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青年海外協力隊で理科教師としてシェムリアップ教員養成校に赴任されていた小八重桂子先生が、カンボジア離任直前に、アンコールクラウ村の子供たちを対象に、栄養ワークショップを実施してくださいました。
小八重先生は、日本では、静岡県の農業高校教諭としてご活躍されているのですが、今回は、小学生以下の子供たちを対象に、栄養について、手作りの絵や道具を使って、とってもわかりやすく説明をしてくださいました。
さすが先生!
1時間以上の時間、子供たちは皆、真剣に、時には大笑いしながら、完全に小八重先生の話に惹き付けられていました。
まずは、箱の中に、本物の野菜や魚、お米や牛乳瓶などをひとつずつ入れ、何が入っているか、手探りで当ててもらうゲーム。みんな、やってみたくてうずうずしていましたね!
そして、口から入った食べ物が、体の中でどのように動いて吸収されていくか、実物大の図を体に貼り付けて説明。胃、大腸、小腸、肛門など、皆、ちゃんと名称を知っていました。
おもしろおかしい説明と、身振り手振りの面白さに笑い転げる子供たち。教室は終始笑いの渦に包まれていました!
最後に、身体の中に入った食べ物が、どのような働きをするか、3種類に分けて説明。これはちょっと難しかったかな?
実際の食べ物でも、3種類に分けてもらいました。最初のグループの子たちは、ちょっと戸惑い気味でしたが、その次のグループからは、皆、すっかり覚えてしまって、すぐに正解を導きだしていました。
「みんな、頭がいいよ」と通訳のチアは感心。
小八重先生の話を聞く子供たちの目は、きらきら輝いて、真剣そのものでした!
小八重先生、日本帰国前のお忙しい時期に、楽しいワークショップをありがとうございました。
日本に戻ってもカンボジアを忘れずに、ぜひ、また遊びに来てくださいね!
(よ)
昨年、(一財)国際開発センターの板倉さんが、アンコールクラウ村の青年たちを対象に行ったレクチュアー、東ティモールで行った「熱効率のよい"改良かまど"」について、いつか、アンコールクラウ村でも同様のものをつくってみたいね、と、ひそかに、皆で計画を練っていました。
(そのときのブログはこちら→http://www.jst-cambodia.net/jstnews/2010/07/11/)
そして、それから1年。
NPO法人オアシスの皆さんの協力のもと、村の子供たちの栄養向上プロジェクトの一環として、改良かまどをつくる助成金をいただくことができました!
改良かまどの製作にあたっては、JSTのカンボジア人遺跡修復専門家に一任。
休日を利用して、さっそく、かまどづくりに向けて試行錯誤をはじめました。
皆、プノンペン芸術大学で建築を学び、長年、遺跡修復事業に携わってきた建築のスペシャリストでもあるので、"ものづくり"に関しては、人一倍の情熱と専門家としての自負を持っています。
まず、改良かまどは次のような条件を満たすことを目標に、検討を始めました。
・村の子供たちのための雑炊炊き出しの際に利用するので、大きな鍋が2つ同時に使えること。
・余熱を利用してやかんのお湯を沸かせるようにすること。
・薪の使用量が少なくて済むように工夫し、将来的に、村の各家に普及させたいと考えていること。
・また、村で普及させるためには、カンボジアにある身近な材料を使い、ローコストで製作できなければならないこと。
薪入れ口は両サイドにつくり、中央後方に煙突、そして両側の鍋と煙突の間に余熱で沸かすやかんを置く小さな穴を設けます。
図面を作成してくれたプロスくん(左端)。とても几帳面な性格で、水平をとる水準器を使って、修復の際の石積み作業と同様の精度(?)でつくっていきます。
上半身裸になって、やる気満々のモニーくん。彼はコンピューターの専門家なのですが、機械類の組み立て作業ならなんでも大好き、という性格そのままにこの作業にのめりこみ、レンガの切断線を描いていきます。
そして、指定された線の通りにレンガを切断していく村の作業員。
鍋を据え置く部分の形を決めて・・・。と、皆、もくもくと作業をしていきます。
最後に、遺跡修復でも使った"版築土"の材料を調合した土で全体を塗りこめて、仕上げを施しました。
消石灰と粘土以外に、ひび割れを防ぐために砂糖と塩も入れているそうです。さすが!
出来上がった改良かまど。
まるで芸術品のような立派なかまどができました!
JSTのカンボジア人専門家たちも、自らつくった立派なかまどに大満足。
次は、小学校のゴミ焼却炉をつくってみよう!と張り切っています。
さらに、いつも炊き出しの際に雑炊を作ってくれる村のおばさんたちもやってきて、「こんなに素晴らしいかまどを、本当に自分たちが使っていいの?」と大喜び。
このかまど、現在乾燥中ですが、早く使ってみたいと、次回の雑炊の炊き出しに皆で期待を寄せているところです。
(よ)
-JSTでは、NPO法人オアシスの皆さんと共同で、「村の子供たちの栄養補給プロジェクト」を進める村の大人たちのサポートを始めました-
日曜日。
先週に引き続き、アンコールクラウ村の大人たちが村のコミュニティセンターに集まって、
さまざまな作業を行っていました。
来週は、さっそく、空芯菜などの種をまく予定です!
草刈りをする人々
鎌で器用に草を刈っていきます。
枯れたヤシの葉を切り落とす人々
そのままにしておくと、突然、葉が落ちてくるので、小さな子供にあたったら大変です。
やまなみフリースクールの建物の屋根瓦を取り換える人
バナナの葉っぱに、たくさんのごはんを包んで、持ってきていました。
おかずは、睡蓮の茎を煮込んだもの。
おかずの量の割に、ご飯の多いこと!・・・・・でも、これが村人の一般的な食事です。
そして・・・・・・・
来週は、みんなが大好きな「鶏肉たっぷり雑炊」をつくりますよ!
(よ)
先日の村の集会(6月20日のブログ『村の大人たちよ、もっと自覚を!』)を受けて、村の大人たちも動き始めました!
土日の今日は、アンコールクラウ村コミュニティセンター内に、20人ほどの村の大人たちが集まって、
土を耕し、畝をつくり、畑をつくりはじめていました。
この畑では、村の子供たちに支給する雑炊用の野菜を栽培する予定です。
そしてこちらでは・・・・
雑炊用のかまどを作る予定で、まずは、その覆い屋を建設しているところです。
覆い屋があれば、雨期でも心配なく雑炊をつくることができます!
こちらは、遺跡修復チームの建築の専門家が中心となり、村の大人たちの中で、大工仕事が得意な人々が加わって造っています。
さあ、どんな野菜ができるでしょうか?どんな雑炊小屋が完成するでしょうか・・・・?
今からとっても楽しみです!
(よ)
-JSTでは、NPO法人オアシスの皆さんと共同で、「村の子供たちの栄養補給プロジェクト」を進める村の大人たちのサポートを始めました-
JSTオリジナルツアーでも紹介した子供たちのための雑炊会、第二弾。
IDCJの石川さんからの最後の感想ブログです!
☆☆☆☆☆☆☆石川さんより☆☆☆☆☆☆☆
その後、JSTの皆さんが企画して下さいましたコミュニティセンターでの子供たちへの雑炊の炊き出しに参加しました。
火起こしから始まったこの大がかりな炊き出しですが、村のお母さんをはじめ、青年グループの段取りは手慣れたもの。大きなお鍋2つ分のかなり大がかりな調理でしたが、2時間後にはお鍋いっぱいにとっても美味しい雑炊が出来上がりました。
子供たちは皆、お腹をすかせていたようで、お代りを何度もしていました。みんな行儀よく、ちゃんと並んで分け合って食べている姿は微笑ましかったです。
カンボジアでは、農村部での子供の栄養不足も大きな問題の一つに挙げられますが、野菜、お肉のバランスのとれたこのような炊き出し等は育ち盛りの子供の栄養補給に貴重な機会です。
子供たちへの炊き出しに料理に協力してくれた村のお母さん、青年グループのお兄さん、お姉さん、どうもお疲れさまでした。
その後、みんなで子供たちに日本語の歌を教えたりして交流会。子供たちと歌を通じた交流はとっても楽しかったです。
このような形での子供とのふれあい、普段の生活では得られない元気をたくさん与えてもらったような気がします。
JSTの皆さん、本当にどうも有難うございました。
(IDCJ 石川)
2月6日
IDCJ石川さん滞在3日目のこの日は、クラウ村農業ワークショップを開催しました!
以前、カンボジアの米どころ、バッタンバン州で行ったプロジェクトを参考に、村でも簡単にできる生産効率アップのヒントを紹介していただきました。
この日はいつもフリースクールに通ってくる子供たちだけではなく、村の大人の方々にも声をかけました。
話題は「農業」。きっと村の人たちもすごーく興味があるはず!
と思ってコミュニティセンターに行ったら、なぜか青年団と子供たちの姿だけ・・・
なんとこの日は村のニャクター様(精霊様)のお祭りでみんなそれに参加しているとのこと・・・
がーん、ショック・・・と、準備をしている間に、近所のおばあちゃんたちから徐々に集まり始め、勉強会が始まる頃には会場いっぱいにオーディエンスが!(写真に写っていないところには立ち見がびっしり。赤ちゃんを連れたお母さんたちも参加してくれました。)
☆☆☆石川さんからのご報告!☆☆☆
モニタリング活動最終日の今日は、JSTの皆さんがセッティングしてくださいましてアンコールクラウ村のコミュニティセンターで勉強会を開催しました。
カンボジアは農業を主要産業とする東南アジア有数の稲作国です。
しかしながら、一般のカンボジアの農家は独自のやり方で稲作などを行っているため、収量は他の地域に比べ決して高いとは言えません。
また、コメの場合は籾のまま、農産物も加工なしで仲買人に販売するため、仲買人の言い値での販売価格になり、安定した収入もままならない状態です。
そこで、それらの問題を踏まえた上で、クラウ村の皆さんに稲の作付前の簡単な種籾の塩水選、温湯処理等の農業技術、カンボジアの他地域、近隣諸国で行われている農産加工についての紹介をしました。
特に塩水選等の方法には、村の皆さんが興味を持って議論に参加下さったので、よかったなと思っています。
☆☆☆☆☆☆
発表の途中、
石川さんがクラウ村の農業の現状に関する質問をすると会場のそこここから声が上がります。
「うちは全然なんにも使ってないぞ。」
「うちのとこは、牛フンだけは使っている」
などなど意見が出て、今回集まった方々の家は概ね有機農法(?)だとわかりました。
生卵ともみ殻を使った「塩水選」(水に生卵を沈め、塩を溶かしていき、卵が浮き上がってきたらもみ殻を投入。沈んだ優良のもみだけを撒くと効率が上がるという方法。)には具体的な手順に関する質問も出て、「次の雨期にぜひやってみる!」とおじさんたちも意気込んでいました。
とても具体的で、かつカンボジアの農村にすでにあるものだけでできる方法ということで、村の方々の心をぐっと捉えたようです。(老若男女問わず、真剣です!)
カンボジアでの次の作付は雨期が始まった後の6月頃。
その頃にまた、「塩水選」の手順をクメール語で書いた紙を配布するなど、JSTでもフォローアップをしたいと思っています。
石川さん、本当にありがとうございました!!
(ま)
年末年始とJSTのオリジナルツアーに御参加くださったお客様から、
アンコールクラウ村の子供たち宛てに、「子供たちが喜ぶものを買ってください。」とたくさんのお年玉をいただきました。
いつもおなかをすかせている村の子供たちが一番喜ぶものは、なんといっても"食べ物"です。
そこで、大きなお鍋2つで、雑炊をつくることにしました。
普段はめったに口にすることができないお肉もたっぷり入れて、おいしい雑炊を作ろう!
アンコールクラウ村の青年達が野菜などを切って下準備をし、近所のおばさん2人が味付けをすることに。
おやおや。もう、食べる練習?をしている子も!
お皿とスプーンは各自持参です。
小さな子供たちからお兄さん、お姉さんまで、クラウ村コミュニティセンターには、全部で180人くらい集まっています。
集会場に入りきれない子供たちは、外にビニールシートを敷いて、そこで食べはじめました。
村のお兄さん、お姉さんが配ってくれた、できたてほやほやの雑炊を、熱くてふうふう言いながらも、もくもくと食べる子供たち。
「おいしい、おいしい」と、なんと7杯もおかわりした子も!
村のお兄さん、お姉さんは、子供たちがおなか一杯に食べ終わるまで、最後までめんどうを見てくれましたよ。
村の子供たちに届いたうれしいお年玉。
どうもありがとうございました!
(よ)
NPO法人 オアシスの皆さんが、今年もアンコールクラウ村コミュニティセンターへやってきました!
興味津々、続々と集ってくる子供たち。
言葉は通じないけれど、手品を通して、あっという間に友達を作ってしまうMAX渡辺さんです。
不思議な不思議な紐のマジックも披露されました。
マジックおじさん、来年も来てね!!!
昨年の公演の様子は、JSTブログのこちら(2009年5月23日)をご覧ください(↓)
http://www.jst-cambodia.net/jstnews/2009/05
(よ)
10月2日(土)
隔週土曜日にアンコールクラウ村コミュニティセンターで行われている、村の子供たちのための小さな美術スクール。
久しぶりに見学してきました!
ちょうどこの日は、今までに描いた絵の総括発表日。
笠原先生が1枚1枚の絵についてコメントし、通訳のヒーアさんがカンボジア語で子供たちに説明をしていました。
壁に貼られた子供たちの絵は・・・・・
自由な発想と勢いのある筆致、豊かな色使いで溢れていました!
1年前よりも密度が濃く、画用紙から今にも飛び出しそう!!
子供たちの成長ぶりがうかがえました。
笠原先生が主宰されている「小さな美術スクール」の子供たちの作品は、
アートコーディネーターの坂田優子さんが、下記ホームページで常時紹介しています。
こちらもぜひご覧ください!
(よ)
JSTでは、2005年より、(一財)国際開発センター(IDCJ)と共同で、『アンコールの森』再生支援プロジェクトを行っており、現在までに5000本の苗木をアンコール地域の道路沿いに植えてきました。
その活動の延長として、今後3年間、三井物産環境基金を受諾できることになり、
アンコール地域の小学校で、植樹および環境教育を実施する機会をいただくことになりました。
さらに、アンコールクラウ村の青年グループを、将来の地域環境保全を担う人材に育てよう!という試みも同時並行で行います。
アンコールクラウ村の青年グループにとって、地域の環境に目を向けるということは初めての試みであり、最初は戸惑いもあると思うのですが、
JSTにとっても、活動の範囲をさらに広げること、地域の青年たちを育成することは始めての試みです。
果たして、青年たちは集まってくれるだろうか・・・・
その後、私たちと一緒に、持続的に活動を続けてくれるだろうか・・・・・
青年たちは環境保全に対して、真剣に考えてくれるだろうか・・・・・・
不安要素もありますが、この活動がうまくいけば、今まで私たち日本人が中心になって行ってきた環境保全活動を、地域住民ひとりひとりに主体性を移行していく大きなきっかけとなることでしょう。
さあ、アンコール地域の小学校でどのような活動ができるのでしょうか、
アンコールクラウ村の青年たちはどのように成長していくのでしょうか、、
そして、私たちJSTのスタッフも・・・・。
このブログを通して、今日から3年間の活動をお伝えできたらと思っています。
(よ)
←アンコールクラウ村に植えた苗木
アンコールクラウ村コミュニティセンター内に2009年に誕生したクラウ村図書館。
日本の方から寄贈された本やオルガンが所蔵されていて、充実した内容になっています。
が、クラウ村の子供たちの中には図書館に慣れ親しんでいない子が多いのではないか、という以前からの疑問がありました。特に小さい子供たちは元気に外で遊ぶ姿が目につきますが、本を手に取る姿はあまり・・・。JSTのメンバーで協議した結果、本が嫌いなのではなくて、もしかして図書館の使い方や、そもそも図書館は面白い、ということが子供たちに理解されていないのではないか、と考えました。
カンボジアの農村部の小学校では、教材も数名で共有している場合が多く、まして児童向けの図書が豊富にある環境はありません。だからこそクラウ村の図書館は画期的で、素敵な場所になるはずです。
もっと図書館と子供たちとの距離を近づけなければ!!
ということで、(社)日本ユネスコ協会さんの図書館普及活動とタイアップして、
「クラウ村図書館ワークショップ」を開催しました。
ワークショップの最大の目的、それは。
子供たちに図書館は自分たちのためのものだ、と認識してもらうこと。
そのために、講師であるユネスコ協会さんのVanthai(ヴァンタイ)先生と共に
・図書館の役割や運営を子供たちと一緒に考える
・図書館の飾り付けをする
という内容のワークショップを実施することに。
今回のワークショップの対象は、クラウ村コミュニティセンターの中でもリーダー層である14歳から24歳までの青年たち15名。ここにコミュニティセンターの先生2名を加えて、17名がヴァンタイ先生の指導の下、ディスカッションやグループワークを2日間に渡って行いました。
ワークショップのもよう↓
ワークショップの企画運営を一人でこなす強者。
内容のひとつひとつに工夫が凝らされていて
びっくり。
グループ分けは、動物の絵柄のパズルを使ってゲーム感覚でできるような仕掛けに。
Vanthai先生の的確な進行の元、プログラムが進行していきます。いつも元気に遊びまわってふざけあっている子供たちにも、これまでとは違った表情がにじみ出てきているよう。
図書館の役割とは?
図書館でできる活動は?
などなど、真剣に考えている様子。
本の仕訳作業中。
言語とジャンルごとに分けて行くと、
「こんな本もあったんだ!」
と、発見続々。
折り紙で作った飾りをきれいにつなげて飾り付け。
ヴァンタイ先生は折り紙マスターでもあります。
子供たちにはこの折り紙と飾り付けの部分が
一番楽しかったもようです。
館内が一気に華やかに!
2日間のワークショップを終えたメンバーたち。
自分たちの体を動かして、本の整理や室内の飾り付けをやることで、自分たちの場所、という感覚も出てきているのではないかと、期待しています!!
(ま)
※この活動は、紀南ユネスコ協会様からの寄付金を活用させていただきました。
11月12日(木)
クラウ村コミュニティーセンターの子供たちを対象に、今日から、また新たな教室が始まりました。
トンレサップ湖近くの幼児を対象に、衛生教育、音楽教育、美術教育などを行っている、「慈愛の家」の保母さんたちによる巡回教室です。 クラウ村もその一つに選ばれ、1年弱の予定で、毎週木曜日の午前、はるばるシェムリアップ市内から来てくださることになりました。
この保母さんたち、実は、クラウ村コミュニティーセンターにオルガンが到着したときに、デモンストレーションをしてくださった面々でもあります。
(JST Newsの今年6月7日のブログ「オルガン、大活躍!」
http://www.jst-cambodia.net/jstnews/2009/06/)
さて、今日は巡回教室1回目。
さっそく、6月に習った歌から始まりました。
「幸せなら手をたたこう」のカンボジアバージョン、「きらきら星」など、振り付け入りで盛り上がります。皆、しっかり覚えていましたね!
そして今日の本題、衛生教育。
保母さんが、紙芝居を使って、「手洗いの大切さ」を子供たちに説明していきます。
このカンボジア人保母さん2人は、保母さんになってまだ1年で見習い中とのことでしたが、子供たちの心をぐっとつかみ、興味を全くそらさずに、テンポよく話を進めていくところは、さすがです。時々、笑いの場をつくったり、子供たちに質問を投げかけたり・・・・。カンボジア人の大好きな大道芸人の掛け合い漫才のような話しぶりに、皆、完全に引き込まれています。
そして、手洗いの実践練習もはじまりました。
水を入れたバケツと石鹸、タオルを用意して、順番に手を洗っていきます。
中には、自分が何をしているのか全く分かっていないほどの小さな子もいて、皆の笑いを誘っていましたが、大部分の子は、石鹸で指の隅々まで洗った後、2つのバケツで手をすすいで、最後にタオルで手を拭いていました。
巡回教室はさらに続きます。
折り紙でコップを作って、白い部分に好きな絵を描いていきます。
保母さんが、最初、見本で小さな花の絵を描いて見せたのですが、クラウ村の子供たちは、すぐに自分なりに思い思いの絵を描き出し、びっくりされていました。
笠原先生の「村の美術スクール」の成果が、さっそく出ているようですね!
あっという間の2時間。
子供たちの目の輝きと生き生きとした様子は、頼もしい限りです。
まさに、なんでも吸収していくスポンジのように、何かを与えればすぐに自分のものにしてしまう子どもの能力って、本当にすばらしいですね。
実は、私も含めて現在のJSTのコアメンバーは、子供の教育など、そちらの方面には疎いものばかりなのですが、
このような他団体とのコラボレーションによって、JSTの活動の幅も広がり、村の子供たちの可能性も広がっていくということが少し見えてきた一日でした。
(よ)
11月7日(土)
クラウ村コミュニティーセンターにやってくる村の子供たち。
その大半は、ほとんど毎日、同じ洋服を、洗濯をせずに着続けているようです。
そのため、泥で黒く汚れて汗の臭いがにじみ出ていたり、大きく破れてぼろぼろになっていたりする洋服を着ている子も。
子供なので、本人は全く気にしていないのかもしれませんが、私たち日本人から見ると、ちょっと心が痛みます。
そのようなわけで、JSTには、日本の支援者から、子供用から大人用までのさまざまな古着が時々届くのですが、今回は、「村の美術スクール」の笠原先生の日本のご友人から、船便で大量の古着が届いたとのことで、「美術スクール・日本語教室」の後に、子供たちひとりひとりに、いただいた古着を配ることになりました。
笠原先生は、あらかじめ、大きい子用、小さい子用、女の子用、男の子用と、古着を種分けしてきてくださったため、一着一着、子供たちの背丈に合うものを順番に渡していくことになりました。
子供たちは、期待でいっぱい。 目を輝かせながら順番を待っています。
「この子はどれが合うかしら・・・・」 ひとつひとつ選んで、子供たちに渡す側も、ちょっとわくわくする瞬間です。
嬉しそうに、大事そうに、古着を抱えて、教室を後にする子供たち。
もらった古着をさっそく着ていた子もいましたよ。
日本の皆さん、ありがとうございました!
(よ)
11月7日(土)
クラウ村コミュニティーセンターでは、2006年より、村の子供たちの英語教室(アンコールやまなみフリースクール)が毎日行われていますが、今月から、週1回のペースで、日本語教室もはじまることになりました。
日本語の先生は、スナーダイクマエ孤児院で育ち、今年9月にシェムリアップ市内の高校を卒業したソチア先生。すでに、数年前から、スナーダイクマエ孤児院の子供たちに日本語を教えているそうです。
スナーダイクマエ孤児院のURL;http://www.snadai.com/
今日は、その第1回目。
「ありがとうございます」「こんにちは」「さようなら」という簡単なあいさつと、「先生」という単語を習いました。
ソチア先生があらかじめ用意されてきたクメール語の単語カードを見ながら、大きな声で、日本語を発音していきます。
3つの挨拶言葉は、すでに知っている子も何人かいましたが、皆、目を輝かせながら、新しい言葉を元気に復唱していました。
ソチア先生も、高校を卒業したばかりとは思えないほど、堂々と、慣れた様子で教えています。
クラウ村の子供たち。きっとすぐに日本語を覚えて、会話ができるようになるのでしょうねぇ。
そのときが来るのを、今から楽しみにしています!
(よ)
やまなみフリースクールの英語教室と日本語教室は、アンコールやまなみファンドの支援を受けて行っております。
やまなみファンドのURL;http://www.npo-if.jp/yfund/jp/index.htm/
6月26日(金)
東京で高校の美術の先生をされ、退職後、シェムリアップで子供のための絵画教室を開かれているK先生が、クラウ村でも定期的に絵画教室を開いてくださる!・・・・・うれしい話がクラウ村に舞い込んできました。
今日はその第1回目。
本格的に絵の指導をするならば1クラス20人くらいまでがちょうどよい人数とのこと。
けれども、最初は様子をみながらいきましょう、ということで、村の子供たちに声をかけたところ、なんと100人もの子供達が、クラウ村コミュニティーセンターに集まっていました。
そこで、大きい子は集会場で、小さい子はやまなみ塾の建物で、別れて先生の説明を聞き、絵を描くことになりました。
皆さんがいる、このクラウ村コミュニティーセンターの敷地内で好きな場所、好きなものの絵を描いてください。というテーマが先生から出されました。
一方、小さいクラスの子供たちも皆、真剣に先生のお話しに耳を傾けています。
何でも好きなものを描いてくださいね。
画用紙いっぱいに大きく描いてください!と先生。
大きいクラスの子供達は、皆、敷地内に散らばりはじめました。
自分の気に入った場所で、気に入った対象物の絵を描いています。
小さいクラスの子供達も、驚くほどの集中力を発揮して、自分のイメージする絵を描いています。
どちらにも属さないもっと小さな子供達は、皆で集まって、お兄さん、お姉さんの真剣な姿を見ながら静かに遊んでいます。
きっと最後に配られるお菓子がほしくて来たのでしょうね。(かわいそうに、残念ながら今日はお菓子を持ってきませんでした・・・・・)
先生が持ってきてくださった色鉛筆で色をつけ、出来上がった子供たちの絵の数々。
なかなかいいですよ。と先生。
絵画教室にこれからも参加したい人!・・・・子供たちに聞いたところ、全員が元気に手を挙げていました。
村の子どもたちの集中力はなかなかのもの。
そして表現力にはそれぞれの個性が・・・・・。
村の子どもたちのこれからの成長を大いに期待させる絵画教室初日となりました。
(よ)
今月6日に、クラウ村の子どもたちの前で大活躍をした2台のオルガンの続報です。
あの日、オルガンたちは子供たちを魅了しました。しかし、それはまだ本調子ではありませんでした。
きれいにメンテナンスをされて日本を出発したものの、カンボジアまでるばる移動してくる間、振動と熱とに耐えていたオルガンは、音が微妙にずれてしまっていたりと、その内部にダメージを蓄積していたようです。
JSTでも、そんなオルガンの状態を気にしていて、なんとかせねばと手を尽くしていました。
そんな中登場したのが、"JHP・学校をつくる会"からやってきたオルガン・レンジャーたち。
「JHP・学校をつくる会」はプノンペンを本拠地としてカンボジア国内に文字通り、学校をつくる協力をしている団体です。
そしてその中には、音楽や絵画教育などソフト面での協力をしているチームがあり、日本から送られてきたオルガンを、カンボジアの小学校に届ける活動をしています。
アンコール・クラウ村に届いたオルガンの輸送を担当してくれたのも、こちらのNGO。そしてそのご縁で、今回オルガンのメンテナンスを引き受けていただいたのです。
プノンペンから来た、カンボジア人2名と日本人1名のレンジャーチーム。
2台のオルガンの前にそれぞれ立ったカンボジア人のお兄さんたち。オルガンにちょっと触って、「大丈夫、これは問題ないね。」と早速診断。
どうやら、2台とも中にホコリなどが入ってしまって弱っていただけのよう。
壊れてなくてよかった・・・。ほっ。
そして、レンジャーチームのお兄さんたちが、クラウ村フリースクールの先生たちに、オルガンのメンテナンスの方法を教えてくれることになりました。
カンボジアは土埃の舞いやすい国。また、ネズミやシロアリなど、足ふみオルガンの敵がたくさんいるところでもあります。
本当なら月に1回くらいは中を開けて、掃除をしてあげるのが理想。
メンテナンスの方法を先生たちが知っていれば、オルガンの故障を未然に防げます。
1時間ほどに渡る解体・メンテの後、オルガンを試しに弾いてもらってびっくり。今までよりも格段に、澄んだ力強い音が出るようになっていました。
これが君たちの実力だったのか・・・。
これからも教えてもらった通りにケアをして、今度は先生たちから子供たちにその方法を伝授していって、この素敵な音をちゃんと守っていこうね。
*文中写真提供:JHP・学校をつくる会
JHPのみなさん、ありがとうございました!
(ま)
6月6日、晴れ。
今日もクラウ村の子どもたちは元気です。
そして、その子供たちがワクワクした目で見つめる先には、2つの茶色い箱が。
そう、今日からクラウ村に仲間入りする2台のオルガンです。
シェムリアップに届けられてから早2か月が経過していた音の高低の違うオルガンコンビ。子どもたちの前に登場する、この日を心待ちにしていました。
今日は、シェムリアップにほど近いトンレサップ湖の近くで保育士さんの育成をしている教会から、シスターと保育士さんという強力な助っ人をお招きして、いよいよオルガンの本領発揮です。JASA団長の中川教授や、シェムリアップ在住の日本人の方もオーディエンスに加わりました。
まずはオルガンの音色を子どもたちに知ってもらおうと、シスター村上による賛美歌の演奏。
初めて見る箱から流れてくる初めて聞く音色。最初は子供たちもなんとなくきょとんとした印象。
続いて、子どもたちも一緒に歌える曲を、ということで「幸せなら手をたたこう!」をクメール語で。
ここからは2人の若いカンボジア人保母さんの独壇場。保母さんの勉強を始めてまだ3年とは思えない風格で子供たちをうまーく乗せて、惹きつけていきます。気がつけば子どもたちの目は一心に保母さんの口もとと動きを追っていました。
27歳と26歳の保母さんコンビ、大活躍です。
通常の「手をたたこう!」をアレンジした、最後は両手を合わせて「オークン!(ありがとう)」というカンボジアオリジナルバージョン。
だんだん大きくなっていく子供たちの声ときらきらと見開かれていく目。こっちまで思わず一緒に思いっきり手を叩いてしまいます。
「手をたたこう!」はもう完璧!続いて「キラキラ星」です。こちらもクメール語の歌詞がついています。
2曲目になると、必至に歌詞を覚えようとする子、歌詞はともかく振り付けを思いっきりやる子、オルガンの旋律に耳を澄ませる子、とよーく見ているとそれぞれの特徴が見えてきます。
と、ここで。
子どもたち、壁に当たります。
キラキラ星の「まばたきしては みんなを見てる」の部分の音程が、どーしても「きらきらひかる・・・」につられてしまってうまく歌えません。
まぁ、それくらいかわいらしくていいじゃないか、と思っていたら、保母さんたちの指導は甘くはありませんでした。「ちゃんとした音程で覚えてもらえないと意味がない」と、問題の部分に繰り返し繰り返し挑戦します。
まずオルガンだけの音を聞かせて、そして保母さんだけで歌っているのを聞かせて、次に子どもたちに歌ってもらう、これを何度も何度も繰り返し、まだ・・・?とちょっと困惑気味の子どもが出てきた頃にようやく、みんなで音をつかむことができました。
ご夫婦でシェムリアップ在住の漆原さん。保母さんたちへの音楽指導のお手伝いをされている方。子どもたちがしっかり音を掴めるように、じっくりと教えていただきました。
これまでも日本人の方が訪問されて、歌や踊りを教えてもらったり、一緒に歌ったりする機会はありました。しかし、その時には、言葉の違いがあることや楽器演奏がなかったことから、音楽に触れ子どもたちに楽しんでもらう、そして自分たちも楽しむという、「交流」が主体でありました。
それが、オルガンの登場、そしてカンボジア人の保母さんが加わったことによって、音楽に触れるところから、もう一歩踏み込んで、音楽を耳で聞き、再現し、体感するという段階に進んだようです。
そしてこの日の最後に、子どもたちにオルガンを触ってもらう時間を設けました。
はじめのうちは腰が引けていた子供たち。でも前に出て、オルガンの椅子に座って鍵盤に触れて、シスターに教えてもらいながら、自分の手でドレミファソラシドの音を出してみると、とたんににぱっと笑顔になります。
近い将来、クラウ村の大きいお姉さんたちがオルガンの弾き手になって、小さな子どもたちにキラキラ星を教えてあげる。そして、その小さい子がまた少しずつ覚えていって、その下の子どもたちに教えてあげる。
そんな風に、この2台のオルガンとクラウ村の子どもたちが歩いて行けたらいいな、と思っています。
最後に、今回ご支援いただいた三田商会様、善興寺・住職の飛鳥様、楽器店店主・竹田様、そしてオルガンの輸送にご協力いただいたJHP・学校をつくる会様、本当にありがとうございました。
そして、この記事をご覧の皆様も、クラウ村で子どもたちと一緒に、大声で歌ってみませんか?!
みんなの歌が気持よくって、眠くなっちゃった・・・・。
(ま)
5月23日(土)
世界各国の子供たちにマジックショーを披露しながら、子どもたちや地域の人々と交流を行っている手品師「MAXワタナベ」さんが、クラウ村にも来てくださいました!
軽快な音楽をバックに、クラウ村コミュニティーセンターにて、マジックショーが始まります。
村の子供たちは、手品を見るのは初めて。
数々の不思議なマジックに驚きの声があがります。
そして、かわいい拍手が・・・。
体験マジックも行われました。
終わった後も、MAXワタナベさんの周りを離れませんでした。
そしてカラフルな色合いのパラソルやピカピカ光るスーパーボールがいくつもでてくるマジックなど、何もないところからきれいなものが突然出てくるマジックがよかったと口をそろえて答えていました。
何がよかった?と質問すると、一番人気が、大きな花が出てくるマジック。
手品の後は、元校長先生からやまなみ塾の英語の先生に文房具の贈呈が。
NPO法人オアシスの皆さん、日本からはるばるありがとうございました!
(よ)
懐かしいフォルムの、四角い箱型オルガン。
小学校の教室を思い起こさせるその音が、ここシェムリアップに登場しました。
昨年、アンコールクラウ村コミュニティセンターの設立を支援していただいた富山県の三田商会様と同じく富山県の善興寺のご住職、そして楽器店店主の方のご縁がつながり、オルガンのシェムリアップ渡来が実現したのです。
カンボジアの小学校では、インターナショナルスクールや都市部の大きな小学校は別として、音楽や図工、体育といった授業がありません。
もしかしたらものすごい才能を秘めた子供がいるかもしれないのに、それを周囲が発見したり、子どもたち自身が発揮する機会がほとんどないのが現状です。
ちなみにクラウ村の小学校で教えられているのは、主要5科目。
国語(クメール語)、算数、理科、社会、道徳。
主要科目に道徳が入っているのは、さすが仏教国カンボジア。
アンコールクラウ村コミュニティセンターに設置するために贈られたオルガンですが、現在一部音程がずれてしまったところの調整のため、シェムリアップ市内の事務所にて、村デビューの日を心待ちにしています。
また、オルガンの他にも以前クラウ村を訪れたスタディーツアーの参加者の方が寄付をしてくれたリコーダーや鍵盤ハーモニカ、ハンドベルなどもあります。
さらに、オルガンの輸送を担当してくださったNGO「JHP 学校をつくる会」から、子どもたちに音符や楽譜の読み方を伝えるための、クメール語の教本や、クメール音楽を楽譜にしたものを購入しました。
ゾウさんの表紙のクメール語の楽譜
カンボジアの子どもたちなら誰でも知っている「アラピア~土曜日にパーティーをしよう!~」などの曲が収録されていて、いつかクラウ村で、オルガンやリコーダーを使って、みんなで音楽祭などができるかな、と今から夢が膨らみます。
オルガン君、村まではもうすぐだから、もうちょっと待っててね!
(ま)
昨日は、ソティ氏の「遺跡修復講座」に引き続き、吉川舞による「環境保全ワークショップ」が行われました。
JSTでは、(財)国際開発センター(IDCJ)の支援を受けて、2006年よりアンコール・クラウ村で住民と共に植林活動を行っています。
そして、植林を行うだけでなく、住民を対象に環境問題などについてのワークショップも今までに行ってきました。今回は3回目のワークショップとなります。
今までの2回のワークショップは村の大人たちが対象でしたが、今回は村の子供のみがクラウ村コミュニティーセンターに集まりました。
そして今回は、大学時代に数々の環境保全ワークショップに参加した経験のある吉川の立案で、体験型のワークショップを試みました。
通訳はJST代表のチア・ノル。吉川と二人で、掛け合い漫才のような楽しいワークショップとなりました。
「皆さんが知っている身の回りの木々について教えてくださいね!」と子供たちに呼びかける吉川。
まずは、子供たちが知っている木の名前を挙げてもらいました。
マンゴー、椰子、パパイヤ、ジャックフルーツ・・・・。皆の大好物の果物の木をはじめとして、次から次へと名前があがります。
コキ、ジアン、ベイン・・・建築用材として使われる木の名前も。
「それでは、アンコール・クラウ村コミュニティーセンターの敷地内に生えている木の葉をとってきてくださ~い!」。即座に外へ駆けだす子供たち数名。
・・・・・あっという間に20種類ほどの葉っぱが集まりました。
これは何という名前?
あの葉っぱの実は食べられるの?
葉自体が利用できるものもあるって?なんと、トイレットペーパー代わりにおしりを拭く葉っぱも登場!
(クラウ村の家にはほとんどトイレはなく、皆、屋外で用を足します。たいてい、マンゴーの葉か、カントゥリィアンカエという葉をトイレットペーパー代わりに使っています。)
チア・ノルがその葉っぱの特徴(葉の表面に細い糸状の毛が生えている)を説明します。
驚く吉川。子どもたちからは笑いが・・・・。
村の子供たちは、さすが、自分たちの身の回りの植物や樹木のことをよく知っています。
そして、吉川から子供たちに質問が続きます。
「さて、これらの木がなくなったらどうなるでしょう・・・?」
想像を巡らす村の子どもたち。
・・・・ワークショップは続きます。
そして、最後に、
「さあ皆さん!
村のジャングルの中にはたくさんの木々が生えていますが、その中で、役に立たない木は一本ないということがわかりましたか?
ぜひ、身の回りの木々をもう一度思い出して、村にある森や木を大切にしてくださいね!」
・・・・・こうして、第3回目の「環境保全ワークショップ」が締めくくられました。
※このワークショップは、IDCJ(国際開発センター)との共同活動であり、「イオン環境財団 2007年度 第17回環境活動助成」の助成金を得て行いました。
(よ)
「会社創立60周年記念事業」としてこれらの建物をご寄付下さった富山県の株式会社三田商会様がいらっしゃるということで,総勢500人を超える村民が朝からコミュニティセンターに集まりました。
お祭りのように賑やかな式典となりました。
カンボジアの竣工式は新築建築物の今後の安全祈願から始まります。
上棟式でももちろん安全祈願は行いますが,竣工式でも必ず行うのがカンボジア式。
上棟式ではきれいに盛られたブタの顔が見られましたが,今回は山盛りのくだものだけでブタはナシ。
ほっと胸をなで下ろした人は私だけでしょうか?
炎天下の中5人ものお坊さんに来て頂いたので,ここぞとばかりにこの建物だけでなく村全体の安全と幸せもお祈りさせてもらいました。
読経を終えると続いてJSTアドバイザー中川よりこれらの建築について少々説明があり,
そして主賓ご挨拶。(株)三田商代表取締役社長黒田様よりご挨拶いただきました。
それらを受けて,クラウ村を代表,村の世話役であり,また日本国政府アンコール遺跡救済チーム(JASA)棟梁サオサムさんより御礼の挨拶,そしてクラウ村一同からの御礼の記念プレートを
副村長ソムナンさんが黒田社長に手渡しました。
この記念プレートはアンコール遺跡群に多く使われた石材と同等の砂岩に,クラウ村に住む職人が繊細な模様を彫って作り上げた,世界にひとつのプレートです。
この企画を日本で聞いていた私の想像を遙かに超える重さのプレートでしたが...,きれいに仕上がっていて,何より村人の想いとその行動を嬉しく思いました。
最後は竣工式恒例の(?)テープカットです。
ただスタイルはとってもカンボジア式。
ふたりのキレイなお姉さんが出てきて,テープの両サイドを持っています。
そしてキレイにリボンを巻かれたキッチンばさみのようなものでカットです。
サオサムさん,ソムナンさん,中川,そして黒田社長の4名がハサミを入れました。
こうして盛大に,そして滞りなく竣工式は終了。
ところで,今回の式典でとても多く耳にしたのが『情操教育』という単語。
日本では小学校,もしかすると幼稚園から美術(お絵かきや粘土など)や音楽の時間がありますが,
カンボジアの学校では美術や音楽といった芸術系の授業が行われていないのが現状です。
そのためか,クラウ村の子供たちは,例えば「描く」という行為ひとつとってみても,私たちが自然に
行っているように思える「まず構図を考える」「色を重ねる」といったことはやりません。
このような現状を踏まえ,今回は内部の天井高に大きな差がある図書館や,橋の上の東屋,
複数のサイズがあるベンチやテーブルなどなど,敢えてアンコールクラウ村村民には
馴染みのないデザインを多く用いてみました。
それは子供たちをはじめとする村民に,色々発想を膨らませ,自由な使い方を自らの力で考え
生み出してほしいという想いからです。
そして(株)三田商会様からはこれらの建物に加えて足踏みオルガンをご寄付いただける
こととなりました。電気を使わずに使える足踏み式は本当に嬉しいです。
改めまして,建築物だけでなく,このような「情操教育」に触れるチャンスを子供たちに与えて下さった(株)三田商会様には心から感謝致します。
ちなみに...,その後は以前よりご支援いただいているアンコールやまなみファンドの皆さんも交えての「交歓会」が催されました。こちらも大大盛況で,子供たちのキラキラした笑顔がいっぱいでした。この「交歓会」の詳細は次回。
今週2月13日(金)、JSTアンコール・クラウ村コミュニティーセンターにて、日本社会事業大学主催のワークショップ「カンボジアの子供支援のためのコミュニティーソーシャルワークショップ―現実、可能性と夢」が開催されます。
日本からは福祉関係の先生方や大学生が、そしてアンコール・クラウ村の先生方なども参加される予定です。
このワークショップに参加ご希望の方、JSTまでご連絡ください!
(メールアドレス;info@jst-cambodia.net)
主催: 日本社会事業大学
場所: シェム・リアップ、アンコール・クラウ村コミュニティーセンター
日時: 2009年2月13日(金) 10:00-15:30
スケジュール:
開会
10:00-10:05 司会:藤本ヘレン 日本社会事業大学准教授
挨拶
10:05-10:20 コン・チャン カンボジア王国社会福祉省事業局次長
団体発表
10:20-10:40 アンコール遺跡の保全と周辺地域の持続的発展のための人材養成支援機構(JST)
吉川舞 広報担当
10:40-11:00 幼い難民を考える会
関口晴美 カンボジア事務所所長
11:00-11:20 国際子ども権利センター(C-Rights)
宇野桜 カンボジア駐在員
11:20-11:40 国境なき子どもたち(KnK)
コン・ソフィア KnKネットワークカンボジア代表
11:40-12:00 スナーダイクマエ
メアス博子 管理運営責任者、チウ・ヒーア 指導員
昼食
12:00-13:30 Moi Moi農園水上小屋
円卓会議
13:30-15:30 司会:林民夫 元カンボジア王国社会福祉省大臣顧問
懇親会
18:00-19:30 市内レストラン
