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- 大人気のランドセル、クラウ村小5・6年生に配りました!
└ AYF 多賀 正夫(12/23)
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12月24日(土)
三井物産環境基金の乾期ワークショップ。2校目はコックチョウ小学校です。
午前中に授業のある6年生36名を対象に行いました。
JST代表による挨拶と説明が終わった後、半年前に皆で植えた苗木の手入れを始めるために、生徒たちは散らばりましたが・・・・・。
なんと、人気のある作業とない作業とにくっきりと分かれてしまいました。
一番人気は、チンくん率いる"ねこぐるま"グループ。とはいっても、チンくんの周りをふざけながら並走するだけ。中には、自ら"ねこぐるま"に乗ってしまう子も。
一方、前期に植えた苗木の柵の手入れには、当初、生徒が誰も手伝いに行かず、アンコールクラウ村青年グループのみが、もくもくと作業をしている、というような状況でした。
この事態は、青年たちに、生徒を誘って作業を行うよう促すことで解消され、生徒たちも見よう見まねで柵の補修を行ったりするようになりましたが・・・・・。
先週のクヴィエン小学校のブログで、「先生方のゆるさ加減がいい感じ」とか「生徒たちは自主的にやるべき仕事を見つけて、楽しみながら作業をしている」とカンボジアの小学校を賛辞する言葉を書いたばかりではありますが、この小学校の様子はゆるすぎです。
この違いはどこに?
校長先生へのインタビューの時間でも、青年グループの間で、このことが話題に取り上げられました。
先週のクヴィエン小学校の先生は、生徒たちに何も指示を出したりしていませんでしたが、生徒たちの作業をずっと見守っていました。
一方、このコックチョウ小学校の先生方は、全員女性の先生でしたが、
生徒がやっていることには全く関心を示さず、先生同士で集まって廊下の手すりに腰をかけ、ずっとおしゃべりをしていました。
廊下にござを広げて、お弁当を食べている先生もいました。
思い返してみると、前期のワークショップの際も、青年グループが生徒たちに衛生・環境・森林保全の説明をしているとき、この学校の女性の先生方は、生徒のすぐ後ろでお菓子を食べていました。
・・・・・先生方の生徒を見守る姿勢の違いが、生徒の態度にも表れていたのかもしれませんね。
さらに・・・・・、
校長先生はこれほど熱心なのに、なぜ先生方はそのような態度でいるのか?
青年グループからの質問に、校長先生は、「先生の給料が少ないので、皆、教育という自分の仕事に力を入れることができないのだろう。」とのこと。
一般に、カンボジアでは、先生の給料は1か月40ドル~。校長先生でも、75ドルくらいです。
その給料の低さでは、先生のやる気を出させることは難しいのかもしれませんが、この事態、なんとかならないものでしょうか?
将来、カンボジアに明るい未来があるとしたら、子供の教育を充実させる以外ないだろう、と言われている中、小学校の先生方がこのような姿勢でいる限り、負の連鎖は長く続くことになるでしょう。
ちなみに、JSTのこの活動に毎回参加してくださっている、バンテアイスレイ地区の小学校の先生、サンボー先生(上の写真で、校長先生のすぐ前に座っている女性)は、家から小学校まで70km以上の道のりを、週の半分は学校に泊まりながら、オートバイで通っています。(バイクガソリン代は、1か月の給料と同じくらいになってしまうそうです)
・・・・カンボジアの教育事情。まだまだ闇は深そうです。 (よ)
番外編(1)
最後に、参加してくれた生徒に、歯ブラシを1本ずつ配りました。この歯ブラシは、聖心女子学院のカンボジア体験学習の際に、高校生たちが持ってきてくれたものです。
番外編(2)
16歳の6年生が何人かいたので、これまでどうしていたのか尋ねてみました。すると、この学校に転校する前に住んでいた隣の州では、ほとんど学校に通っていなかった、という答えが返ってきました。
本プロジェクトは、三井物産環境基金「第2回活動助成」を受諾し、(一財)国際開発センター(IDCJ)と共同で活動を行っているものです。
富山ライオンズクラブの皆さんから送られてきた新品のランドセル。
先月の3、4年生に引き続き、アンコールクラウ小学校の5、6年生にも配りました。
ひとつひとつのランドセルを、ひとりひとりの子供たちに背負わせて配るJST代表のチア。
心待ちにしていたランドセルを背負って、皆、とても嬉しそうですね。
まだランドセルをもらえていない1、2年生も、後ろでじっと様子を見ています。
カンボジアでは、留年や家事手伝いのための退学は日常茶飯事です。18歳になっても小学校に通っているこのような生徒は、本当にエライ!と思います。このまま頑張って学校に通ってほしいですね。
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左の写真は、新しいランドセルを背負ったお姉さんお兄さんをうらやましそうに見ている1、2年生。
2年生へは、来年2月に富山ライオンズクラブの皆さんがいらっしゃるので、その際に贈呈していただこうと考えています。
そして1年生ですが、あと1年も先になってしまいますが、2年生に進級できたら配ることにしようかと考えているところです。
なぜかというと・・・・・・。
このアンコールクラウ小学校は、1年生に入学する生徒は毎年200人くらいいるのですが、この1年生が2年生に進級できる数はというと、150人にも満たないという状況です。昨年などは、100人しか進級できませんでした。なぜかというと、1年生の途中で学校を休みがちになってしまう生徒が多く、そのような生徒は、学年末に行われるカンボジア語の母音文字と子音文字のテストに合格できず、ほとんどが退学してしまうのです。そして、そのような子供は読み書きができないまま大人になり、本や新聞を読むこともなく一生を終えるのです。
そこで、2年生に進級できたらこのすばらしいランドセルをもらえるようにすれば、そのような生徒が少しでも減るのでは、と期待しているところなのです。
ランドセルについているかわいらしいイラストも子供たちに大人気。何もかもが、カンボジアの子供たちにとって珍しく、宝物になっているようですね。
実は、6年生は、あと9か月ほどしかランドセルを使う期間がないので、今回は渡すのをやめようかと思っていたこともあったのですが、そのようなことは、全くの杞憂でした!
「中学生になってもずっと使いますよ!」とのこと。
さらに、この地域には中学校がないため、JSTではなんとか中学校を建設できないかと模索しているところではあるのですが、そのことを子供たちも知っているようで、
「だから、ノルおじさん、早く中学校をつくってください!」とせがまれてしまいました。
***真っ赤な新品のランドセル。村人たちからもとても感謝されています。子供たちは、うれしくてうれしくて、遊ぶときも眠るときも、ランドセルを抱いて離さないそうです。
富山ライオンズクラブの皆さん、ありがとうございました!
(よ)
12月17日(土)
三井物産環境基金による2年目後期の活動が始まりました。
後期には、まず、前期に植林を行った小学校5校を訪問し、小学生たちと一緒に苗木の手入れを行い、そして、校長先生に活動による成果をインタビューします。成果確認は、直接行うインタビューだけでなく、アンケート用紙をつくり、先生方にも記入していただきます。
今回、最初の訪問先は、クヴィエン小学校。
アンコールクラウ村青年グループ7名と、JSTカンボジア人スタッフ4名が、クヴィエン小学校6年生30名と一緒に、壊れた柵を補修したり、苗木に肥料や水をあげたりしてメンテナンスを施していきました。
毎回感心するのですが、カンボジアの小学生は、このような作業のときに、誰が何を分担する、と特に決めずに、適当に散らばり、必要となる仕事を自分で見つけ出して、楽しそうに作業を進めていきます。中には、何もしないで見ているだけの子もいますが、そのような子がいたとしても、誰かが注意したり誘ったりするわけでもなく、"何もしない仲間"という存在をそのまま許容しているようです。
先生方も、生徒の自主性に任せ、見守っているだけ。日本の学校のような"先生らしさ"とは程遠いのですが、でも、このゆるさ加減がなかなかいい感じで、生徒たちも素直に話を聞き、内容を理解し、私たちとのワークショップを心から楽しんでいることが伝わってきます。
JST代表チアからの話を聞くクヴィエン小学校の6年生。
その後、校長先生に、皆でインタビューを行いました。
前期に行ったワークショップの後、生徒たちは、木の大切さを理解し、とても関心を持つようになったとのこと。生徒ひとりひとりに配ったオリジナル環境絵本『森はともだち』を 他の友人に紹介する子もいたそうです。学校内のゴミは以前のようにいたる所に捨てられている、という状態ではなくなったし、衛生面でも、生徒一人一人が注意・関心を持つようになったとのこと。
私たちの活動が生徒たちに理解され、着実に実行されていることがうかがえました。
最後に、全校生徒に鉛筆を配りました。
解散後、「わーい、わーい」と喜びの声をあげて散らばっていく、その後ろ姿を見ながら、鉛筆1本でもこんなに大喜びできるこの子供たちがうらやましい・・・・と感じてしまいました。
帰り道、観光土産用の腕輪をつくって生計を立てている高校生の家を尋ねたところ、彼女も元気に頑張っていましたよ。
(前回、訪ねた時のブログはこちらです→http://www.jst-cambodia.net/jstnews/2011/06/08/)
(よ)
本プロジェクトは、三井物産環境基金「第2回活動助成」を受諾し、(一財)国際開発センター(IDCJ)と共同で活動を行っているものです。
