About JST
JST News!
TOP >> JST News!

JSTでは、一般の観光では入ることができないアンコール遺跡修復の現場を専門家がご案内するツアーや、修復体験ツアーなどを実施しており、2013年度の1年間で、約3400人の方々に参加していただきました。
その他に、村の体験や、村の子供たちとの交流ツアーなどを実施していますが、こちらは参加者約300人。その中で、2013年は、本格的に、村でのホームステイ体験ツアーをはじめたましたので、少しご紹介したいと思います。

140423_01.JPG
ホームステイを体験するのは、主に日本からの学生団体ですので、村では、「子供たちと遊ぶ」ことも大きなイベントのひとつです。ボール遊び、縄跳び、カンボジアの遊び、折り紙など、村の子供たちは100人前後集まってきますので、いくつかのグループに分かれて遊んだり、全員でリレー競争やダンスなどをしたりします。

これら、村でのスケジュールは、あらかじめ事前にメールで打ち合わせを行い、決めていくのですが、
その他には、JST代表のチア・ノルによる、「ポル・ポト時代の政治体制と実体験」をもとにした話や「JSTのNGOとしての活動」を紹介したり、

140423_11.JPG
村の青年グループによって、彼ら自身の村での活動 (環境整備や教育関係) などを発表したり、

140423_13.JPG
村を牛車で散策したりと様々です。

朝、昼、晩の食事は、町からMoi Moi弁当を持って、村の散策に出かけることもありますが、基本は、村の青年たちと協力し合っての自炊です。それも、村人が普段行っている調理の方法を体験してもらいます。
140423_02.JPG
ご飯は、まず、もみ殻付きのお米を「脱穀」するところから。

140423_04.JPG
ざるの上で米をなびかせ、もみ殻を取り除いた後は、
140423_03.JPG
このように杵で打って精米します。
これら一連の作業は、もちろん普段の村人の生活の一部で、さらに薪を使ってご飯を炊いていきます。

おかずの材料も、村の青年たちと一緒に用意します。
140423_05.JPG
たとえば、村の青年たちが池で養殖している「ナマズ」を、このように網で追い込んで収穫します。

140423_06.JPG
そして、まな板の上で、一匹一匹さばいていくのです。

140423_07.JPG
池に咲いている「睡蓮の茎」も立派なおかずになります。ちょうど日本の「ふき」のような触感の食材で、スープに入れていただきます。

140423_08.jpg
調理風景です。村のベテラン料理人、向かいの家のおばさんも手伝ってくださるので、味付けは安心。
いつもおいしいカンボジア料理の御馳走が出来上がります。

140423_09.JPG
こちらはバーベキュー。鶏手羽先、豚のスペアリブ、イカ、色とりどりの野菜など、カンボジアの甘辛だれをつけ、炭火でじっくりと焼いていきます。

140423_14.JPG
そして、民家の庭に机を並べ、作った人たちみんなでいただきます。
電気が通っていない村ですので、日が傾く前に夕食となります。

140423_15.JPG
夕食が終わり、あたりが闇に包まれる頃、村の楽隊がやってきます。
カンボジアの伝統楽器でカンボジアの音楽を奏でると・・・・・、

140423_16.JPG
このように、踊りの輪が広がり、盛りあがります。

夜9時にもなれば、皆、昼間の疲れで一気に眠気に襲われます。
日本からの学生は、3人ずつほどのグループに分かれ、それぞれ割り当てられた民家へ。
瓶にためた水で体を洗い、大きな蚊帳の中で眠りにつくのです。

140423_17.JPG
翌朝、日が昇る頃、すでに村のこどもたちは、お兄さんお姉さんと早く遊びたいと、村のコミュニティセンターに集まって、朝ごはんの用意を始めています。

140423_18.JPG
大きなかまどでつくる朝ごはん。鶏肉や魚の雑炊です。
こうして、にぎやかな村の1日がまた始まるのです。

140423_10.JPG
皆さん、アンコールクラウ村へ遊びに来てくださいね!!!!!

*****************************************************************************************
2013年度に行われた村ツアーの収益金は、村の子供たちの教育事業(バイヨン中学校校舎建設費など)に、遺跡修復現場案内ツアーの収益金は、修復現場で働く村人たちのケガや病気の治療代として、有効に使わせていただきました。



(よ)


2013年度には、今後の展開が期待される「日本からカンボジアへ」、また「カンボジアから日本へ」の交流がありました。

まず、10月には、シェムリアップ州とフレンドシップ協定を結んでいる愛知県幸田町から、成瀬副町長、大嶽議長ら3名が、シェムリアップ州知事を公式訪問。
州知事訪問や懇親会を含めて、全行程をJSTでアレンジさせていただきました。

140422_12.JPG
こちらは、幸田町副州知事がシェムリアップ州知事を公式訪問したときの様子です。
翌日TVのニュースでも大きく紹介されました。

140422_11.JPG
懇親会では、日本のお茶の儀式でのおもてなしに場が一気になごみ、日本食を楽しんでいただきながらのその後の会談も盛りあがりました。

140422_13.JPG
また、11月には、カンボジアの学校教育支援をしてくださっている愛知県のNPOオアシスの皆さんが、シェムリアップ州教育長、シェムリアップ市教育長、シェムリアップ州教員養成校校長を日本に招いてくださいました。

140422_14.jpg
愛知県の小中学校を視察し、教育長も校長も、日本の教育現場から多くの収穫を得たようです。
そのときの様子が、地元新聞にも掲載されました  (↑)。

以上は、人と人との交流ですが、日本の高校生からの体育館シューズをはじめ、たくさんの物品も日本から贈られ、カンボジアの青年たちの笑顔が広がりました。

140422_15.JPG
こちらは、田辺工業高校の卒業生からの体育館シューズ。
シェムリアップ州教員養成校の学生と、アンコールクラウ村青年グループに配りました。

140422_20.jpg
こちらは、大分南ロータリークラブの皆さんのアレンジにより、福徳学院インターアクトクラブから贈られた体育館シューズ。シェムリアップ州教員養成校の学生に配りました。

140422_16.JPG
塩釜ロータリークラブからは、中古のランドセルが。
コックタナオ小学校など農村部の小学校に配布し、生徒たちはもちろん、贈呈式に参加した生徒の親たちも大喜びでした。
写真は、シェムリアップ市教育長(中央)も参加してくださった贈呈式の様子です。

140422_18.JPG
新品の体操着は、愛知県の体操着&制服メーカーの国盛商業株式会社から。
小さい体操着上下は、村の子供たちへ。

140422_19.JPG
小~中サイズはバイヨン中学校全校生徒へ。
ちょうどカンボジアの寒い季節だったこともあり、寒い夜にはとても重宝したようです。
写真右端の校長先生もなかなかお似合いですね!

140422_17.JPG
大きいサイズのものは、シェムリアップ州教員養成校へ。
さらに大きいLLLサイズなどは、カンボジア軍警察へ寄付させていただきました。

皆さん、ありがとうございました!
(よ)

JSTでは、2005年より、アンコールやまなみファンドのご支援を受け、シェムリアップ郊外の貧困農村の一つであるアンコールクラウ村で、子供たちのための英語教室、日本語教室を行っています。

140422_01.JPG
また、2009年からは、「小さな美術スクール」の笠原先生のご支援・ご指導をいただき、学校で美術の時間がないカンボジアの子供たちに、絵を描く機会をいただいております。

140422_02.JPG
絵を描き始めて4年。村の小さな子供たちは、のびのびと自由で楽しい絵を描いています。

中学生くらいの少し大きな子供たちの中には、きらりと光る個性的な絵を描く子もたくさん出てきました。
140422_03.JPG140422_04.JPG140422_05.JPG140422_06.JPG
これらは、アンコール・トム遺跡のバイヨン寺院に皆で行った時に描いた絵です。
日本の美術の時間のように、「写生」という概念を教わっていないカンボジアの子供たちは、同じ対象を見ていても、それはそれは自由な絵を描きますね。
子供の感性を大切に指導をしてくださっている笠原先生には、感謝!です。

昨年8月には、アンコールやまなみファンドの主催で、なんと、新宿高島屋で、アンコールクラウ村の子供たちの絵画展が開かれ、たいへんな反響をいただきました。

140422_07.JPG
さらに、愛知県の「道具の会」の皆さまからは、手作り(!)のソーラーパネルをご寄贈いただきました。

140422_08.JPG
アンコールクラウ村コミュニティセンター(AKC)の片隅にある、石材加工ワークショップ小屋に設置したところ、JST遺跡修復スタッフのソペアックくんが、仕事のない日曜日に、村の子供たちにパソコンを教えると、自主的に申し出てくれました。

パソコンは、日本で使われなくなった中古パソコンを少しずつ手持ちで運んで、ハードディスクはもちろん、OSも英語・カンボジア語版に取り換え、カンボジアでリニューアルしたものです。

140422_09.JPG

アンコールクラウ村は電気が通っていない村であり、どの家庭も、家族が食べていくのがやっと、という生活をしている村の子供たちにとって、パソコンは、一生触れることがないかもしれない、あこがれのツール。
上は中学生から、下は小学校低学年の子供まで、それはそれは熱心に、目の色を変えてパソコン授業に臨む小さな子供たちの姿には、感動さえ覚えました。

140422_10.JPG
さらに、12月には、パナソニック株式会社様から、ソーラーランタン30個の寄贈を受けました。
こちらは、日が短い季節の夕方からの英語教室に役立っていて、今後は、バイヨン中学校でも活躍する予定です。

カンボジアの貧困村の子供たちの「学びたい」という強い気持ちを、いつも応援してくださっている日本のみなさま、ありがとうございました!

*****************************************************:

上記のプロジェクトは、次の団体の皆様からのご支援をいただき、運営することができました。
・村の子供たちの英語教室、日本語教室;アンコールやまなみファンドの皆さま
・村の子供たちの絵画教室;「小さな美術スクール」笠原先生
・新宿高島屋での絵画展;高島屋様、「小さな美術スクール」笠原先生、アンコールやまなみファンドの皆さま、絵と額縁をカンボジアから運んでくださった皆様
・ソーラーパネル;「道具の会」の皆さま、「幸田サーキット」山本専務
・ソーラーランタン;パナソニック株式会社様

(よ)




2013年度は、関西学院大学と提携し、ボランティア学生を前期と後期で1名ずつ、JSTで4~5か月間、受け入れることになった年でもありました。
4~5か月といえば、ある程度のまとまった時間。単にJSTの活動を補助的に手伝ってもらうだけでなく、一つのテーマを決めて調査をし、論文にまとめ上げてもらうなり、一つのプロジェクトを立ち上げてもらうなり、学生にとってもJSTにとっても、有意義な時間となるよう、それぞれの学生に合った課題をJSTで提供しました。

1)今年度前期(4月下旬~8月下旬)に関学ボランティア学生第1号として派遣された芳木啓太くんには、「アンコールクラウ村の初等教育の実態」について、調査してもらいました。
アンコールクラウ小学校では、毎年、1年生から2年生に上がるまでに約1/3の生徒が学校に来なくなるというデータがあったのですが、芳木くんには、退学した生徒のその後を追跡調査してもらいました。

140409_17.JPG
データをまとめ、最終発表を行う芳木くん。さすが関学、とても優秀な学生でした。
3人兄弟の末っ子ということで、愛嬌たっぷりなところもカンボジアの人々に受けていました。

140409_11.jpg
カメラの腕もなかなかのものでした。4か月間、髪の毛を1度も切らないことを最初に宣言し、髪が伸びてからは後ろに縛っていたのですが、だんだんとそれなりの風貌に。
彼が撮った写真が、2013年度の関学の海外ボランティア小冊子の表紙(↑)にもなりました。
アンコールクラウ小学校での写真です。

芳木くんの活動内容については、その小冊子に載った彼の文章をご覧ください。
140409_12.jpg140409_13.jpg

2)今年度後期(9月下旬~2月下旬)に派遣されたのは、関西学院大学4年生の伊藤小百合さん。
彼女はJSTのツアー事業に興味があるとのことでしたので、「Villageツアー」の立ち上げを担当してもらいました。

140409_14.JPG
前期の芳木くんもそうでしたが、伊藤さんもとても前向きで、一つのことに打ち込むときの集中力には、頼もしいものがありました。
彼女も愛用のカメラで、カンボジアの様々なシーンを撮影。アンコールクラウ村の子供たちも、彼女のカメラに興味津々でした。

140409_15.JPG
アンコールクラウ村で、ツアーのコンテンツ調査を行う伊藤さん(右)。
伊藤さんが企画したツアーは、こちらのブログで、彼女自身が紹介しています。
http://www.jst-cambodia.net/m/2014/02/post-150.html#002003

現在実施中ですので、興味のある方は、ぜひJSTまでご連絡ください!
info@jst-cambodia.net


140409_16.JPG
小さい頃からダンスを習っていたという伊藤さん。今回の滞在中に、「恋するフォーチューンクッキーJST版」を製作しました。近日中に公開予定ですので、こちらもお楽しみに!

3)
140409_18.JPG
富山大学の奥勇介くんは、考古学専攻の2年生。
1年前にJSTが企画する遺跡修復現場体験ツアーに参加したのがきっかけで、今回、自身でJSTインターン希望のアプローチをしてきました。
そこで、2月中旬からの1か月間、JASAのバイヨン寺院修復現場で、山本先生の指導の下、バイヨン寺院参道南側の発掘作業を担当してもらいました。
日本とは違う環境のもとでの発掘作業ですが、実際の現場に触れられるということは、学生にとってまたとない機会だったことでしょう。

2014年度前期には、関西学院大学からの2名のボランティア学生の派遣が決まっています。
活動内容は、JSTブログにて随時報告予定ですので、お楽しみに!

(よ)

今や、年間300万人近くの海外からの観光客が訪れるようになったアンコール遺跡群。

しかし、日本のような学校単位の遠足や社会見学会などが実施されていないカンボジアでは、青少年が遺跡を訪問する機会はほとんどありません。
アンコール近郊の農村部の小学校で、生徒たちに、アンコール・ワットやバイヨン寺院を訪れたことがあるかどうか聞いてみると、ほとんどの生徒が、一度も行ったことがない、と答えるのです。

そこで、JSTでは、遺跡修復の専門家が中心となって設立したNGOだからこそできる「子供たちのためのアンコール遺跡社会見学会」を実施しています。

140409_00.JPG
まずはバイヨン・インフォメーションセンターで、アンコール遺跡の歴史や修復の概要を、ビデオとパネルによって、説明します。

140409_01.JPG
遺跡から出土した陶磁器の展示では、当時のアンコール地域が、中国や中近東などとも交易があったことなどが説明されます。

140409_02.JPG
バイヨン寺院の修復現場では、修復専門家から、遺跡に使われている材料や特徴、具体的な修復方法などの説明を受けます。

140409_04.JPG
説明は、すべてカンボジア人専門家、またはJSTカンボジア人スタッフがカンボジア語で行いますが、
生徒たちの移動車輛代、昼食代、水代、専門家への謝礼などは、今のところ、すべて日本の皆さまからの寄付金で賄われています。

2013年度は、3回の社会見学会を実施しました。
1)コックルール小学校 43人
2)コックベイン小学校とコックタナオ小学校65人
3)アンコールクラウ小学校 132人
合計240人のカンボジアの子供たちが、参加することができました。

ご寄付くださいました皆さま、ありがとうございました!
・中部経済同友会様
・パナソニック株式会社様

(よ)
今までほとんど紹介してきませんでしたが、
JSTでは、2012年より、人材育成の一環として、日本国政府アンコール遺跡救済チーム(JASA)の技術協力を得て、日本ユネスコ協会連盟と共同で、バイヨン寺院のナーガ(蛇)彫像、シンハ(獅子)彫像、及び欄干(ナーガ胴体)の修復を行っています。

140408_11.jpg
クメール正月前のちょうど今週で修復の第1フェーズが終わり、クメール正月後から2016年にかけて、第2フェーズが始まります。
修復箇所は、第1フェーズは図面の青で囲った部分、第2フェーズは赤で囲った部分です。

140408_12.JPG
バイヨン寺院の東参道、外回廊を飾るナーガ彫像、シンハ彫像、欄干は、過去にフランスの修復隊による修復処置が施されたものの、1970年代、80年代の混乱の時代を経て再び破損し、遺跡の周囲に散乱しているものもみられます。(↑石材が散らばる現在の様子)
こうした状況は、石材の劣化を進行させてしまう危険性があり、適切な処置が必要となっています。

また、これらを修復、再整備することは、バイヨン寺院の景観整備に寄与するだけでなく、近年急激に増加しつつある観光客への安全性を確保するためにも、緊急の課題となっています。

140408_13.JPG
たとえば、上のような破損が確認される部分は、クリーニング後、なるべく旧材を使って結合や接着による修復を行いますが、残存具合や石材強度によっては、新材に置換することもあります。

140408_14.JPG
このプロジェクトの主任修復専門家は、JST入団3年目のソペアック(写真右)。
JASA修復チームの日本人専門家・石塚(写真左)や他のカンボジア人専門家の指導のもと、6名の修復技術者とともに、この修復プロジェクトを進めています。

140408_15.JPG
炎天下のもと行うカンボジアの修復現場は、日中の一番暑い時間も作業を行う過酷な現場です。
けれども、専門家も技術者も、自分たちの祖先がつくった遺産の修復に、喜びとやりがいを感じながら、日々、こつこつと修復作業を続けているのです。

140408_16.JPG
こうして行われた第1フェーズの修復事業。この写真は、修復が完成したバイヨン寺院外回廊の東南隅です。
旧材と新材は、2~3年経つと自然になじんで違和感のない仕上がりになるため、修復の時点で色合いを調整する等の作業は行いません。
また、数年後に色が変化した後も、修復による材の区別がつくよう、オリジナルの石材とは少し異なる仕上げを施すのみならず、新材の裏には鉛のプレートを貼り、修復年度がはっきり識別できるようにしています。

こうして、2年にかけて行われた第1フェーズの修復実績は、ナーガ像17体、シンハ像4体、ナーガ胴体44ピース、ナーガ胴体を支える斗束72個、地覆111個でした。

140408_17.jpg140408_18.jpg
バイヨン寺院を訪れる際には、ぜひ、JSTの修復チームが修復したナーガ像、シンハ像もご覧ください!

(よ)
140408_01.JPG140408_03.JPGバイヨン中学校6教室分の生徒用の机(2人用)120台と椅子240脚、先生用の机と椅子6組、それに浄水器などの備品などは、たくさんの方々からの寄付金により、設置することができました。
そのほかにも、薬箱、ノートとボールペン、カレンダーや地球儀など、沢山の物品もいただきました。
この場を借りて、皆さまに御礼申し上げます。

<ご寄附くださった方々>
・アンコール・クッキー様、アンコールやまなみファンド様、NPOオアシス様、紀南ユネスコ協会様、聖心女子学院高等部様、富山ライオンズクラブ様、一宮中央ロータリークラブ様、塩釜ロータリークラブ様、二戸ロータリークラブ様、東京新橋ロータリークラブ様、東京レインボーロータリークラブ様、蒲郡ロータリークラブ様、リサイクルの会様、(株)タイワ精機様、Together to the Future(TTF)様、平山郁夫美術館監修ツアーの皆様、仲間由紀恵TVクルーの皆様、稲門建築会アンコールツアーの皆様、他
・川瀬様、矢澤様、林様、伏島様、木村様、湯山様、大石様、松本様、小出様、岩本様、早川様、白石様、藤田様、他


地元の人々からもたくさんの協力を得ました。

140408_04.JPG
校舎建設中に開かれた住民ワークショップ。
地域の教育状況について、4か月の調査結果を発表してくれた関西学院大学の芳木くん、識字率向上のための寺子屋を運営している日本ユネスコ協会のラヴィさん、ありがとうございました。
アンコールクラウ村の青年たちは、それまでの地域で行ってきた「衛生、環境、森林保護」活動について、発表しました。

140408_05.JPG
また、雨期の大雨で道路が悪くなれば、工事車両が少しでも楽に通れるようにと、地元住民が集まり、道路補修を行いました。

140408_06.jpg
さらに、校舎建設費用を少しでも集めようと、地元住民が企画して、カンボジアの伝統的な「募金祭り」も行いました。
家族全員が食べていくのが精一杯、という暮らしをしている貧しい農村地域の各家庭から、貴重な現金がたくさん寄せられました。

このように、たくさんの方々の協力やご支援のもと完成したバイヨン中学校。
これからも、地域の人々が中心となって、皆で育てていければと思っています。

(よ)
2013年10月に開校したバイヨン中学校では、カンボジアの公立中学校の正規の授業の他に、「地域に根差した教育」をJST独自に行っています。
2013年度は、次のような特別授業を行いました。

<第1回>
10月30日
日本国政府アンコール遺跡救済チーム(JASA)所長 ソティ氏による『JASA遺跡修復事業概要1』
1994年に始まったJASAチームの遺跡修復事業について、中学生にもわかりやすく説明してくださいました。


<第2回>
11月14日
日本国政府アンコール遺跡救済チーム(JASA) 考古学専門家・コーベット氏による『文化財について』
140407_01.JPG
有形文化財とは何か、無形文化財とは何か・・・。文化財の概要について興味深い話をしていただきました。

<第3回>
11月21日
プノンペン王立芸術大学教授(クメール文化人類学) アン・チュリアン先生による『アンコール地域の遺産について』
140407_02.JPG
身の回りにある「当たり前のもの」が大切な文化遺産だということを、たくさんの写真とともに説明してくださいました。

<第4回>
12月7日
(一財)国際開発センター(IDCJ) 川越洋介氏による『アフリカ・ガーナ共和国とトーゴ共和国の生活について』
140407_03.JPG
川越さんが大学生の時にボランティアで活動されたガーナ共和国とトーゴ共和国の、「食べ物、住まい、教育」について、わかりやすく説明してくださいました。

<第5回>
12月12日
日本国政府アンコール遺跡救済チーム(JASA)所長 ソティ氏による『JASA遺跡修復事業概要2』
140407_04.JPG
ソティ氏による遺跡修復についての2回目の講義です。
この日は、「仲間由紀恵の蒼い地球8」の撮影が行われました。(2014年1月1日放映)

<第6回>
12月21日
カンボジアの淡水魚研究者 佐藤智之氏による『カンボジアの淡水魚について』
140407_05.JPG
身近な魚についての話に、生徒から佐藤さんへ沢山の質問が。
生徒たちの関心は、魚だけでなく、魚に夢中になっている佐藤さん自身にも及んでいました。
この日は、NHK「かんさい人物ファイル アジアに夢中」の撮影が行われました。(2014年1月26日放映)

<第7回>
12月27日
JST代表および日本国政府アンコール遺跡救済チーム(JASA)団長補佐 チア・ノル氏による『ポル・ポト時代と私の半生、そしてバイヨン中学校創立まで』

授業後、校長先生から、「私は今後、ノルさんに一生ついていきます。バイヨン中学校の運営はノルさんに任せれば安心ですので、生徒の教育は私に任せてください。教員を退職するまで、この学校で頑張ります」との心強いお言葉をいただきました。

<体育の授業>
カンボジアの学校では、体育の授業は正式な科目ではなく、教える先生もいない状況なのですが、NPOオアシスの方々が2014年1月と3月にいらっしゃった際に、何回か体育の授業をしていただきました。

<美術の授業>
美術も、カンボジアの学校では実施されていません。
そこで、3月にオアシスの先生方がいらっしゃった際に、初めての絵画の授業を実施していただきました。

<パソコン授業>
「2013年度活動報告2」でも紹介しましたように、2014年1月下旬より、土曜日と日曜日に、パソコン教室が始まりました。

<今後の計画>
日本語教室を開始したいと計画中です。

2014年度もお楽しみに!
(よ)



JST 2013年度の活動報告は、まだまだ続きますよ。

バイヨン中学校の校舎建設と並行して、敷地境界に柵をつくりました。
柵をつくらないと・・・・・

140406_03.JPG
このように近所の牛が入ってきて、せっかく植えた苗木や野菜を食べてしまいます。もちろん、泥棒がなるべく入らないようにするためでもあります。

けれども、バイヨン中学校の敷地は3ヘクタール。
間口100m、奥行300mと、外周だけで800mもあります。
長持ちすることはもちろん、なるべく安く外周柵をつくるには・・・・、と考えたのが、木材の中でも安価で手に入りやすい杭に既成のネットを取り付ける方法。

140406_01.JPG140406_02.JPG
この写真のように、地元住民に協力してもらい、1本1本、杭を設置し、ネットを取り付けていきました。

140406_04.JPG
敷地前面だけは、木の板を交互に張って、少しだけ見栄えをよくし、敷地の起伏にも対応して設置できるようにしました。

140406_05.JPG
一般道からの入口には、このような立派な門も完成!
柱は化粧煉瓦積み、看板部分は木製です。幅はなんと9m!
今後、工事用の大型車両も通れるように、高さも4.5m確保しました。

140406_06.JPG
看板の裏には、カンボジアの「学びの心得 4か条」が書かれています。
すなわち、
・学ぶことは、智を得ること。
・学ぶことは、学問を活かして生きること。
・学ぶことは、立派な人間になること。
・学ぶことは、仲間を尊重して共生すること。

バイヨン中学校の生徒たちは、毎日、この「学びの心得」を読んで帰宅の途につくことでしょう。

140406_07.JPG
校庭の周りには、生徒自ら、コキの苗木を植えていきました。
植樹後は、毎日、当番の生徒が水やりをして育てています。

以上は、(一財)国際開発センター(IDCJ)の皆さんが「緑の募金公募事業」に応募、助成金をいただき、実現できたものです。
この事業はこれで終わりではありません。今後、雨期の初めに、さらにたくさんの果物の苗木を植える予定です!

140406_08.JPG
そして、こちらは、校庭の片隅にできた野菜園。
バイヨン中学校の校長先生の直接の指導のもと、生徒たちが自主的つくった野菜園です。

140406_09.JPG
今ではこんなに成長し、にがうりや空芯菜などが収穫できるようになりました!

******************************

バイヨン中学校の敷地入口門、外周柵(800m)、苗木の植樹は、
(一財)国際開発センター(IDCJ)の皆さんのご協力を得て、
公益(財)国際緑化推進センターの「緑の募金国際緑化公募事業」の助成金を得て実現したものです。

(よ)