した「生活智」が出てきました。

こういう暮らしに根差した知識を、見える形にするにはどうしたらいいんだろう?


*看板のヒントをくれたのは「こいつ」です。
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クロマー売りキッズたちの中でも特に人懐っこく、ワークショップ期間中もいつも周りをちょろちょろしていました。
今一番気になるものは、カメラの三脚。
三脚持ち係を名乗り出る傍ら、おもちゃにして遊んでいます。


*村に泊るのは2日目。明日の環境ワークショップを予定しているオークルカエ村です。
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ここでは、コミュニティを中心としたツーリズムが2009年から始まっていて、今回ステイしたのもコミュニティが認定しているステイハウス。

その中でも最近参加し始めた一番新しいところだったので、シーツにノリがしっかり効いているマットレスは村の家の中ではちょっと違和感が・・・。


一緒に泊ってみると、行動パターンに性格が反映されているのがよくわかります。
「水浴びは時間がかかるから一番最後がいい」とか、
「私はどうしてもマットレスで寝たい」と言ってベッドメイキングを完璧にしたりとか、
まさに高校生の修学旅行の夜でした。


*オークルカエ村も今日は祝日。近くの家でパーティをやっている様子。
音楽に魅かれるように、ソピー先生とチン君が暮れなずむ村をそぞろ歩き。
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こうしてワークショップも残すところあと一日。

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(舞)

    日曜日。

    先週に引き続き、アンコールクラウ村の大人たちが村のコミュニティセンターに集まって、

                     さまざまな作業を行っていました。

 

110711.JPG                        畑の畝をつくる人々

                来週は、さっそく、空芯菜などの種をまく予定です!

 

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                        草刈りをする人々

                    鎌で器用に草を刈っていきます。

 

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                    枯れたヤシの葉を切り落とす人々

   そのままにしておくと、突然、葉が落ちてくるので、小さな子供にあたったら大変です。

 

110711_04.jpg                    割れたトイレの瓦を取り換える人

 

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             やまなみフリースクールの建物の屋根瓦を取り換える人

 

110711_06.JPG                 建設中の雑炊小屋の防水塗料を塗っている人

 

110711_07.JPG                      そして、昼食を食べる村人

         バナナの葉っぱに、たくさんのごはんを包んで、持ってきていました。

                    おかずは、睡蓮の茎を煮込んだもの。

       おかずの量の割に、ご飯の多いこと!・・・・・でも、これが村人の一般的な食事です。

 

                        そして・・・・・・・

 

110711_08.JPG                きれいになった遊び場に、子供たちも大喜び。

            来週は、みんなが大好きな「鶏肉たっぷり雑炊」をつくりますよ!

                                                     (よ)

 

5月15日。運命のワークショップ初日から一夜明けた2日目。

前夜はコンポンチューティアル村のASCAメンバーの家に分宿したクラウ村青年団。
今日はどんな表情を見せてくれるでしょうか?

2日目のテーマは「環境」
クラウ村青年団がこれまで小学校でやってきたワークショップをもとに、参加者全員で、環境や衛生問題などについて考えることが目的です。

*プレゼン前の青年団の打ち合わせ。昨日の成功に力を得てか、顔つきが変わりました。
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*参加者が全員そろって、いよいよ最初の発表。環境ワークショップです。 今日の聴衆は、小さな子供から、中・高校・大学生まで。さあ、張り切っていきましょう!
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*今までより多彩な年齢層を相手にしているにも関わらず、青年団に不安は見えず。
むしろ、小学校でやってきた発表よりも生き生きしているように見えます。
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*ちょっと話が難しくなってきたので、ウドム君が小さい子たちに写真を見せながらフォロー。
こういう工夫と配慮ができるようになったなんて、やはり何かが変わっている・・・。
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*いつもは小学生を対象に実施している環境ワークショップ。今日は聞き手も同年代。
質問もいつになく手ごわいぞ。
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*次々と繰り出される質問に、丁寧に答えていく青年団。
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質問が難しすぎるのでは?と自ら前に出て答えようとする青年団リーダーのソピー先生。
これも青年団への試練だから、こらえて見てて!とお願いするも、不安はぬぐえない様子。
そんな先生をよそに、青年団メンバーからは予想を越えたしっかりした回答が。
何よりもびっくりしたのは、普段のワークショップではあまり発言しないメンバーが進んで回答したり、例を挙げて説明していたこと。
そんな青年団の姿に、ソピー先生もびっくりでした。


*随所、笑いも交えつつ。質問の応酬が会場に一体感を生みました。
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*ワークショップに続いて、全体でグループディスカッション。
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テーマも学生たちが考えました。
遺跡に関わる衛生やゴミについて、村での衛生指導について、具体的なゴミの分別方法、
村でもできる安全なゴミ処理の仕方、など、話題が次々に変わりながら、議論も白熱していきます。

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*遺跡でのゴミ処理については、アンコールの事例を紹介。専門の清掃会社があって、毎日清掃しているので、遺跡にゴミは落ちていないんだよ。サンボーではどう?シェムリアップで遺跡管理を行うアプサラ機構に勤める社会人もいる青年団。実例を出して、議論を広げます。

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* 昨日遺跡を案内してもらったローカルガイドのチャンダさんにも議論に加わってもらいました。
「実際のところ、サンボー遺跡の課題はどんなものですか?」
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チャンダ氏「例えば、カンボジアの祝日には多くの方が訪れ、遺跡内での宴会も多いのですが、ごみはそのまま放置されます。また、ローカルガイドもいるのですが、まだまだ数や経験や情報が足りないが現状です。」

こうした学生のちからでは今すぐ解決が難しい課題についても議論が出ましたが、一番盛り上がったのは、やはり「今すぐできること」 
各家庭でのごみの分別や処理の方法、村や家の周辺環境の整備の仕方など生活に即した内容がサンボー地域の学生にとっても興味を引いたようです。

そういった意味で、まだまだ遺跡と学生たちの興味は直接結びついていないのだな、と実感。
この間にある溝を埋めるためには、もう少しこちら側での工夫が必要だということも。


*ディスカッション後のショートブレイクでは、シン先生が「500年後の世界」というお話を披露。
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500年後の未来から来た人が、現代に生きる人に未来で何が起こっているかを語る。
500年後と聞いて、みんな一様に笑っていたけれど、サンボー遺跡が都だったのはいまから1300年前の話。
未来のために、今私たちがしなければいけないことは?と問いかけるシン先生のむこう側で、遺跡は1300年後の子孫たちを黙って見据えていました。


午後はグループに分かれて共同作業。ちょうどカンボジアの連休真っただ中で遺跡にはゴミが散乱。
そこで、「ゴミ拾い隊」と「看板作り隊」に分かれることに。
ゴミ拾い隊は早速遺跡の奥深くへと踏み込み、看板作り隊は模造紙とにらめっこ。
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さて、どんなデザインにしようかー。と悩んでいたら・・・



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なんと!昨日ワークショップに参加していた子供たちが、木の実を並べて砂にこんな看板を・・・わお。

*これじゃー!!ってことで、早速看板に応用。
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*ゴミ拾い隊も小一時間でこんな成果を上げました!
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彼らがゴミを拾う姿をみて、捨てる、もしくは置き去る人たちの数がいっときでも減るといいな。

「遺跡」と「環境」 二つのテーマを含んだ共同作業で体を動かすことで、ここまでのワークショップの内容が体感できたかな?


共同作業を通じて、協力関係が強くなったところで2日目は終了。
いよいよ明日、3日目はこのメンバーでの総力戦。
オークルカエ小学校でのワークショップが待っています!


vol.3につづく

(舞)


1日目のおまけ。

*今回のワークショップの最年少参加者はテリー先生の子供たち。8歳と5歳と2歳(パパと参加)。
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学生たちの発表をテリー先生と一緒にお行儀よく聞いています。さらにカメラ付きケータイで、記録写真のお手伝いまで!
うーん、これは将来有望。遺跡修復の新たな担い手に?!



*ンボー遺跡の周辺でクロマー(スカーフのようなもの)を売っている子供たち
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よく聞かれる質問は、「子供たちは学校いってないんですか?」

*答え:小学校・中学校に行っている子がほとんどです。授業がない空き時間に来て、遊びながら営業しているんですよ。
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こうした子供たちの中からも少なからず、コンポンチューティアル高校に通学して、ASCAのメンバーになる子が誕生しています。
でも中学から高校に上がれるのは、村の子の一握りだけ。つまり、クラウ村青年団やASCAのメンバーは村の次世代を担う、エリートたちというわけです。

*サンボーの森の中で、「野生のマンゴスチン」を発見。クメール語で言うと「森のマンゴスチン」
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一瞬説明そっちのけでみんなで拾う、拾う。
黄色い皮は珍しいですよね。紫にはならないそうです。

*大収穫

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果肉はマンゴスチンと同じ。やや酸っぱさが勝った野生風味がおいしーい!

クメールの学生たちは森と親しむのがとても上手。そしてサンボー遺跡周辺にはまだ大きくて、古い森が。
遺跡の魅力に加えて、こうした森やクメールの暮らしの魅力を「外」から来た人たちに伝えたれたらなーと。これも立派なサンボーの魅力の一つです。

(舞)


運命の5月14日。

今日はワークショップ初日。JSTの日本人スタッフが先乗りしてサンボー遺跡周辺で最終準備。
このワークショップの主役はカンボジア人の学生たちなので、準備のほとんどは彼らにお任せ。
そのかわりスタッフ最大の使命は「食事」の確保。腹がへってはワークショップどころではありません。
「何人来るんだろう?」参加者の総数が最後までつかめない中、遺跡横の食堂のおばちゃんと予算と量の駆け引きを・・・

午前11時。一台のバスが見えました。「きっとあれだ。」
顔がわかる距離までくると、やはり。数人のクラウ村青年団が元気に手を振っています。
次々に降りてくる青年団。慣れない長距離移動×バス酔いにやられたメンバーもいましたが、とにかくバス酔いを恐れて参加そのものを断念した1名を除いて、全員無事に到着。

ほぼ同時にコンポンチューティアル高校から、サンボー地域の参加者であるASCAのメンバーがバイクで続々と集まってきました。その数なんと、40名以上。早速懸念の昼食問題が・・・。

ええい、なんとかなるさ!頭を痛める間もなく、ワークショップの開会宣言だ!

*バス酔いの影響と、アウェイの緊張で小さく固まるクラウ村青年団。硬い、カタいよ!
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*双方の代表から一言ずつ。こちらASCAの現代表にも気負いが見え隠れ。
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開会宣言では互いに打ち解けられず、なんだか運動会の応援合戦みたいな状況に。対戦じゃないですからね、みなさん!


なにはともあれ、開会宣言の後は、自己紹介を兼ねた昼食だ!

*仲良くなるためには「同じ釜の飯」が一番。これは世界の鉄則?
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昼飯作戦が功を奏し、午後一番のワークショップの頃には、相互に温かい雰囲気が。
初日のテーマは「遺跡」
*青年団からの提案で、各発表はあえて遺跡の中でやることに。遺跡の話は遺跡の中で。
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なかなかいいアイデアです。(そして、木に覆われているので、涼しい!)

まずはクラウ村青年団が、バイヨン寺院とその修復の様子について紹介します。

*修復と関係して、JSTができた理由や、現在の青年団の活動も紹介。
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*写真を使って紹介できるのは、やはり都市部の強みです。
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1カ月前から、バイヨンセンタースタッフのヨンちゃんとタウリーが一緒に内容を考えて、発表の練習もしてきた青年団です。

*今回の発表の出来は?タウリー先生からガッツポーズ頂きました!
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*シェムリアップの遺跡の話を聞く機会はなかなかないもの。
用意したワークショップのしおりはすぐにメモでいっぱいに。
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続いてASCAのメンバーから、サンボー遺跡の紹介。

*こちらは写真が使えないかわりに、手書きの地図で勝負。
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後で聞いた話ですが、ASCAの初代リーダーで、現在アドバイザーをやっている高校のシン先生が徹夜で描いたものだとか・・・。
きっと学生時代と同じように、ロウソクの灯りの下で徹夜したんだろうな。そのひたむきな姿が目に浮かびます。シン先生の努力を無駄にしない、自信に満ちたASCAの発表でした。

みんな少しずつ心の壁が消えてきて、質問も増え、内容も高度に。
うーん、これは答えられないな・・・とASCAが頭を悩ませ始めたところで、サンボープレイクック保全事業の現地マネージャである、メコン大学のテリー先生が助っ人で登場。

*サンボー遺跡に関しては、最先端を行く研究者のテリー先生の特別講義。なんてゼイタク!
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*それぞれの発表の足りないところや誤認しているところを訂正しつつ、カンボジアの歴史を語る姿に、学生たちは水を打ったように静かに耳を傾けます。
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クメール語での包括的な資料が手に入りにくい中で、これはまたとないチャンスなんだろうなと実感。
もうひとつ、クメールの人々の学びの原型はこういう「語り」にあるのでは?とも。
いずれ青年団やASCAの活動で「遺跡語り部」ができたら、なんて。


座学の後は、実際に遺跡を見ねば!!

目の前にあるサンボー・プレイ・クックを、ローカルガイド・チャンダさんの案内で回ります。
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*よーく見てください。ケータイを持っている子が数名。みんな、ガイドの声を録音しているんです。
カンボジアにもついにこんな時代が!
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*サンボー・プレイ・クック周辺の生まれのASCAの学生も、こうして改めて解説を聞きながら遺跡を巡る機会はないもの。ここでもメモに余念がありません。
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1日目の締めくくりにサンボー遺跡の象徴・Tao(ライオン像)共に集合写真を撮って、終了!
遺跡を歩き回ったせいか、最後はみんなかなりぐったりしてる?
明日もあるから、今日はゆっくり休んでねー!

明日の再会を約束して、ーマ「遺跡」の1日目は幕を閉じました。



Vol.2へつづく。

(ま)





今年4校目の環境調査&環境ワークショップの対象校は、クルール小学校。

クルール地区は、シェムリアップの町の中心部から15kmほどしか離れていませんが、アンコールクラウ地区をさらに北上し、一面の野原を抜けたところにあります。

クルール小学校の生徒は1年生から4年生まで121人。先生は校長先生も含めて2人しかいません。

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←校長先生(左端)に聞き取り調査を行うアンコールクラウ村の青年たち。この学校には先生が2人しかいないので、校長先生も、生徒の授業を受け持っています。

 

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←校長先生が不在になった2年生のクラスで、生徒にゲームを教えるサンボー先生。かなり盛り上がっていました!

 

 

 

 

この学校では、3つある教室のうち、一つは倉庫として使っていて、残りの2教室を、午前と午後の2部に分かれて計4クラスが使っています。

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←現在使われている古い木造校舎。後ろに、新しい校舎を建設中です。

 

そんな小さな村の小さな小学校ですが、現在、小学校前の道路は、トラック迂回道路として、かなりの幅に拡張・整備されている最中。

小学校の敷地も、道路沿い約10mほど後退しなければならないと、門と塀の位置をずらしているところでした。

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←小学校(左側)前の、工事中の道路。かなり広い道路になりそうです。

 

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110707_04.jpgさて、本題です。

今回の発表は、小さな生徒でもわかりやすいようにと、サンボー先生の提案で、衛生に関する絵を用意してきました。描いたのは、青年グループの一人、カン・チンくんです。

110707_05.JPGさすがに、絵を見せながらの説明は、とてもわかりやすかったようです。

低学年対象に環境ワークショップを行うのは初めての試みだったので、小さな子供たちが理解できるか少し不安があったのですが、全く問題なく、最後まで真剣に聞いていました。

 

110707_06.JPGクルール小学校は、今まで対象にした7つの小学校のうち、一番、町の中心部から離れたところにある小学校ですが、先生の指導がかなり行き届いているようで、校舎の前にはすでに手洗い用の水甕が置いてあり、外から戻った生徒たちは、皆、手洗いをして教室に入っていました。

 

ところが!!!!!!!!!!!

110707_07.JPG私たちが驚いたのは、休み時間、お互いの髪の毛の中に潜んでいるシラミを取り合う生徒たちです。中には、髪の毛の中にシラミの卵がたくさん付いている生徒もいました。

110707_08.JPG                      「ほら、これがシラミよ!」

 

JST代表のチアは、「懐かしいなあ・・・。ポル・ポト時代には、髪の毛にシラミが増えて、それはそれは痒かった。結局、そのときは髪の毛を剃ったんだよね。でも、このシラミ、プチプチつぶすのが、とても気持ちいいんだよなあ・・・」などと、つぶやいています。

 

ポル・ポト時代には、シラミ対策として灰汁で頭を洗っていたとか。

私も、「熱いお湯で頭を洗うとシラミは死ぬ」ということは聞いたことがありますが、このような村で頭を洗うために毎日お湯を沸かすのは、現実的ではないでしょうね。。。

また、もう少し髪を短く切ればいいのに・・・などとも思いますが、女の子が髪を長く伸ばしているのは、「カンボジアの伝統儀礼」であって、合理的には割り切ることのできない、もっと"核心的な"ものなのでしょう。

 

・・・・ともかく、また一つ、カンボジアの農村部の子供たちが置かれている現実を知った、という思いでした。

 

 

一方、環境ワークショップでは、全員で作業を分担をして、広い校庭内にコキとマンゴーの苗木を植えていきました。

 

110707_09.JPG 110707_10.JPG  苗を運ぶ子                             苗を植える子

 

110707_11.JPG 110707_12.JPG肥料を運ぶ子                          柵用の木を運ぶ子

 

110707_13.JPG 110707_14.JPG柵を作る子                           散らばったゴミを運ぶ子

 

「皆、とても協力的で、とてもいい子たちでしたね」

・・・・とは、JSTスタッフとして参加したダリンさん、ユンさん、ソケンさんの感想です。

 

110707_15.JPG校庭内では結婚式が行われていて、スピーカーからの大音声が響きわたっていましたが、子どもたちが植樹をする様子は、それにも負けないほど頼もしく、結婚式に参加していた大人たちも感心して見ていました。

 

(よ)

本プロジェクトは、三井物産環境基金「第2回活動助成」を受諾し、(一財)国際開発センター(IDCJ)と共同で活動を行っているものです。   

 

先日の村の集会(6月20日のブログ『村の大人たちよ、もっと自覚を!』)を受けて、村の大人たちも動き始めました!

 

110702.JPG見てください!

土日の今日は、アンコールクラウ村コミュニティセンター内に、20人ほどの村の大人たちが集まって、

土を耕し、畝をつくり、をつくりはじめていました。

この畑では、村の子供たちに支給する雑炊用の野菜を栽培する予定です。

 

そしてこちらでは・・・・

 

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110702_03.JPG雑炊用のかまどを作る予定で、まずは、その覆い屋を建設しているところです。

覆い屋があれば、雨期でも心配なく雑炊をつくることができます!

こちらは、遺跡修復チームの建築の専門家が中心となり、村の大人たちの中で、大工仕事が得意な人々が加わって造っています。

 

さあ、どんな野菜ができるでしょうか?どんな雑炊小屋が完成するでしょうか・・・・?

今からとっても楽しみです!

 

(よ)

-JSTでは、NPO法人オアシスの皆さんと共同で、「村の子供たちの栄養補給プロジェクト」を進める村の大人たちのサポートを始めました-