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3月10日(土)

三井物産環境基金による活動も2年が終了し、今まで活動を行った8校の小学校の校長と教師、アプサラ副総裁兼アンコール保存地域建設局長、シェムリアップ市教育長などを招いて、知見共有ワークショップを行いました。

この日のために、、約1ヶ月間、準備を進めてきたアンコールクラウ村青年グループとJSTカンボジア人スタッフ。村の青年グループは、ほぼ全員の16名が集まりました。

また、シェムリアップ州教員養成校の学生10名も招待し、JSTの活動発表や各小学校の取り組みを傍聴してもらいました。

 

まずは、JST代表のチアの挨拶です。

 

 

120331.JPG過去17年間に及ぶ村での活動内容と、村の子供たちの現状を紹介し、現在のJSTの取り組みについて、スライドを使って説明を行いました。

 

 

120331_01.jpg 120331_02.JPGそして、三井物産環境基金の2年間にわたる小学校での環境活動について、アンコールクラウ村青年グループの代表から、紹介説明を行いました。

写真左が高校生のカン・チンくん、右が青年グループリーダーで村の英語教師、ソム・ソピー氏です。

 

 

120331_03.jpgその後は、出席してくださった小学校7校の校長先生から、三井物産環境基金活動によって変化したこと(小学校や生徒たちについて)、そして、今後、取り組んでみたいこと、その計画について、発表していただきました。

どの学校でも、JSTが小学校で活動を行ったことによって、大きな変化が現れたことがわかりました。

 

・今までは、トイレがあったとしても使わずに校庭の隅で用を足していた生徒も、トイレを使うようになったこと。

・生徒は、手や体を洗い、衣服を清潔に保つなど、衛生面に気を付けるようになったこと。

・生徒は、歯を磨くようになり、爪も切るようになったこと。

・生徒は、環境保護に興味を持つようになり、自分たちで植えた木々に毎日水をやり、大切に育てていること。

・生徒は、自分たちで話し合い、掃除当番や水やりなどのグループをつくって毎日活動していること。

・学校内にたくさんのゴミ箱を置くようになったこと。

・生徒は、むやみに校庭などにゴミを捨てなくなったこと。

・学校の環境が改善されたことによって、生徒は学校がさらに好きになり、学校でもっと勉強し、遊びたいと思うようになったこと。

・生徒は、学校内だけでなく家や村の公共の場所のゴミも拾い、家族や友達にも、何をしたらよいか教えるようになったこと。

・この活動をきっかけに、学校で様々な新しい活動ができるようになったこと。

・・・・・などなど。

 

今までは、衛生や環境保護について、学校で教える機会がほとんどなかったのでしょう、大きな変化がどの学校でも現れたようです。

そして、先生方からの今後の要望として特に多かったのは、ゴミを燃やす焼却炉がほしいということ。

どこの学校でも、ゴミの処理に苦労しているようです。

 

中には、「今後、むやみにゴミを捨てた生徒には、罰金を払うルールを作る予定」とか、「木を1本切ったら、新たに5本植えなければならないというルールを作る予定」などという少し過激な対応を予定している学校もあり、社会主義体制の名残り(?)を感じた場面もありました。

 

 

120331_04.jpg 120331_05.jpg 

アプサラ副総裁兼アンコール保存地域建設局長クン・クニェイ氏(写真左)とシェムリアップ市教育長ポート・サムナン氏(写真右)からは、次のようなメッセージをいただきました。

 

・アンコールクラウ村青年グループを褒めたい。まだ若いが、他の人、社会のために、とてもよい活動を行っている。

町に住む青年の中には、麻薬に手を染めたり、喧嘩をして補導されたりするような若者もいるが、そのような青年たちより恵まれない環境に育っているにもかかわらず、自分の勉強や仕事以外に、社会に貢献する活動もしていることは、すばらしい。

・アンコールクラウ村の青年グループは、発表の際も堂々としていて、とてもすばらしかった。

・カンボジアの社会が発展するためには、庶民のレベルアップが必須で、JSTのこのような活動を高く評価するとともに、今後も活動を継続してほしいと思う。

・環境、衛生、森林保護という3つのトピックスを切り離さずに、村の住民や小学生に教えてほしい。美しい森や町があることは、世界中から観光客が訪れる一つの要因ともなるでしょう。

 

このように、アンコールクラウ村青年グループやJSTに対して、とても高い評価をいただき、青年たちもJSTカンボジア人スタッフもとても励みになり、有意義な知見共有ワークショップとなりました。

この環境活動は、あと1年、8校の小学校を対象として行う予定です。

さあ、来年度はどんな小学校、どんな生徒たちに出会えるでしょうか?

 

 

120331_06.JPG                ミーティングの最後に、皆で記念撮影!                                             

(よ)

 

本プロジェクトは、三井物産環境基金「第2回活動助成」を受諾し、(一財)国際開発センター(IDCJ)と共同で活動を行っているものです。

 

 

 

 

先月1月28日、三井物産環境基金2年目乾期の最後のワークショップを行いました。

 

アンコール・トム遺跡の北方に位置するドンアウ小学校です。

ところが、学校に到着し、校庭を見まわしてみて驚きました。

半年前に植えたマンゴーとコキの苗木は、どれもあまり成長しておらず、中には枯れてしまったものもあったからです。

牛に食べられないようにと作った保護柵は、ほとんどが壊れて無くなっていました。

 

ほどなくして、その原因は、昨年9月、10月の豪雨によるものだということがわかりました。

校長先生が、そのとき撮影した写真を見せてくださったのです。

 

 

120204_07.jpg 120204_08.jpg 

学校前の道路も校庭も水浸し。写真では、校舎床上まで雨水がきていることがわかります。

私たちが半年前に植えた苗木も写っていました(写真右)。半分以上、雨水に浸り、柵も壊れかけているようです。

 

昨年雨期の洪水被害は、たいへんなものだったのだと今更ながら実感しました。

 

そして、今回のメンテナンスの様子です。 

 

120204_01.JPG 120204_02.JPG 120204_03.JPG 120204_04.JPG 120204_05.JPG 120204_06.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドンアウ小学校6年生約40名が参加して、新たな木の枝で、新たに柵をつくるところから、始めました。

 

120204_09.JPGそして、最後に、アンコールクラウ村青年グループ全員で、校長先生にインタビューを行いました。

 

これで今年5校の乾期メンテナンスワークショップは終了です。

今後は3月の知見共有ワークショップに向けて、まとめの作業に入ります!

 

(よ)

 

本プロジェクトは、三井物産環境基金「第2回活動助成」を受諾し、(一財)国際開発センター(IDCJ)と共同で活動を行っているものです。

 

1月21日(土)

三井物産環境基金による活動2年目の乾期ワークショップ。4校目はコックルール小学校です。

コックルール小学校は、1年生から4年生までの小さな学校で、この日のワークショップは、3年生、4年生と一緒に行いました。

 

 

120121.JPG 120121_02.JPG 120121_03.JPG 120121_04.JPG 120121_05.JPG 120121_06.JPG 120121_07.JPG 120121_08.JPG放牧された牛に壊されてしまった柵を直し、下草を取り、肥料を入れて、水をかけていきます。

 

 

120121_09.JPGアンコールクラウ村青年グループとサンボー先生による、コックルール小学校校長へのインタビュー。

 

そして・・・・・。

 

120121_10.JPG 120121_11.JPG 120121_12.JPG 120121_13.JPG二輪車を引っ張る係と、指示を出す坊主頭の男の子。いたずらっ子たちは、すっかり二輪車にハマってしまったようです。

 

ものすごいスピードで、あちらへ行って肥料を積み、こちらへ戻ってきては、マンゴーの苗木に肥料をあげていきます。

よっぽど作業が楽しいのか、他の生徒が教室に戻ってからも、ずっと二輪車に乗って作業を続けていました。

いいですね、のびのびと育つカンボジアの子供たち!

 

(よ)

本プロジェクトは、三井物産環境基金「第2回活動助成」を受諾し、(一財)国際開発センター(IDCJ)と共同で活動を行っているものです。

少々遅くなりましたが、昨年末、12月31日に行われたコックベイン小学校での乾期ワークショップの様子を紹介します。

 

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120115_03.JPG 120115_04.JPGアンコールクラウ村青年グループが、コックベイン小学校の生徒たちとともに、半年前に植えたマンゴーの苗木の手入れを行いました。

 

120115_05.JPG当日、校長先生は甥の結婚式出席で不在だったため、女性教師にインタビューを行いました。

 

 

 

120115_08.JPG 120115_09.JPG図書コーナーの整理整頓をするアンコールクラウ村の青年たち。生徒たちも手伝いに来て、あっという間にきれいに片付きました。

 

120115_06.JPG

 

 

 

 

教室の壁には、衛生に関するポスターが貼られていました。学校でも、衛生指導が行われているようですね。

 

 

 

 

120115_07.JPG

 

 

 

 

 こちらは、教室に置かれた浄水器。

素焼の濾し器が入っていて、そこで濾された水を飲用水としています。

 

 

 

コックベイン小学校は、敷地も狭く、生徒数も少ない学校ですが、皆、まとまって、もくもくと作業を続けていたのが印象的でした。アンコールクラウ村の青年たちも、サンボー先生も、自分がやるべきことをしっかり執り行い、すっかり任せられる状態となったようです。

1年のしめくくりにふさわしい環境ワークショップでした。

 

(よ)

 

本プロジェクトは、三井物産環境基金「第2回活動助成」を受諾し、(一財)国際開発センター(IDCJ)と共同で活動を行っているものです。

 

 

12月24日(土)

三井物産環境基金の乾期ワークショップ。2校目はコックチョウ小学校です。

午前中に授業のある6年生36名を対象に行いました。

 

 

111224_00.JPGJST代表による挨拶と説明が終わった後、半年前に皆で植えた苗木の手入れを始めるために、生徒たちは散らばりましたが・・・・・。

なんと、人気のある作業とない作業とにくっきりと分かれてしまいました。

 

111224.JPG 111224_02.JPG一番人気は、チンくん率いる"ねこぐるま"グループ。とはいっても、チンくんの周りをふざけながら並走するだけ。中には、自ら"ねこぐるま"に乗ってしまう子も。

 

111224_03.JPG 111224_04.JPGまた、自分たちで植えた空芯菜の手入れを真っ先に行う子も。

 

111224_05.JPG 111224_06.JPG一方、前期に植えた苗木の柵の手入れには、当初、生徒が誰も手伝いに行かず、アンコールクラウ村青年グループのみが、もくもくと作業をしている、というような状況でした。

 

この事態は、青年たちに、生徒を誘って作業を行うよう促すことで解消され、生徒たちも見よう見まねで柵の補修を行ったりするようになりましたが・・・・・。

 

111224_07.JPG 111224_08.JPG先週のクヴィエン小学校のブログで、「先生方のゆるさ加減がいい感じ」とか「生徒たちは自主的にやるべき仕事を見つけて、楽しみながら作業をしている」とカンボジアの小学校を賛辞する言葉を書いたばかりではありますが、この小学校の様子はゆるすぎです。

この違いはどこに?

校長先生へのインタビューの時間でも、青年グループの間で、このことが話題に取り上げられました。

 

111224_09.JPG先週のクヴィエン小学校の先生は、生徒たちに何も指示を出したりしていませんでしたが、生徒たちの作業をずっと見守っていました。

一方、このコックチョウ小学校の先生方は、全員女性の先生でしたが、

生徒がやっていることには全く関心を示さず、先生同士で集まって廊下の手すりに腰をかけ、ずっとおしゃべりをしていました。

廊下にござを広げて、お弁当を食べている先生もいました。

思い返してみると、前期のワークショップの際も、青年グループが生徒たちに衛生・環境・森林保全の説明をしているとき、この学校の女性の先生方は、生徒のすぐ後ろでお菓子を食べていました。

・・・・・先生方の生徒を見守る姿勢の違いが、生徒の態度にも表れていたのかもしれませんね。

 

さらに・・・・・、

校長先生はこれほど熱心なのに、なぜ先生方はそのような態度でいるのか?

青年グループからの質問に、校長先生は、「先生の給料が少ないので、皆、教育という自分の仕事に力を入れることができないのだろう。」とのこと。

一般に、カンボジアでは、先生の給料は1か月40ドル~。校長先生でも、75ドルくらいです。

その給料の低さでは、先生のやる気を出させることは難しいのかもしれませんが、この事態、なんとかならないものでしょうか?

将来、カンボジアに明るい未来があるとしたら、子供の教育を充実させる以外ないだろう、と言われている中、小学校の先生方がこのような姿勢でいる限り、負の連鎖は長く続くことになるでしょう。

ちなみに、JSTのこの活動に毎回参加してくださっている、バンテアイスレイ地区の小学校の先生、サンボー先生(上の写真で、校長先生のすぐ前に座っている女性)は、家から小学校まで70km以上の道のりを、週の半分は学校に泊まりながら、オートバイで通っています。(バイクガソリン代は、1か月の給料と同じくらいになってしまうそうです)

 

・・・・カンボジアの教育事情。まだまだ闇は深そうです。   (よ)

 

番外編(1) 

111224_10.JPG最後に、参加してくれた生徒に、歯ブラシを1本ずつ配りました。この歯ブラシは、聖心女子学院のカンボジア体験学習の際に、高校生たちが持ってきてくれたものです。

 

番外編(2) 

111224_11.JPG16歳の6年生が何人かいたので、これまでどうしていたのか尋ねてみました。すると、この学校に転校する前に住んでいた隣の州では、ほとんど学校に通っていなかった、という答えが返ってきました。

 

 

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12月17日(土)

三井物産環境基金による2年目後期の活動が始まりました。

後期には、まず、前期に植林を行った小学校5校を訪問し、小学生たちと一緒に苗木の手入れを行い、そして、校長先生に活動による成果をインタビューします。成果確認は、直接行うインタビューだけでなく、アンケート用紙をつくり、先生方にも記入していただきます。

 

今回、最初の訪問先は、クヴィエン小学校。

アンコールクラウ村青年グループ7名と、JSTカンボジア人スタッフ4名が、クヴィエン小学校6年生30名と一緒に、壊れた柵を補修したり、苗木に肥料や水をあげたりしてメンテナンスを施していきました。

 

毎回感心するのですが、カンボジアの小学生は、このような作業のときに、誰が何を分担する、と特に決めずに、適当に散らばり、必要となる仕事を自分で見つけ出して、楽しそうに作業を進めていきます。中には、何もしないで見ているだけの子もいますが、そのような子がいたとしても、誰かが注意したり誘ったりするわけでもなく、"何もしない仲間"という存在をそのまま許容しているようです。

先生方も、生徒の自主性に任せ、見守っているだけ。日本の学校のような"先生らしさ"とは程遠いのですが、でも、このゆるさ加減がなかなかいい感じで、生徒たちも素直に話を聞き、内容を理解し、私たちとのワークショップを心から楽しんでいることが伝わってきます。

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JST代表チアからの話を聞くクヴィエン小学校の6年生。

 

 

 

111217.JPG 111217_02.JPG 111217_03.JPG 111217_04.JPGワークショップの様子です。

 

その後、校長先生に、皆でインタビューを行いました。

 

111217_05.JPG前期に行ったワークショップの後、生徒たちは、木の大切さを理解し、とても関心を持つようになったとのこと。生徒ひとりひとりに配ったオリジナル環境絵本『森はともだち』を 他の友人に紹介する子もいたそうです。学校内のゴミは以前のようにいたる所に捨てられている、という状態ではなくなったし、衛生面でも、生徒一人一人が注意・関心を持つようになったとのこと。

私たちの活動が生徒たちに理解され、着実に実行されていることがうかがえました。

 

最後に、全校生徒に鉛筆を配りました。

 

111217_06.JPG 111217_07.JPGどの子も大喜び!!

解散後、「わーい、わーい」と喜びの声をあげて散らばっていく、その後ろ姿を見ながら、鉛筆1本でもこんなに大喜びできるこの子供たちがうらやましい・・・・と感じてしまいました。

 

帰り道、観光土産用の腕輪をつくって生計を立てている高校生の家を尋ねたところ、彼女も元気に頑張っていましたよ。

(前回、訪ねた時のブログはこちらです→http://www.jst-cambodia.net/jstnews/2011/06/08/)

 

 

111217_08.jpg 

 

(よ)

 

本プロジェクトは、三井物産環境基金「第2回活動助成」を受諾し、(一財)国際開発センター(IDCJ)と共同で活動を行っているものです。

 

 

 

 

 

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