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こんにちは!
JSTインターン学生の仲尾です。

今回は、2月17日に行われた「アンコールクラウ村の水辺調査実習」の様子についてお伝えします。
まず初めに、この実習の概要と意義についての説明をさせてください。

この実習は、(一財)国際開発センター(IDCJ)とJSTが三井物産環境基金を受託し、
アンコール地域の水環境を若い世代で守るプロジェクトの一環として行われたものです。
カンボジアの中学生が地域の水辺を訪れ、生き物を捕まえ観察することで、水辺の実態についての学びを深めてもらい、生態系や環境への意識を高めてほしいとの目的で行われている活動です。

参加者はバイヨン中学校1年生の51名。5グループに分かれての実習となります。
今回は、日本の団体「育てる会」でカンボジア来訪中の高校生・大学生の皆さん14名も実習に参加しました。
それだけでなく、昨年9月に「育てる会」で日本に招聘されたカンボジアの青年9名も参加し、
生徒5グループと合わせて、全7グループでの実習となりました。

行程としては、まず中学校から自転車でアンコール・トムの北西環濠の脇を流れる川に行き、水辺の生物を採取します。
採取に使う道具は、カンボジアで現在も使われている投網や囲い網、手掬いカゴなどです。
1時間ほどの採取ののち、皆で川や道路のゴミ拾いをしてから学校に戻ります。
学校では、持ち帰った水辺の生物を班ごとに観察し、大きさや特徴を記録し、スケッチをしていきます。
最後に出来上がった成果物を発表し合う・・・・といった具合です。


さて、実習の様子に戻りましょう。
アンコール・トムの北西環濠に到着した参加者たち。

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開始の合図とともに、カンボジアの子供たちは思い思いに散らばり、道具を巧みに使って魚を獲りだしました!
この地域で育ったバイヨン中学校の生徒たちにとって、夕食のおかずともなる魚獲りは、日常生活の一部となっているため、慣れたものです。

P2171908.JPGこの男の子たちが引き揚げてきた網には...

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小さな魚が引っかかっていました。
うろこがきらきらとしてきれいな魚です。


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このような細長ーい魚もいます!

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シェムリアップ淡水魚研究所の佐藤さんが投網の投げ方を教えています。
教えられているのは日本の学生たちです。

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佐藤さんに方法を教えてもらい、いざ実践です。
素人目から見ると上手に投げられていると思ったのですが、この後水の上に網が広がらず、うまくいかなかったようです。
投網の扱いはなかなか難しい模様。

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観察用の容器の中にもたくさんの魚が。
透明で臓器が透けて見える魚もいて面白かったです。

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生徒たちがなにやら網の上に集まっていたので覗いてみると
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またまた小さな魚がたくさん!
実習前は、どのくらい魚がとれるか全然イメージできなかった私ですが、
生徒たちが引き揚げてくる網にはこのような感じで魚が引っかかっていました。


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満足げな表情でバケツを持って戻ってくるトゥオン君。
きっと大漁だったのでしょう(笑)
P2171964.JPGそんなこんなで、1時間はあっという間に終わってしまいました。

皆、もっと川にいたい様子でしたが、ゴミ拾いの時間です。
バイヨン中学校の生徒たちは、環境に関する意識が高く、校内がいつもきれいです。
そんな意識の高さをゴミ拾いにも発揮!
黙々とゴミを拾っていた生徒たちなのでした。
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P2171975.JPG落ちていたごみは、たばこの吸い殻やビニール袋、お菓子の包み紙など。
短時間の間に大きなごみ袋5袋ほどがいっぱいになりました。
これまでの魚の授業からも、環境を守る大切さを認識しているであろう生徒たち。
この実習時だけでなく、常に環境に対しての問題意識を強く持ち、
積極的に環境を守るために動ける人になってほしいと思います。

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その後は学校に戻り、グループに分かれて捕った魚の発表を行いました。


P2171987.JPG模造紙に捕った魚の絵、名前、体長などを書きこんで発表します。
スケッチする目がとても真剣な生徒たち。

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とても絵が上手な生徒も見つけました。
自分の世界に入ってひたすらペンを動かしていたので近づくと...

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こんなに上手に絵が描けていてびっくり!
この魚の特徴をうまくとらえた絵になっています。
将来は画家になれそうです。

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先ほどの細長い魚、体長は23センチだったよう。
下に並べられた魚と比べると、随分大きいことがわかりますね。
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観察とまとめも、バイヨン中学校生徒5グループ、育てる会の学生グループ、カンボジア人青年グループの7グループに分かれて行いました。
どのグループの模造紙も、さまざまな種類の魚のイラストがいっぱいでした。
また、カンボジアの生徒や青年たちは魚の名前もわかるようで、すらすらと紙に書いていてとても驚きました。




準備ができたところで発表タイムです。

その魚の名前、大きさが読み上げられていきます。
自分の好きな魚を紹介している子もいました!

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「育てる会」の学生グループ。
カラーペンを使ってカラフルに仕上げています。

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カンボジア人青年グループ。

このグループの絵がとても上手で、それぞれの生き物の特徴をつかんだイラストばかりで感動しました。
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これが、各グループが発表用に作った魚のイラストが描かれた模造紙です。

観察用のバッドをじっと観察したり、魚をすくってみてみたり、はたまた手に乗せてみたり...
と生徒たちはそれぞれの方法で魚の観察を楽しんでいた模様。
目が大きかったり、口がとがっていたり...と観察で分かったこともきちんとイラストに取り入れられています。

P2172053.JPGP2172052.JPGP2172054.JPGP2172056.JPGP2172055.JPGP2172057.JPGP2172058.JPG
身近な川に、こんなにもたくさんの種類の生物がいたとは...。
一口に魚といっても、形も容姿も様々でした。
生き物の多様性に改めて驚かされるとともに、
この多様な生態系を守っていくことの大切さも再認識できました。
網を投げて引き上げると、小魚がぴちぴちとはねていたのが印象的でした。
次回からはまた教室での授業に戻りますが、実際に川に行って水辺の生き物を観察したことで、
授業へのモチベーション、理解度もアップするのではないかと期待しています。
また今回、生き物の観察、ゴミ拾い、生き物のスケッチと、生徒たちがこの水辺の実習に真剣に取り組んでいる姿を見ることができました。
アンコールクラウ村の水環境、そこに住む生き物たちについて、実習前よりも興味や関心を持ってくれたことと思います。


仲尾

このプロジェクトは、三井物産環境基金2014年度活動助成を受諾し、
(一財)国際開発センター(IDCJ)とJSTが共同で行っているものです。





こんにちは!

乾季の猛烈な暑さが徐々に忍び寄りつつあるカンボジア。
歩いているだけでついつい、「クダウ...。 (暑い) 」という声が漏れるようになってきました。
そんなカンボジアから今回は、ブログではしばらく状況をお伝えできていなかった
バイヨン中学校での音楽授業、日本語授業についてお届けします!

あっという間に過ぎる時の早さに私自身、驚きが隠せないのですが、
残すところバイヨン中学校での授業は最後の発表会のみとなりました...。(泣)
ではどのように授業が進んでいるのかを音楽、
そして日本語の授業の順でお伝えしたいと思います。


まずは発表会でピアニカの演奏と合唱、計二曲を発表する音楽授業の様子から。

NPO 法人オアシスの方々より寄贈されたピアニカによって
前任のインターン生からピアニカを使っての授業が続いているバイヨン中学校。
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今教えている曲はドレミの歌。
一見、簡単そうに見えるのですが、それをいざピアニカで、となると
指がついていかなかったり、伸ばす拍の長さが息継ぎのタイミングと合わなかったり...。
となかなか難しく、
試行錯誤の結果、二つのグループを作り、難しい部分は交替で弾いてもらうことに。

今となっては私たちが授業をしに教室に入ると最初からそのグループに別れて
きちっと座って待っていてくれるようになりました。
発表会に向けて授業には熱が入ってきていて、当日を想定して外で練習をしたりしています。
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ピアニカでのドレミの歌の練習の後は、もう一つの演目、上を向いて歩こうの合唱の練習。

初めてこの曲を教えた時の、「え?日本語の歌を歌うの!?」というような生徒の顔の固まりようを
私は今でも忘れられないのですが、
今となっては楽譜なしでも歌うことができる生徒たちです。(まだ多少怪しい部分がありますが。笑)
IMG_4546.JPG
カンボジア人はステップを踏む時、四拍子の曲に対して三拍子のステップをしたりするので
上を向いて歩こうを手拍子をしつつ歌ってもらうとなかなか上手くいかなかったりして
どうしてもリズムをつかんでもらうことが難しいです。
そのため、電子ピアノでの伴奏や、太鼓のバチを指揮棒代わりにして
生徒にリズムをつかんでいってもらっています。

上を向いて歩こうは日本人なら誰しもが聞いたことのある歌であり、
元気をもらったことのある方も多いのではないかと思います。
そのような曲を歌詞の意味が分からずに終わってしまうのはもったいないということで、
校長先生を介して歌詞に込められた意味を仲尾さんと共に生徒たちに説明しました。
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"辛いことがあっても涙をこぼさないように上を向いて歩こう。"
生徒たちはバイヨン中学校を卒業後、
高校への進学、家業の手伝い、就職など様々な進路へと進むこととなります。
この曲のように、
「これから辛いことや大変なことがあったとしても下を向かず上を向いて頑張ってほしい。」、
そのような思いを生徒たちに伝えました。
これを受け、少しでも歌詞の意味を考えながら歌ってくれると嬉しいなと思います。

さて、当日どのような歌声を聴かせてくれるのでしょうか?
生徒以上に緊張しつつも非常に楽しみにしている榎本です。


そして音楽授業の後は日本語授業のクラス。
日本語授業のクラスでは、
発表会で将来の夢についてのスピーチを行ってもらうこととなっています。

カンボジアの子どもたちは何か質問をすると、
大体が友達の答えと同じようなことを言う傾向があるので、
紙に、将来の夢、なぜその夢を叶えたいのかという理由、
夢を叶えるために頑張りたいことをクメール語で素直に書いてもらい、
それを日本語に訳したものを生徒に発表してもらうようにしました。
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英語の先生、日本語の先生、ツアーガイド、ナースなどの夢を抱えた生徒たちが
一生懸命難しい日本語にチャレンジして発表の練習に励んでくれています。

手に持っているのは大きな画用紙。
下半分はバイヨン中学校の絵で上半分は将来の夢の絵が書いてあります。
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バイヨン中学校が将来の夢の大きな基盤となって生徒たちを支えている、
という意味合いで書いてもらいました。
本当にどの生徒も絵のタッチが素敵でついつい見とれてしまいます。


いよいよ今週と迫った発表会。
生徒たちが一生懸命発表する姿をしっかり目に焼き付けて来たいと思います。

発表会の様子もまたブログでお届けできたらと思っています!
どうぞ応援の程、宜しくお願い致します。


榎本


こんにちは!仲尾です。



"生きものは皆自分の子どもを作ろうとしますが、なぜでしょうか?"

魚の授業で通訳を務めているJSTスタッフ、カンさん。
第4回目の魚の授業2日前、通訳内容を予習中だったようで、彼女から突然こんなクイズを出題されました。


「本能だから......?」としか答えられなかった私です。




佐藤さんのお言葉をお借りすると、生き物が自分の子どもを作ろうとするのは、

"生き物は皆、自分のDNAを未来に残そうとする"からです。






前置きが長くなってしまいましたが、今回のブログは魚の授業第4回目の様子についてお伝えします。
今回は魚の様々な繁殖の仕方、産卵方法などがテーマでした。






魚の授業、いつものようにまず最初は小さな先生と佐藤さん、私、そして通訳のカンさんの打合せから始まります。
最初に佐藤さんからこんなお話が。

「授業をするときは、自分の言葉で楽しく話しましょうね。暗記したことをそのまま話すのはやめましょう。」


実は今年度の魚の授業、小さな先生たちは自分たちが教える内容について、自分の担当箇所でいう台本を暗記することに気を取られすぎてしまっていました。
そのため実際の授業内容を先生たち自身が理解しきれていないということを危惧されていた佐藤さん。
自分の頭で内容を理解していたら、台本が無くても説明できますよね。
その話を聞いた先生たちは、いままでのように沢山メモをとることをやめて、佐藤さんの説明を自分の頭で理解しようとするようになっていました。




最初は、オス(チュモール)とメス(メー)の関係について勉強。
ヒトは男1人と女1人でペアになって子どもを作りますが、魚の配偶システムは違いますね。
一夫一妻、一夫多妻、複婚も!
イラストのように、多様な配偶システムで子どもを作ります。

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ほかにもいろいろと予習をした小さな先生たちですが、その内容はのちほどの授業で...。


JSTスタッフカンさんも通訳内容の予習を欠かせません。
授業内容がまとめられたプリントには魚の授業で使われるキーワードに関しての意味が書かれたメモがいっぱい!
縁の下で魚の授業を支えてくれています。

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いつものように元気な生徒たちにむかえられて授業がスタート。
今回の授業は前回までとはすこし違いますよ。
授業のはじめに、前回の授業の復習テストを実施しました!

前回時の内容を忘れてしまっている生徒がいるため、魚の授業で学んだことがきちんと生徒に定着しているのかが疑問...という佐藤さんの声もあり、
私たちインターン生で前回の授業の復習テストをつくろう、ということになったのです。


形式は三択クイズ。
たとえば、

Q.魚はどの器官で呼吸をおこなうか
1.心臓 2.肺 3.エラ 
(答え:3.エラ)


というかんじです。




できるかな?!


いつもなんにでも全力投球な生徒たち。もちろんテストだって一生懸命やります!
......と思いきや!?


「隣を見てはいけません!!」


カンさんの注意する声。
どうやらカンニングをしている生徒を見つけた模様。
みんな!満点を取りたい気持ちは分かるけど、自分の実力で解かないと意味がないですよ!

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気を取り直して...。
みんなで答え合わせです。


「正解だったひとー?」 「はーい!」



どのくらいできるか心配でしたが、4点満点中、大体の生徒が3点か4点を取れていて安心しました。
その場で復習もしたので、間違えたところも正しく学びなおせたと思います。


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さてさてみんながお待ちかね、今回の授業の本題に入ります。
先ほどご紹介したオスとメスの配偶システムの多様性の説明をおこなった先生。

次に、先生がこんな問いを投げかけます。
"魚たちはどんな方法で卵や子どもを産みますか。卵で産むでしょうか、赤ちゃんを産むのでしょうか?"

正解は両方です。魚は種類によって子どもの産み方が異なります。



特に子どもの産み方が面白いのが、トライ・コンプリエンという魚。
オスが、泡の家をつくり、その中で卵や子どもを守り育てます。
この魚、アンコールクラウ村にも生息していて、とてもきれいな魚だそう。

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上の写真と同じイラストを模造紙に描いて、先生も"自分の言葉"で説明できています。
今日はメモ書きを持たずとも、生き生きと先生役がつとまっていました。
佐藤さんも私も一安心です。


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次に変わった子どもの産み方をする2種類のサメについて紹介。
写真のイラスト、右上のイラストはこの種類のサメの卵です。
直径が15cmほどと大きいため、生まれるまでに約一年もかかります。
このサメの卵、クワガタのような変わった形をしていますよね。  
これは、潮に流されてしまわないため、どこかに引っかかりやすいようにこうなっているそうです。  
 

20161223_170214_0106.jpg下のイラストのサメの赤ちゃんも興味深いです。
このサメは3mほどある大きなサメ、その赤ちゃんはおなかの中で1mくらいまで育つのですが、
お母さんがおなかの中に赤ちゃんが食べるための小さくつぶつぶした卵を作るのです。








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アフリカの湖には、下の写真右上のイラストのように、巻貝の中に卵を産み、そこを子どもの家にしてしまう魚や、二枚貝に卵を産み付ける魚がいます。

これ以上は授業では触れていませんが、佐藤さんに教えていただいてびっくりしたのがタナゴの産卵方法。
アサリなどの二枚貝、その貝のエラの中に卵を産むのだそう。
二枚貝には2本、角や触覚のようなものが生えていますよね。
あれは入水管と出水管といって、前者が酸素をエラに取り込み、後者が二酸化炭素をエラから出しています。
タナゴは、二枚貝が開いた一瞬の隙を狙って、細い管を入水管の中に挿し、その管から卵を貝のえらの中に産み付けます(下の写真の右上のイラストのように)。
その卵は貝のエラの中に守られて安全かつ、いつも新鮮な酸素を吸えるというわけです。

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最後に、カンボジアのカンポット州やコッコン州などの海にも生息するタツノオトシゴについて。
タツノオトシゴはオスが子育てをします。
オスはおなかにポケットを持っていて、そのポケットに卵をいれ、そこから赤ちゃんが生まれて泳げるようになるまで育てるのです。
カンガルーのようで、斬新です。

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この女の子はタツノオトシゴの子育てが面白かったようで、わくわくとした表情を浮かべながら小さな先生のお話に耳を傾けていました。

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今回の授業で、魚たちは未来に自分たちのDNAを残すこと、それを目的に生きていることが分かりました。
DNAを残す方法もDNAに刻み込まれているのですから、生まれた瞬間から次の世代のことを考えて生きているのですね。

一方私たち人間の生きる目的が、"DNAを次の世代に引き継ぐこと" といわれても本能的にはそうだと思いますが、しっくりこないですよね。
他の生き物たちとは違い、私たち人間は生きる目的を探して悩んだり、見失ったり...。何を目的に生きているかも人それぞれ違います。
そんな人間に比べると、授業で学んだ魚をはじめ、他の生き物たちの生きる目的ってシンプルでまっすぐ、そして潔いものだなーとなんだかしみじみしてしまった私でした。


次回の授業では、実際に魚を獲る実習に出かけます!
授業で習った魚たちには出会えるでしょうか、楽しみです。


仲尾

このプロジェクトは、三井物産環境基金2014年度活動助成を受諾し、
(一財)国際開発センター(IDCJ)とJSTが共同で行っているものです。







こんにちは!
先ほどまで停電していてブログが書けず、うずうずしていた仲尾です。
アナログに手書きで原稿を作っていましたが、やっとブログが書けます!笑
シェムリアップではときどき停電が起こります。
クーラーが止まってしまうため、暑い日は大変ですよね...。
と、前置きはこのくらいにして...

今回も前回に引き続き前任インターン生の可児さん、谷垣さんによる授業の様子をお伝えいたします。

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前回ミシンを使って作ったトートバッグ。
今回はそのトートバッグにステンシルでデコレーションをして、オリジナルのトートバッグを完成させます!


まずは谷垣さんがお手本を。
ステンシルの型を布の上にのせて、その上から筆で色づけをします。
うまく仕上げるポイントは、筆を直角に持つことと、筆に水をつけすぎないことです。
にじんでしまいますからね。

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ポイントをおさえて正しく色づけすれば、このようにくっきりとマークがあらわれます。
真っ赤なハートがかわいいですね。

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型の種類は沢山あります。
いろいろ組み合わせたら面白いものが出来上がりそう...。
見ているこちらもわくわくします。

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大事なトートバッグにステンシルする前に、いらないTシャツで試してみます。
どうかな。うまくできそう?

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生徒に混じって真剣に取り組むのは国語のリリン先生。
先生のバッグはどんな仕上がりになるのでしょうか。

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赤系、青系、黄色系...と色によって筆、絵の具、パレットをエリア分けして、赤をステンシルするときはこの机でやってね、他の色の場所に筆は持って行かないでね、と説明していたのですが。
いつの間にか違う色の筆が同じ机に置かれていたり、パレットには2色の色がのせられていたり...。
みんなステンシルに集中するあまり、最初のルールを忘れてしまったよう...。

最終的には自由に楽しんでやってもらいましょうか、ということになりました!笑


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通訳をしてくれていたJSTスタッフのカンちゃんもステンシルに挑戦。
彼女は青色が大好きなので、このときのチョイスももちろん青色です!

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だんだんと仕上がってきました!
世界に一つだけ、自分だけのオリジナルトートバッグです。

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カメラを向けるとこの笑顔。
いつもは元気いっぱいでおてんば娘なこの子も、作業中は一点集中、とっても静かに取り組んでいました。

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授業の最後にはアンケートを書いてもらいました。
トートバッグの製作に関しての理解度や満足度を調査します。

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出来上がったトートバッグをもって記念撮影。
将来ミシンの授業を先生方でおこなえるようになってほしいとのことで、
今回参加していただいた先生方。
この機会をとても楽しまれていたようで、写真撮影時は生徒よりもテンションが高かったです!笑

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そして、自分で作ったトートバッグを持った生徒たちと、先生を務めた谷垣さん、可児さん。
世界に一つだけの特別なトートバッグ、カラフルでとってもかわいいです。

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「学校用に使う!」
「塾に持っていく!」
と生徒たち。大切に使ってね。


今回の授業を企画・実施してくださった谷垣さん、可児さん、ありがとうございました。

また今回、安田女子大学様から御寄付をいただいた布でトートバッグの製作をおこないました。
安田女子大学様、ご支援、ご協力ありがとうございました。


このトートバッグを使っている生徒の姿を見るのが楽しみです!


仲尾


こんにちは!

この前のブログ記事でもお知らせがあったように
先週から、前JSTインターン生の谷垣さん、可児さんがシェムリアップに来てくれています!
その目的は...バイヨン中学校でのミシン授業!!!

ミシンが得意な谷垣さんが事前に、
昨年末バイヨン中学校でミシン授業を行って下さった安田女子大学に行き、
授業の進め方などを検討してくれました。
また、今回使わせて頂いた布は安田女子大学の方々からのご寄付によるもので、
その布も送り届けてくれました。

ではでは授業の様子をご覧ください!
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まずは二人からの自己紹介。(写真左:可児さん、写真中央:谷垣さん 写真右:通訳カンさん)
二人は昨年4月末~8月末まで日本語授業、音楽授業でよくバイヨン中学校に来ていたので
生徒のみんなも覚えていました!

そして生徒に今日の授業説明。絵の上手な可児さんのイラスト付きでとても分かりやすいです。
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頭に内容が入ったところで、いざ開始です。
前回の安田女子大学の方々によるミシン授業を経験した生徒たちは
上糸、下糸のセットもお手の物でした。

ミシンのセットが終わった後は一工程ずつ、縫い進めて行きます。
まずはバッグ本体の両端となる部分。
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しっかりしたバッグにするために裏表をしっかり縫っていきます。

ちゃんと縫えているかを確認するために、
縫い終わったら谷垣さんチェックが入るシステムになっていました(笑)
先にどんどん進めてしまう生徒が多い中でのナイスアイデアです。

授業は順調に進んでいきます。
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肩ひもをはちまきにしている生徒を発見(笑)この前の運動会の名残ですね(笑)

両端が縫い終わったら次は肩ひもの縫いつけです。
少し難しいので谷垣さんのお手本をみんなで見ました。
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なんだかこの光景、素敵だなあ。と
写真を撮りながらしみじみと思っていた榎本です。(笑)

この後、生徒たちは、谷垣さんのようにスラスラと平行に縫えず、
「オッチェ~(できない~)笑」と言っていましたが、前任インターン生の二人のサポートもあり、
なんとか全員縫うことができました。

出来上がりはこのようになりました!
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校長先生も生徒の作ったバッグを提げて嬉しそうです。まるで少年のようですね(笑)

ミシンを使うのはここまででした!
次回の授業でこのバッグに生徒たちの好きな柄をステンシルというやり方でつけていきます。
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そのため教室の横では小出さんが次回の授業に向けて
ステンシルの型版作りをして下さっていました。
ミシンの授業に参加していない生徒たちが興味深そうに周りに集まってきていました。

出来上がりはこのようになる予定です。
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さてどのようなデザインのバッグが出来上がるのでしょうか?
個性あふれるバッグができるのが楽しみです。
今回の製作にあたり布を寄付して下さった安田女子大学の皆さん、ありがとうございました!
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次回の授業のブログをお楽しみに!



榎本



こんにちは!

先日、シェムリアップにある小学校教員の教員養成校で運動会が開催されました!!!
昨年11月、そして今回数日にわたってNPO法人オアシスの方々から
運動会の進め方の指導を受けて来た生徒たち。

果たして運動会は無事成功したのでしょうか???


まずは生徒たちの入場行進。
今回の運動会から来賓の前を通るときには一礼をするという動きを新たに
取り入れることになっていました。
ところが...あれれ...。
先頭チームがそのまま来賓の前を通り過ぎてしまいました。
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すかさずオアシスの金田先生からジェスチャーで「一礼、一礼!」という指摘が!
すると学生リーダーが次のチームに声をかけ合図を出し、
きれいに揃った一礼を見せてくれました。
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そのあとはラジオ体操、そしてリズムダンスと続きました。
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そしてオアシスの方々も昨年に続き楽しみにされていた生徒による伝統ダンスの披露です。
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色鮮やかな衣装と派手なメイクが生徒の印象をがらりと変えていました(笑)
しなやかな手の動きと心地よいリズムがとても素敵で私はすっかり見入ってしまいました。
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今回披露された伝統ダンスは2つであり、2つ目に披露されたものは男女で行う
ココナッツダンスでした。
ココナッツでできた器をリズムよく男女で叩き合わせ観客を楽しませてくれるダンスとなっています。
息ぴったりのダンスでこちらも同様に素敵でした。

そして次は来賓挨拶でした。
オアシスからは理事長である足立さんが挨拶をされました。
IMG_4228.JPG(写真左:通訳サンボーさん 右:足立さん)
足立さんからは、「本日運動会を迎えることができて嬉しく思います。
また、今回、運動会の指導を行うなどの支援ができたことも嬉しく思います。
今、皆さんは運動会への期待に胸を膨らませていることでしょう。
その期待を是非実現させてください。皆さんで協力して勝利を目指してください。
そして皆さんが先生になったときにこの経験を皆さんの生徒に伝えてください。
さらにカンボジアに運動会の輪を広げて行って下さい。」というお言葉がありました。

そのような言葉を頂いた生徒たち、早速競技開始です!!!

まず最初は障害物競争でした!
バイヨン中学校ではそうめんの早食いがトラップの一つとしてありましたが、
教員養成校のトラップは何だったのでしょうか???

正解は...
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バナナの早食いです。(笑)カンボジアらしいですね。
なんだか迫力があってとてもおもしろい競技でした。

その後はリレー、ムカデ競走、タイヤ転がしと続きました。
生徒たちはバケツを太鼓代わりにし、ペットボトルを細工した笛を吹きチームのみんなを鼓舞します。
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小学生も一緒応援していました。(後ろ姿がなんとも可愛らしいです。)
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そして玉入れ。
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玉入れのかごを支えるのは生徒2人。たくましいですね。

そして白熱した徒競走。
教員養成校のグラウンドは体格の大きい彼らにとっては狭く、
カーブのところで減速したり、転倒してしまう生徒が多数いました。
ですが、大きな怪我なく競技は進んで行きました。
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彼は一位を勝ち取り、喜びを全身であらわしていました。

その後は綱引き。
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公正を保つために日本だと左右の場所変えが行われますが、行わず...。
右にいるチームばかりが勝っていました。
来年はしっかり手を打たないといけませんね。

続いて参列者対抗の綱引きでした。
参列者の中にはあれ?
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バイヨン中学校の先生と生徒たちが!!!
なんと彼ら教員養成校の運動会を見学に来ていたのです。本当に熱心ですね。
学べるところがきっとたくさんあったはずですので、
来年の中学校の運動会に是非活かしてほしいものです。

以上で競技は終了でした。
最後はマディソンというダンスを生徒、そして参列者の方と共に踊りました。
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難しいステップに私はついていけず記録係りに徹しました(笑)

そして表彰式。
優勝は......
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紫チームです!!!
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お坊さんからのトロフィーの授与です。
この光景バイヨン中学校でも見ましたが、見るたびになんだか素敵だなと感じます。

このようにして無事教員養成校での第二回運動会は終了しました。
まだまだ改善の余地が残るところはありますが、
運営にコアで関わってきた学生リーダーたちを始め、
生徒たちは本当に良く頑張っていたと思います。

運動会の後にはオアシスの金田先生と学生リーダーたちで反省会も行われ、
来年に向けた話し合いもされました。

さて来年の運動会はどのようになっているのでしょうか。
是非見に行きたいものです。

ともかく、素敵な運動会を見させてくれた教員養成校の皆さん、そしてオアシスの方々
お疲れさまでした!

ありがとうございました!



榎本

こんにちは!
先日、トンレサップ湖でバイヨン中学校の生徒たちの課外活動がありました。
この活動は(一財)国際開発センター(IDCJ)とJSTが三井物産環境基金を受託し、
アンコール地域の水環境を若い世代で守っていくために、行っているプロジェクトの一つです。
今年度で3年目となるこのプロジェクト、
今回の活動は前年度に予定していたものであり、やっと実現することができました。

ではではその活動の様子をお伝えしていきます!

シェムリアップに住んでいるにも関わらず、
学校から車で一時間足らずのトンレサップ湖には行ったことのない生徒がほとんど。
大型バスに乗り込んで意気揚々とやってきました。
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当初来る予定だった生徒の数は50人だったのですが、今回来た生徒はなんと先生4人含め、73人!
きっとどうしても連れっていってほしいと先生に頼んだのでしょうね(笑)

バスを降りてからはシェムリアップ淡水魚研究所の佐藤さんから
トンレサップ湖に関する知識を教えて頂きました!
佐藤さんには前述したプロジェクトの一つとして
バイヨン中学校で"魚の授業"と題した授業を月1回ペースで実施して頂いております。
今回はこの活動のアドバイザーとしてご同行下さいました。
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トンレサップ湖の水位は乾季の時は1m足らずですが、
雨季になると約8m水位が上昇して10mほどになることやトンレサップ湖の
歴史について教えて頂きました!
1月の今はすでに乾季に入っていますが、水位は今後さらに低くなり、
低さのピークは4月、5月頃となります。

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そういった情報を聞いてから見るのと見ないのとでは全然見方が違ってきますね。

昔からカンボジアの人々の生活を支えるトンレサップ湖ですが、
生徒のみんな知っているようで知らないことも多かった様子。
もっともっとトンレサップ湖のことを勉強してもらいたいものです。

勉強の後はいざ乗船です!
大きなボートに乗ったことのない生徒はみんな大はしゃぎです。(笑)
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しばらくボートで進み、トンレサップ湖の雄大さに圧倒されつつたどり着いたのはここ。
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ここではナマズの仲間である魚やワニ、ヘビを近くで鑑賞できるスペースがあります。
みんなたくさんのワニに目が離せない様子。

この場所を存分に楽しんだ後はトンレサップ湖周辺のゴミ拾いをしました。
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観光客が多いためか地元の人がごみを捨てることを厭わないせいか、
ゴミのポイ捨てが非常に多いトンレサップ湖周辺。
拾っても拾ってもきりがありません。
10袋のゴミ袋があっという間にパンパンになりました。
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ご覧のようにビニール袋のゴミなどがたくさん散らかっています。
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ペットボトルやお菓子の袋などもたくさん捨てられています。
生徒たちが拾っている姿を見て観光客や地元の人がハッとしてくれれば良いのですが...。

地域の人が協力してこのような活動をすることは
トンレサップ湖の持続的な環境保全につながります。
このようなごみの散乱した状況を見て、
きっと普段から中学校でゴミ拾いを積極的にやっている生徒たちは感じるものがあったはず。
彼らこそがカンボジアのこれからの担い手です。
今回の活動を通して彼らからもっと環境保全に対しての関心を広めていってほしいと
願うばかりです。
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そしてこの後はトンレサップ湖の近くにある中学校へ、このプロジェクトの絵本を届けに行きました。
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空に映える素敵な校舎です。
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この水環境絵本図鑑は三井物産環境基金の助成を受け作成されたもので、
佐藤さんや(一財)国際開発センター(IDCJ)、JSTスタッフが作成に関わっています。
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このようにバイヨン中学校の生徒からトンレサップ湖の近くの中学校の生徒たちへ
本が手渡されました。
近くにトンレサップ湖がある生徒たちにとってはとても興味深い本なのではないでしょうか。
じっくり読んでくれると嬉しいですね。
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最後は友好のあかしにカンボジアの伝統音楽であるアラピヤを共に歌いました。
バイヨン中学校とはまた全然違った形で学ぶ生徒たちとの交流は
生徒たちにとって大きな刺激となったのではないでしょうか。
バイヨン中学校にもぜひ訪問してもらいたいですね。

帰り際、生徒の表情を見ると、少々疲れ気味ではあったものの、
盛りだくさんのコンテンツに満足した様子でした。

後日、生徒に聞いた今回の活動に対する感想を少し紹介させて頂きます。

まず一人目。
トンレサップ湖に来るのは初めてで、乾季と雨季で水位が変わることを佐藤さんに教えてもらった。
そして初めてトンレサップ湖を見た時、その長さ、広大さに驚いた。
だが、トンレサップ湖はごみくずやビニール袋のごみが多すぎた。
次はトンレサップ湖の近くにあるクロム山に行ってゴミ拾いをしたい。

二人目。
トンレサップ湖は初めてで、その大きさや約5500年も存在していることを学んだ。
そして水上での生活と漁業、ワニやヘビなどの飼育、岸辺で育つ木々達に興味を持った。
トンレサップ湖の環境破壊は人々がゴミを散らかしたりすることや、
ボートを多く使うことで魚に悪影響を与えていること、
マングローブの木を人々が切ってしまうことで起きていると思う。
次ここに来たら泳いだり、魚を獲ってみたりしたい。

そして三人目。
トンレサップ湖に行くのは初めてで、トンレサップ湖にはたくさんの種類の魚がいることや、
カンボジアの乾季と雨季という季節について学んだ。
またどうやったら環境を守れるのかも学ぶことができた。
水上に浮かぶ家やこの地域での教育、そして水質汚濁は人間の出す化学物質によって起こされているということに興味を持った。
もう一度ここにきて岸辺の掃除をしたい。
そしてこの地域に住む人たちについてインタビューして漁業のことについてもっと知りたい。
さらに小さな子どもたちに環境のことや、飲み水のこと、水をどうやったらきれにできるかについて
教えたい。また地域の人たちにごみをちらかすとその先どうなるかを伝えたい。

といった感想を聞くことができました。
環境のことをどうにかしなければという気持ちを持っているということがとても嬉しいですね。
この気持ちを忘れずまた次に生かしてほしいものです。

今後3年目のプロジェクトとしては4回ほどこういった課外活動を予定しています。
多くの生徒に足を運んでもらい、今回行けなかった生徒たちにも
こういう機会を設けることができればいいなと思います。
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榎本


このプロジェクトは、三井物産環境基金2014年度活動助成を受諾し、
(一財)国際開発センター(IDCJ)とJSTが共同で行っているものです。

 

 

こんにちは!そして、お久しぶりです!

昨年8月の終わりまでインターンをしていました、谷垣です。

 

カンボジア、バイヨン中学校、支援者の皆さま、現・前インターン生の活動を

日本から毎日こっそり応援している私ですが、大学の期末試験を無事終え、

来月、2月に同期インターン可児と、再び愛しのカンボジアへ!(実は私、既に11月にも...

 

そして!その訪問に際し、被服(ミシン)の授業を行うこととなりました!

 

つい最近、バイヨン中学校で被服授業が行われたことを覚えていらっしゃいますでしょうか?

カンボジアにおける被服製作を手段とした国際協力の研究をされている、安田女子大学の山田先生が、

他の先生方と共に、12月末、5日に渡って被服授業を実施されたのです。

詳しくはこちらのブログから

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実習に参加する生徒の変化を調査すること、また、もちろん、実習による家庭科授業の充実のため、

継続した実習実施が求められています。そうした理由から、今回の訪問に合わせて私が実習をさせていただく運びとなりました。

 

そして先日、広島は安田女子大学へ訪問し、準備・打ち合わせを行って参りました!

本日はその様子を少し紹介したいと思います。

 

安田女子大学に来て初めに驚いたのは、学生が制服を着ていること!

試験を受ける際には必ず着用しなければいけないのだそうです。びっくり!

それはさておき、安田女子大学は、とてもキレイで、

現代的(新しい?)な建物が多く、とにかく、新鮮でした!

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今回、お世話になった方々は、研究・事業の中心である山田先生をはじめ、

12月にカンボジアで教えてくださった楠先生、作り方やパターンを考え、作成してくださった平本先生、

そして今回一緒に試作・準備をしてくださった吉田さんです。

 

まずは少し打ち合わせをして、今回の実習で制作するものを実際に作りました!

今回、一体何を制作するのでしょうか...

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久しぶりのミシンにワクワクのわたし!母が服飾関連の仕事をしていましたので、

小さいころから身近にあるものでした。ミシンが刻む心地よいリズムに本当に癒されました。。。

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各工程を確認し、注意すべき点などをメモしながら...

 

試作を終えた後は、コーヒーブレイクをしながら、カンボジア話に花を咲かせました。

 

その後は、カンボジアへ持って行く生地の準備を。

予め、準備をしてくださっていたのですが、足りない部数をジョキジョキと...

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お昼過ぎから始めましたが、全ての準備が終わった頃には、日が落ちてすっかり暗くなっていました。

学期末で大変お忙しい中、お時間を割いて準備をしてくださった先生方には、感謝しかありません。

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そして!私たちが下げているこのバックが、今回制作するものです!

実際は、この出来上がったものに、さらにステンシルでオリジナルの柄をつけます!楽しみ!

 

先生方の思いも含めて、被服(ミシン)の楽しさを生徒たちに伝えられるよう、頑張ります!

現地での実習の様子も報告いたしますので、楽しみにしてくだされば嬉しい限りです。

 

 


(おまけ)


記憶の中では、"初・広島"のわたし。

早めに大阪を出て、原爆ドームや平和記念資料館を訪れました。

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原爆死没者慰霊碑に刻まれた"過ちは繰返しませぬから"、そして、

ローマ法王が述べられた"過去を振り返ることは、将来に対する責任をになうことです"、

の言葉が非常に胸に突き刺さりました。今、世界はどこへ向かおうとしているのでしょうか...

 

ー・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-

 

初めてお会いしたと思えない程、親しくさせていただいた楠先生に、

広島のお好み焼きへ連れて行っていただきました! 

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キャベツがたっぷりで、麺もパリパリ、とっても美味しかったです!

(けれど、これは広島焼き!と思った私は大阪人なのでしょうか。笑)

 

 

谷垣

 




日本の運動会で一番の目玉といえば、リレー。
先日バイヨン中学校では、オアシスの金田先生によるリレーの授業がありました。

こんにちは!今でこそ体が重くて俊敏に動けませんが、
実は小学校、中学校、高校ではいつもリレーの選手だった仲尾です(笑)


写真は、リレーでのバトンパスの重要性について説明を受ける生徒たちです。
「日本のリレー選手は、一人一人の足が速いというよりバトンパスが上手いです。そのため最近では、世界でもいい成績を残せています。」


ということで、バトンパスを磨いて今よりもっと早くゴールできるようになりましょう!と練習が始まりました。






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バトンパスのやりかたを各チームで確認中。
走る順番も大事です。スターターを誰にするか、アンカーを誰にするか話し合います。



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右手でバトンを持って次の走者の左手に渡す。
バトンパスの基本です。
運動会前の練習では、走ることに集中するあまりできていなかったこの基本の動き。
練習の成果もあってか、ずいぶんとできるようになりました。
  
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負けず嫌いな生徒たち。全力疾走です。

一レースが終わるごとにミーテイングをし、どうすればもっと良くなるかを話し合います。

どうやら、

スターターは足の速い子がするのが良いのではないか、
バトンパスのときは、バトンを受け取る人が少しリードして走っておこう、

というような話し合いが行われていた模様。
少し前までなら生徒たちはそこまで考えられなかったと思います。
"どうすれば今より良くなるか自分で考える力をつける"
金田先生のご指導が生きてきた、と思った瞬間でした。


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リレーの場合、トラックはオープンコース(スタート時のレーンと別のレーンを走って良い)です。
ただ、セパレートコースとオープンコースの区別がまだついていない生徒もいて、
同じレーンをずっと走ってしまうというケースも多く見られました。
これでは走る距離がほかのチームより長くなってしまい
追い越せるところも追い越せません...。

金田先生がもう一度二種類のコースについて説明。
生徒が完全に理解したところで、気を取り直してもう一レースです!
(ちなみに私は人数合わせのために四レース走ったため、翌日足がぶるぶるしていました(笑))



位置について、よーいドン!

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オープンコースについて理解した生徒たち。
トラックの内よりを走ることが出来ています。

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線をはみ出ないように両手を広げるルー校長(写真右)の姿も。
ルー校長も体育の授業を見学されるのがお好きで、今回は見学だけにとどまらず
生徒に混じってリレーに参加していました。
あまり走るのがお得意ではないようで、生徒に抜かされてしまっていたのはここだけのお話です(笑)


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最後にもう一度!バトンパス時の手の動きについて復習。
生徒が習得しても、教える先生が理解していないと意味がない、と金田先生。
体育の先生も熱いご指導をうけ、理解もバッチリだそうです。
これで金田先生が帰国された後も大丈夫ですね!

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リレーは全員でパスをつないでいくレース。
全員の息がぴったり合ってバトンパスがうまくいくと
ほかのチームに差をつけることが出来ます。
走者の足が速いか遅いかで、次の走者がバトンを受け取るときにどのくらいリードするのか、
その距離も考えなければなりません。
走者の順番によっても結果がずいぶんと変わってきます。
勝つためには頭を使って考えることが大事。
みんなで話し合い、どうレースに臨むか決める過程が重要なことが分かりました。


リレーがこんなに奥深い競技だったとは...。
私は次の走者目指してつっ走っているだけだったな~と反省しました...(笑)

金田先生からの熱血指導を受けた生徒たち。
次にリレーをするときには、華麗なバトンパスを見せてくれることでしょう!
金田先生もことあるごとにおっしゃっていますが、
「目指せ新記録!」
過去の記録をどんどん更新して、ニューレコードを生み出してほしいです。



仲尾



こんにちは!
本日二回目のブログ更新です(^-^)

昨日の午後からはバイヨン中学校第二回運動会の反省ミーティングを行いました!
昨年に増して多くの競技が行われ、そして多くの方が訪れ開催された、
バイヨン中学校第二回運動会。
今後に向けてどのような話し合いがもたれたのか、是非ご覧頂ければと思います。

まず、オアシスの方々を始めバイヨン中学校の教員の方々、
そして通訳としてJST代表のチアさんが一つの教室に集いました。
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まずはバイヨン中学校の先生方からのコメントです。
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先生方からのコメントとして上がったのは、
・昨年に比べたら応援の盛り上がりは少し少なかった
・今回は種目も多く生徒たちが楽しんで取り組んでいた
・綱引きでの人数のばらつきが気になった
・生徒の団結する姿を見ることができた
などです。

そしてルー校長からは
「早い段階から、先生に役割分担をすることで教職員一同協力でき良かった、そして村の方や教育関係者を多く招待できたことによりバイヨン中学校をアピールできた。州の教育関係の方もバイヨン中学校の運動会を見てバイヨン中学校を評価してくれた。」とコメントがありました。
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そしてオアシスの方々からは
・前回にまして保護者の方々が多く来られていたのが印象的だった
・先生方の努力が実った運動会だった
・一つ一つの競技がスムーズに進行するのは良いが、もっと100m走などの走者を増やすなどして盛り上げるポイントが必要だ
・生徒へのインタビューを通して生徒自身が保護者の方に運動会での頑張りをほめてもらったという言葉を聞けてとても良かった
などのコメントを頂きました。

そしてチアさんからは、
「オアシスの方々のサポートなしでは運動会はできなかった。
そして校長先生の頑張りもとても大きかった。
普通だったら来られないような来賓の方が来られたこと、
それは来賓の方のバイヨン中学校への関心の高さを示していた。
これはバイヨン中学校にとって大きな成長であると感じる。」というコメントを頂きました。

そして最後に金田先生から。
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「今はラジオ体操であったり日本の要素が入った運動会になっているが、
ゆくゆくはラジオ体操ならぬバイヨン体操のようなものができたりして
カンボジア流の運動会ができるようになってほしいと感じる。安全性を高め、
そして道具を大切にするなどしてこれから頑張っていってほしい。
そして休みなく一生懸命働く先生方は本当に素晴らしい。
今回の反省を生かして来年の運動会につなげましょう。」とのコメントを頂きました。

また、オアシスの方からの質問で、
開会挨拶のときに校長先生が地面に立った状態で挨拶をしていて、
どうして朝礼台に立ち、挨拶をしないのか?という質問がありました。
私自身もそこに疑問を抱いていたのでとても興味深い質問だったのですが、、、
聞いてみるとその理由は、来賓の中にお坊さんが来られていて、
仏教国のカンボジアではお坊さんよりも高い位置に立つことは失礼に値するからというものだったようです。

これを聞き、日本の当たり前がこちらでは簡単にできるものではなく、
そういったカンボジアならではの慣習も大切にしつつ考えていかなければならないのだなと
強く実感することとなりました。

顕微鏡のようにははっきりと見えないバイヨン中学校のこれからですが、
先生方やオアシスさんのコメントからも伝わるように、
少しずつバイヨン中学校の進むべき道のようなものが見えてきたのではないでしょうか。

こういった運動会の反省ミーティングが行われるというのはこちらでは珍しいことであり、
こういうことが行われるということ自体も、この中学校にとって大きな成長であり、
大切なことなのではと感じます。

今回の運動会を一つの糧としてどんどんバイヨン中学校が
より良い方向へ進んで行ってほしいなと願うばかりです。

改めて第二回バイヨン中学校運動会、お疲れさまでした!