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5月24日(月)

 

先週末に行われたアンコールクラウ小学校での環境調査。

今日からさっそく取りまとめ開始です。

 

 

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手書きで書き込んだ調査票(↑)を、

カンボジア語と日本語でタイピングし直します。

 

また、次回の調査に向けて、今回分りにくかった質問を見直し、調査項目の順番などを入れ替え、さらに分りやすくする作業も同時に進める予定です。

 

配置図に関しては、JST指導員や日本人スタッフが、事前に、校庭の大きさ、校舎や主要構築物の位置などを調べ、CADデータ化しておいた図面に、当日、クラウ村青年グループが主要樹木の位置などを手書きでプロットしていく作業を行ったのですが、

なにしろ、カンボジアの村の青年にとっては、巻尺を持って位置や枝の広がりを測り、それを図面に描き入れていくのは初めての作業。

先日のクラウ小学校調査のときは、実際の位置と図面内の場所を全く気にせずに記入していったので、途中で校舎にぶつかって描ききれなくなったり、隣地に豪快にはみ出してしまったり、かなり"ひっちゃかめっちゃか"な一次図面となってしまいました。

 

 

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でも、考えてみたら、日本の学生でも、建築や土木の学生でない限り、最初からうまくできるのは稀でしょうね。

ともかく、今回の反省点を次回に生かして、今後、徐々にうまく調査ができるようになればよし、ということです。

 

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まとめの作業は、タウリー(左)とソパリー(右)が担当します。

 

カンボジア語から日本語への翻訳は、私たち日本人が文章を手直ししながら進めていくことになるので、彼女たちにとっても、日本語スキルアップには最適な作業となることでしょう。

 

次回の環境調査は、6月5日(土)チェイ小学校で行うことになっています。

 

(よ)

 

本プロジェクトは、三井物産環境基金「第2回活動助成」を受諾し、(一財)国際開発センター(IDCJ)と共同で活動を行っているものです。

 

 

5月22日(土)

いよいよ、アンコールクラウ小学校での環境調査の日となりました。

 

朝8時。

私たちJST日本人スタッフとカンボジア人指導員がアンコールクラウ小学校に到着すると、アンコールクラウ村青年グループのメンバー12人が集まっていました。

みんな、ちょっと緊張気味ですね。

 

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JST代表のチア・ノルの説明を受けた後、5つのグループに分かれ、さっそく調査開始です。

・小学校の環境調査(2グループ)

・周辺住民への生活聞き取り調査(2グループ)

・小学校の先生へのインタビュー調査(1グループ)

 

「小学校の環境調査班」は、あらかじめ作成された学校配置図に、校庭内の木や花壇の位置や大きさを書き込んでいきます。

巻尺をもって計りながら、おおよその位置を図面に落とします。と同時に、木や花の種類と枝振りの大きさも記入していきます。

 

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←作業に熱中するアンコールクラウ村青年グループ。

 

向こうに見えるのは、NPO法人オアシスからJSTが依頼されて建設中の小学校教室2教室。

 

 

 

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←校庭で遊んでいた子供たちも興味津々。

次々と集まってきて、私たちの作業をじっと見ていました。

 

 

 

 

 

 

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←おっと、こちらは、校庭の貯水槽に入ってかえるの卵で遊んでいる子供たち。

 

 

 

 

 

「先生へのインタビュー班」は、学校でのゴミ処理の方法や緑化環境状況などについて、教頭先生と先生にインタビューしました。

そのインタビューがさっそく功を奏したのか、生徒たちが先生に指示され、ゴミ拾いを始めていました。

                ↓

 

 

 

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ベテラン指導員ソティさんによると、田舎の学校で、先生への聞き取り調査後すぐにこのような効果が見られるところは、とても珍しいそう。

 

午前10時すぎ。

各班の調査が終了し、皆が戻ってきました。

 

 

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最後に、 アンコールクラウ村の青年達に、今日の調査の感想を聞いてみました。

 

・学校へ井戸などの寄付をしてくださる団体のことを知り、ありがたく思いました。

・先生へのインタビューで、学校をより良くするための先生の取り組みや気持ちを理解しました。

・先生へインタビューしたのは初めてだったので、うれしいです。

・今まで、木の成長具合を見たり、枝の広がりを計ったりしたことがなかったので、次の機会も参加したいと思います。

・これからは、校内の植林や環境に興味を持とうと思います。

・自分の村での環境調査に参加できて、とてもうれしいです。

・村の住民はトイレをつくることができずに困っていることを知りました。

注)アンコールクラウ村は遺跡保存ゾーンに入っているため、アプサラ(アンコール遺跡保存機構)から、許可なく構築物をつくることを禁止されています。しかし、許可を出してもなかなか下りないため、村の住民はとても困っています。

 

JSTのソティ指導員からは・・・・

・皆さんは、将来、村の後継者となる人材です。今日行った調査について、友人や両親に、ぜひ話してみてください。

 

そして、JST代表のチアが最後にまとめました。

・今日は最初の調査で、うまくできなかったかもしれませんが、今後、回数を重ねていくうちに、調査の仕方も上達し、先生に対しても、勇気をもってインタビューできるようになるでしょう。

・特に先生への質問の仕方、言葉遣いなど、ソティ指導員から学ぶといいですね。そして、先生や目上の方に失礼のないよう、次回からは学生らしい服装を着てきてください。

・アンコールクラウ村出身ということで、いつまでも貧困層にとどまっているしかない、と考えるのはぜひ改めてください。

今後、知識と経験をつんでいけば、君たちもきっと未来に夢を持てるようになります。

ぜひ今後の調査もがんばってください。

 

チア代表の最後の言葉は、「人間皆平等」で育ってきた私たち日本人の想像を超えた、カンボジアの現状を表す重い言葉でした。

カンボジアの村人が生まれたときから当然のごとく受け入れている"当たり前の絶望感"が、いつか"希望"になっていくことを願います。

 

 

 

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←その後、オフィスに戻り、JSTスタッフ反省会 を行いました。今後の課題などたくさんの意見が出ました。

 

日本からこの調査に参加してくださったIDCJの宇津木さん、お疲れ様でした!

 

 

 

 

 

(よ)

 

本プロジェクトは、三井物産環境基金「第2回活動助成」を受諾し、(一財)国際開発センター(IDCJ)と共同で活動を行っているものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5月21日(金)

 

今日は、今年2回目にIDCJ-JST環境調査を行うチェイ小学校の下見へ行ってきました。

 

チェイ小学校は、校長先生が教育や学校整備に非常に熱心なため、世界各国の様々な団体からの支援を受けている公立小学校です。

JSTでも、今年、NPO法人オアシスからの依頼で、チェイ小学校内に校舎1教室の増築工事を行っているところです。

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←工事は始まったばかり。この日は根切り工事をおこなっているところでした。

 

 

 

その他にも・・・・・

 

 

 

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校舎の壁には、韓国の大学生が描いたかわいい絵が描かれています。

 

 

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校庭の後ろには、畑やバスケットコートなどの広い敷地があります。

 

 

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なすやきゅうりなどの野菜畑も。

 

 

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図書室内もきちんと整理整頓されています。

Room to Readの支援で図書室運営方法などの指導も受けているとのこと。

 

 

 

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ちょうど、クラスの図書係が集まって、先生の指導の下、折り紙で飾り物を作っているところでした。

何ができるのでしょう?

 

 

 

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さらに、この小学校には、生徒用のコンピュータールームまでありました。

一人の生徒が子供用PCで何やら作業をしていたので、覗いてみると・・・・。

海外の友達に、英語で自己紹介文を打っているところでした!

しかも自分の写真入りで!

現在は、この小学校にはインターネット接続がされていないので、この場で送信することはできず、後で先生が町のインターネットカフェまでコピーを持って行って、そこから送信するそうです。

 

それにしても、コンピューターの支援まで受けているとは驚きでした。

小さな子供がいるボーリャックさんも、「家から遠すぎるので無理ですが、うちの子供もこの学校に入れたいくらいですね」と言っていました。

(ちなみに、カンボジアの公立小学校は地域学区制ではないため、行きたい小学校を選んで行くことができます。シェムリアップで一番人気のあるワットボー小学校は、すでに5000人もの児童が在籍していて、順番待ちでなかなか入学ができないほど、だそうです 。)

 

さあ、明日はいよいよアンコールクラウ小学校での環境調査です。

どのような調査になるでしょうか・・・・・。

 

(よ)

 

 

5月20日(木)

3回目を迎えた、シェムリアップ地域の小学6年生を対象にした社会見学会。

今回は、シェムリアップの町の中心部にある、ワット・ダムナッ小学校の6年生75人(先生2人を含む)を対象に行われました。

朝7時15分。

私たちがマイクロバス3台とともに学校へ向かうと、生徒たちはきちんと整列して、静かに先生のお話を聞いていました。

 

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まずは、JST代表のチア・ノルが、概要を説明します。

実は、このワット・ダムナッ小学校は、チア・ノルの母校でもあるのです!

とはいえ、チア・ノルが小学3年生のときにポル・ポト政権が始まり、カンボジアの教育制度を含むそれまでの社会制度はすべて崩壊したため、卒業をすることはできなかったのですが・・・・。

 

チア・ノルおじさんがぼくたちの大先輩!と知り、皆の間から歓声があがりました。

ちょっとなごやかな雰囲気になったところで、さあ出発!

 

バイヨン・インフォメーションセンター到着です!

 

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JSTスタッフのソパリーとタウリンから、歴史と遺跡修復についての概要説明を受ける生徒たち。

 

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パネルやビデオの説明を聞きながら、熱心にノートをとっています。

 

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笑顔だけでなく、"真剣な顔"もハンパじゃないカンボジアの子供たち!

一生懸命、説明を理解して、吸収しようという姿に、こちらも魅了されてしまいました。

 

9時半。バイヨン寺院到着。

ワット・ダムナッ小学校は、町中に住む生徒が多く、バイヨン寺院もほとんどの生徒が、今まで訪れたことがある、とのことでした。

 

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「小学校を卒業したら、中学校へ行く予定の人!」・・・全員が手を挙げました。

高校は?大学は?・・・・ほとんどすべての生徒が手を挙げていました。

農村部の小学生とは違い、勉強に対する意識が高いことが伺えます。

「将来の夢は?」と聞くと、一番多かったのが医師や看護師、次が建設関係、そして、先生などなど。

 

 

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そして、遺跡修復チームのカンボジア人専門家、ソティ氏の説明が始まりました。

 

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ほとんどの生徒たちは、ノートを取りながら真剣に聞いています。

 

ところが!!

何人かの生徒は、明らかに「だるい。興味がない。」という顔をして、少し離れたところに座っていて、とても違和感を感じました。よくみたら、女子生徒などは化粧をしているようで、6年生にしてはかなり大人びて派手な雰囲気です。

 

後で先生に聞いてみたところ、

「背の低い生徒たちは、留年せずに6年生になった生徒で、勉強に対して、皆、とてもまじめで意欲的。

一方、体格の大きな生徒たちは、14歳、15歳くらいの子で、何年か留年して6年生になったた生徒。」とのこと。

父親の転勤で、田舎の小学校から転校してきた生徒もいて、町のレベルについていけなくて、最初から学年を下げて入ってくる子もいるそうです。

 

ワットダムナッ小学校は、寺院の敷地内にあるとはいえ、その寺院の向いには、シェムリアップで一番人気のディスコがあり(現在は、シェムリアップでディスコやカジノの経営は禁止されています)、外国人観光客が夜遅くまで行き来するシェムリアップの中心部とも目と鼻の先。

そんな、町中の小学校ならではの問題も垣間見られました。

 

ソティ専門家の説明後は、遺跡修復現場内の見学です。

 

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最近、JSTのスタッフとなったタウリン嬢も子供たちの質問に答えています。

 

・・・・・・・・こうして、ワット・ダムナッ小学校の社会見学会も無事に終わりました。

 

小学校に戻った子供たち。

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JSTからは子供用の歴史や自然保護についての本を贈呈。

さらに、お弁当も!

 

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木陰で仲良くお弁当を食べる子供たち。

皆、「とても楽しく、勉強になりました。ぜひ、また行ってみたいです。」と元気に答えていました。

 

最後に、先生から感想をいただきました。

 

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生徒は、皆、熱心に話を聞き、堂々と質問をする子もいて、とても頼もしく思いました。

普段の授業では見られない生徒の一面も見ることができ、感動しました。

皆、とても喜んでいます。

さらに次の企画があれば、ぜひ、ワット・ダムナッ小学校の生徒を誘っていただきたい。

JSTをはじめ、支援をしてくださっている日本の皆さんには、たいへん感謝申し上げます。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・後日、生徒たちの感想文が届くことになっています。

このブログでも紹介したいと思いますので、お楽しみに!

 

(よ)

 

このプロジェクトは、東京新橋ロータリークラブ、東京レインボーロータリークラブの皆様から御支援をいただき、(一財)国際開発センター(IDCJ)とJSTが共同で行っている活動の一つです。

 

 

 

2007年に(一財)国際開発センター(IDCJ)とJSTとで作成した、カンボジアの子供向けの環境絵本『森はともだち』を3000部増刷しました!

 

うち2000部は、今年度行うIDCJ-JST環境ワークショップで、小学校の生徒に配る予定です。

残りの1000部は、JSTの予算で増刷し、今後、地方の小学校を訪問する際に配布したいと計画しています。

 

今回増刷した絵本は、最終見開きページの左側、30頁の最後に、「・・・・・2010年、三井物産環境基金の活動助成金を活用して増刷いたしました。」という一文を付け加えています。

 

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絵本の概要は、JSTのホームページ内にも掲載されていますので、ご覧ください。

http://www.jst-cambodia.net/after/index.html

 

 

一人でも多くのカンボジアの子供たちが、この絵本を手にとってくれることを願っています!

 

(よ)

 

本プロジェクトは、三井物産環境基金「第2回活動助成」を受諾し、(一財)国際開発センター(IDCJ)と共同で活動を行っているものです。

 

昨日のブログの最後にちらっと載せましたが、

アンコールクラウ小学校の前の道端屋台で売られていた子牛肉、実は私も買いました。

Cafe Moi Moiのスタッフにお土産!といって渡したところ、さっそく子牛肉を使ったカンボジア料理が出てきました。

中でも印象的だったのが、このビーフジャーキー。写真の奥に見える甘辛たれをつけて食べます。

もちろん、やわらかくて、とってもおいしかったのですが、お隣(右側)の肉は、なんとへび肉、スネークジャーキーとのこと。

 

100519.JPGカンボジア人はへびがいれば自分たちで捕まえて調理して食べるのが当たり前なので、驚くこともないのですが、記念に一枚、写真を撮りました。

 

100519_02.JPGついでに、以前撮った写真も。

大蛇のようなへびが出てくるたびに、嬉々としてへびを追いかけるカンボジアの人々の表情は、忘れられません。

きっと、このへびスープもとってもおいしいのでしょうねぇ・・・・。

(よ)

 

 

5月18日(火)

アンコールクラウ村の青年グループによる「アンコールクラウ村小学校の環境調査」を4日後に控え、

まだアンコールクラウ小学校に行ったことがないJST調査メンバーと一緒に、小学校の下見に行ってきました。

 

ここで、今後の一連の調査に関して、JSTカンボジアスタッフのソパリーとタウリー以外に、強力なメンバーが加わることになりましたので、今回の下見に参加してくれた2人を紹介します。

 

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ソティーさん(左)とボーリャックさん(右)です!

 

 

 

 

ソティーさんは、JST代表のチア・ノルと同じ世代で、ポル・ポト時代を体験しています。

今年3月までの約4年間は、日本ユネスコ協会連盟のカンボジア支部に勤務しており、村人参加型のコミュニティー活動や、地域のリーダー及び教育局職員との交渉・折衝などにも関わってきたそうです。

 

ボーリャックさんは、20代後半、2児の母でもあるため、現在はフル勤務で働くことはできないのですが、数ヶ月前まで、JSTのバイヨン・インフォメーションセンターに勤務していました。

その前は旅行会社勤務、日本語ガイドとして活躍していた時期もあり、日本語は読み書きともにほぼ完璧です。

 

その他に、ベテラン日本語ガイドとして働いているソーさんも、時間があるときに参加してくださることになっています。

なんとも心強い限りです。

 

 

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さて、アンコールクラウ小学校では、ちょうど休み時間だったため、子供たちが元気に校庭に飛び出し、仲良く遊びまわっていました。

 

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学校全体をさっと見渡すと、

教室の中には、衛生に関するポスターが貼られ、

 

 

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環境に関する言葉も、校庭に設置されていました。

 

 

 

 

 

この看板の内容は、というと、

「将来人々が多くなれば、香草がなくなり、池に住む魚が少なくなり、森の中にある木がなくなり、食べ物が足りなくなってきます。あなたはどう思いますか?」とのことです。

 

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一方、校庭一面には、このように、まんべんなくゴミが落ちていて、校庭の隅では、校長先生が、集めたゴミを燃やしているところでした。

 

 

 

とはいえ、ただ草むらにゴミを集め、そこに火をつけているだけなので、校長先生が目を離した隙に火は草に燃え移り、広がりはじめていました。

私たちが声をかけたので、校長先生は「アヤー!」と驚きながら、火を消し止めていましたが、こんなのはきっと日常茶飯事。危ないですね・・・・。

 

下見の結果、小学校での環境調査は、

「小学校内の緑化状況を調べるための調査」

「環境に対する先生へのインタビュー」

「環境に対する周辺家庭へのインタビュー」

と大きく3つに分けて行うことに決定。

さっそく、調査項目を書き出し、カンボジア語の調査票を作成することになりました。

(これらの作業は、オフィスにいるソパリーとタウリーにお願いすることになります)

さて、どんな調査票ができてくるでしょうか・・・・・。

 

(よ)

 

本プロジェクトは、三井物産環境基金「第2回活動助成」を受諾し、(一財)国際開発センター(IDCJ)と共同で活動を行っているものです。

 

 

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←帰りに、小学校前の屋台で子牛の肉を買うボーリャック奥様。

 

市場で売られている肉は、出所がはっきりしないので品質が悪いこともあるけれど、ここで売られているのはアンコールクラウ村の牛なので、安心!

しかも安い!とのこと。

 

 

 

 

 

三井物産環境基金の助成金により、今年度は3校の小学校、2011年度は5校の小学校、2012年度は8校の小学校で、環境調査やワークショップを行う予定となっています。

 

今年度、JSTが調査対象に選んだのは、アンコールクラウ小学校、チェイ小学校、ワットダムナッ小学校。

なぜこの3校を選んだのかというと・・・・・

 

アンコールクラウ小学校は、JSTが今まで支援活動を続けてきた地域にあります。

カンボジアの農村部の小学校にみられるさまざまな問題-月給が安いため、いつも愚痴をこぼしている教師たち。子供たちの衛生問題や、校庭に散らばるゴミ問題など-を抱えています。

 

チェイ小学校は、シェムリアップ市と郊外とのちょうど境に位置する小学校です。

特徴的なのは、校長先生が学校教育に対して非常に熱心に取り組んでいること。

その結果、今まで、さまざまな国から、さまざまな団体が入り、このチェイ小学校を支援しています。

支援内容は、教室建設、子供の栄養補給のための給食室支援、図書室や図書の支援、コンピューター支援、貧困家庭への学費の支援など多岐にわたっているようです。

 

ワットダムナッ小学校は、シェムリアップの中心部、オールドマーケットにほど近い、お寺の境内に建つ小学校です。

JST代表のチア・ノルが35年前通っていた母校でもあります。

近年は、都市部特有の問題をかかえ、学校独自では解決することが難しくなっているようです。支援者もほとんどいないため、環境が悪化し、地域の中では"落ちこぼれ学生"が集まる学校にもなってきているようです。

 

このように、それぞれの特徴をもつ小学校を調査することによって、きっと現在のカンボジアが抱える様々な問題や実態が見えてくることでしょう。

近々実施予定の各小学校の環境調査。

どのような結果が出るか楽しみです。

(よ)

 

本プロジェクトは、三井物産環境基金「第2回活動助成」を受諾し、(一財)国際開発センター(IDCJ)と共同で活動を行っているものです。

 

 

 

 

 

アンコールクラウ村の青年たちに集まってもらったときの様子(5月8日)を、日本側の共同活動団体である、(一財)国際開発センター(IDCJ)へメールで報告したところ、次のような質問が寄せられました。

 

「ひとつだけお伺いできればと思ったのですが、中学生~高校生が青年グループというのはちょっとびっくりしました。青年グループということでしたので、私は勝手に20歳代の人たちを想像していました。

高校生は一般に『青年』と考えられるかと思うのですが、中学生は今後の活動(環境調査、植樹、教師と共同での環境教育の計画・実施、ワークショップの実施など)を果たして実施していけるものだろうかと思いました。ただし、これはあくまで日本の中学生を対象とした感覚に基づくものなので、カンボジアの中学生は日本とは異なり、もっと大人に近く、小学校教師とも対等の立場で話ができる存在なのかもしれません。

決して、高校生・中学生が青年グループとなることに異を唱えているわけではありません。

本事業の目的は、将来的に環境保全や村の整備を行い、地域の活動の中心メンバーとなる青年グループの育成ですので、そのグループメンバーがカンボジアの状況に照らして、高校生、中学生がもっともふさわしいということでしたら、全く異存はありません。」

 

確かに。

 

私たちJSTの日本人メンバーが漠然と感じていた不安を、はっきりと指摘されてしまった、という感じでした。

私たちも、集まってきた村の青年たちを見て、この青年たちと今後、計画通りに活動を進めていくのは大変なことかもしれない・・・と無意識のうちにも感じていたところで、もし、シェムリアップ市内の青年達と活動をするのならば、もっとスムーズに進むことだろうに・・・・とも思っていたところでした。

 

しかし。

 

アンコールクラウ村の人々を見渡してみると、現在の中学生、高校生ほど、ある程度教養があって、こういった活動を行うにふさわしい世代はないのです。

 

アンコールクラウ村の人々の学歴はたいへん低く、ほとんどが小学校中退か、中には小学校へ行かない子供もいるほどなので、中学や高校へ通っているだけでもかなりの"エリート"なのです。

 

比較のために、私の身近にいる、アンコールクラウ村出身の女性に、最終学歴を聞いてみることにしました。

・現在21歳で、Cafe Moi Moiのフロント係を勤めているソコーンさんの最終学歴は小学校6年生

・現在24歳で、Cafe Moi Moiのコックをしているコンさんの最終学歴は小学校1年。文字はほとんど読めません。

・現在22歳で、JSTで綿のクロマーを織っているバエさんの最終学歴は小学校2年生

・現在20歳で、同じくJSTで綿のクロマーを織っているムンさんの最終学歴は小学校1年生

 

毎日顔を合わせていながら、最終学歴を尋ねたのは初めてでしたので、彼女たちの答えに私自身かなりショックを受けましたが、「家事手伝いをするため、小学校1、2年で中退せざるを得ない。」、これが、アンコールクラウ村のきびしい現実なのです。

 

そうなのです!

 

先日のアンケートでわかったように、「中学生」といえども年齢は17歳、18歳だったりする青年も多いので、学年や年齢は関係なく、「JSTとともに、環境保全活動をしたい!」というやる気のあるアンコールクラウ村の青年達とともに、今後、活動を続けて行こうと思います。

 

この活動を3年間続けていけば、今はちょっと頼りなさそうにみえるアンコールクラウ村の青年達も、きっともっとしっかりと成長し、将来は、環境保全や村の整備のみならず、地域のさまざまな活動の中心メンバーとして活躍していくことでしょう。

 

とはいえ・・・・・

 

実を言うと、次回予定されている「アンコールクラウ小学校の環境調査」に、先日集まった村の青年達が果たして参加してくれるのか・・・・ということが、まずは気がかりではあるのですが・・・・。

 

(よ)

 

本プロジェクトは、三井物産環境基金「第2回活動助成」を受諾し、(一財)国際開発センター(IDCJ)と共同で活動を行っているものです。

 

 

 

 

 

例年になく暑かった乾期もそろそろ終わり、雨期に入ったようです。

雨期の初めは、植林を行うには最適な季節です。

土が雨で少し湿って、鍬を入れやすくなりますし、あえて水やりを行う必要もなくなるからです。

そして約5ヶ月後、雨期の終わりまでに、地面にしっかり根を張ることができれば、その次にくる乾期も枯れずに、なんとか持ちこたえられる可能性が高くなるのです。

 

JSTでは、今年はまず、"アンコールワット通り"沿いに植林を行うことにし、この日は、ウン・ウーン公園内に80本のコキを植えました。

高さ1mほどの苗木ですが、何も木が植わっていない場所も多かったので、なかなか壮観な風景でした。これらの木が大きくなれば、1年中で一番暑いこの時期も、もう少し快適に過ごせるようになかもしれませんね!(よ)

 

 

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5月8日(土)

三井物産環境基金によるIDCJ-JST環境保全活動が、いよいよ始まりました。

 

まずは、今後行う活動に参加を希望する、アンコールクラウ村の青年に呼びかけ、

JSTクラウ村コミュニティーセンターに集まってもらうことにしました。

 

どのような若者がどれくらい集まってくるのでしょうか・・・。

 

午前9時。

集まっていた青年達は男女合わせて13人。

コミュニティーセンターを管理している村の英語の先生2人を合わせると、合計15人でした。

 

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学年を聞くと、小学4年生が1人、その他は中学生か高校生。

カンボジアの中学生は、日本の子供と比較すると、小学3~4年生くらいの体格しかないこともあり、ちょっと幼すぎるのでは・・・というのが第一印象。

今後、活動はうまくやっていけるのだろうか・・・と不安がよぎります。

 

さらに、その後に行うアンケートで、17歳や18歳の年齢で中学1年生に在籍する青年が何人もいて、

日本のように学年と年齢がぴったり合うことの方が、ここカンボジアでは稀なのだ、ということを再認識させられました。

ちなみに、小学4年生の女の子は13歳とのこと。

 

JST代表のチア・ノルから、今後の活動についての説明が行われた後、

青年達が普段、どのような生活をしていて、

今後、皆で集まって活動をするとしたらいつがよいのか、を知るために、

簡単なアンケートをとることにしました。

 

その結果、学校は皆、午後の部に通い、

中学生も高校生も、シェムリアップ市内まで1時間かけて自転車で通学していることがわかりました。

 

そして、学校に行く前には、たいてい家畜(豚や牛)の世話をしたり、家族の食事を作ったり、洗濯をしたりと、皆、家族の一員としての仕事をこなしながら、一生懸命、勉学に励んでいるのだということも分りました。

 

「アンコール・クラウ村は好きですか?それは何故ですか?」という質問には、13人中12人が「好きです」と答え、

その理由は、「子供のための英語教室があったり、絵の先生や衛生指導の先生が教えに来るからです。」とか、

「私が生まれたところだからです。」とか、

「緑がきれいで、人間関係がよいからです。」

などと、肯定的な答えが返ってきたのですが、

一人だけ、「私はアンコールクラウ村が好きではありません。なぜなら、自分の親戚とけんかすることがあるからです。」という正直な回答もありました。

 

これらアンケートは、記入後、一人一人、順番に発表してもらいました。

ここで一部紹介しますね。

 

 

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右;ヴォン・ソコンくん(通称『ももたろう』)

  中学1年生 13歳

  将来の夢はホテルで働くこと。

 

左;ワン・ヴィサールくん

  中学1年生 13歳

  将来の夢はホテルで働くこと。

 

 

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プロム・オデンくん

中学2年生 16歳

将来の夢は、英語の先生になること

 

 

 

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ヴォン・スレイマオさん

高校1年生 18歳

将来の夢は医者になること

 

 

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ローン・センくん

中学1年生 16歳

将来の夢は歌手になること

 

 

 

 

 

 

 

 

次回、最初の環境調査は、5月22日(土)午前8時より、アンコールクラウ小学校にて行うことに決まりました。

(よ)

 

 

 

 

 

JSTでは、2005年より、(一財)国際開発センター(IDCJ)と共同で、『アンコールの森』再生支援プロジェクトを行っており、現在までに5000本の苗木をアンコール地域の道路沿いに植えてきました。

 

その活動の延長として、今後3年間、三井物産環境基金を受諾できることになり、

アンコール地域の小学校で、植樹および環境教育を実施する機会をいただくことになりました。

 

さらに、アンコールクラウ村の青年グループを、将来の地域環境保全を担う人材に育てよう!という試みも同時並行で行います。

 

アンコールクラウ村の青年グループにとって、地域の環境に目を向けるということは初めての試みであり、最初は戸惑いもあると思うのですが、

JSTにとっても、活動の範囲をさらに広げること、地域の青年たちを育成することは始めての試みです。

 

果たして、青年たちは集まってくれるだろうか・・・・

その後、私たちと一緒に、持続的に活動を続けてくれるだろうか・・・・・

青年たちは環境保全に対して、真剣に考えてくれるだろうか・・・・・・

 

不安要素もありますが、この活動がうまくいけば、今まで私たち日本人が中心になって行ってきた環境保全活動を、地域住民ひとりひとりに主体性を移行していく大きなきっかけとなることでしょう。

 

さあ、アンコール地域の小学校でどのような活動ができるのでしょうか、

アンコールクラウ村の青年たちはどのように成長していくのでしょうか、、

そして、私たちJSTのスタッフも・・・・。

 

このブログを通して、今日から3年間の活動をお伝えできたらと思っています。

(よ)

 

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←アンコールクラウ村に植えた苗木 

 

 

 

 

 

 

シェムリアップ市内にある、シェムリアップ教師養成学校内の敷地に、今後、JSTの植林活動の拠点ともなる「苗木センター」がついに完成しました!

 

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建設には、大工のポールチームを中心に、JSAの作業員が休日出勤しながら、少しずつつくっていきました。 

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100505_02.JPGのサムネール画像草葺屋根の下には、雨漏り防止のためのトタン屋根が貼られ、さらに内部から見上げたときにトタンが見えないよう、ゴザ天井が貼られています。

 

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100505_03.JPG                              ↓

 

100505_04.JPGのサムネール画像                            完成!

 

室内部分は、鍬や一輪車など、植樹に必要な道具を入れる倉庫として使われ、苗木はこの建物の周辺に置かれます。

近い将来、苗木に日陰をつくるためのネットも貼られる予定です。

さらに、教師養成学校の、将来、先生となる学生たちを対象に、環境保護の大切さをアピールするワークショップなども開きたいと考えています。

 

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このプロジェクトは、NPO法人オアシスの皆さんの御支援のもと、愛知モリコロ基金を受諾して進められました。

感謝申し上げます。 

(よ)                             

 

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