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クラウ村青年団サンボー・プレイ・クックへゆく vol.1

運命の5月14日。

今日はワークショップ初日。JSTの日本人スタッフが先乗りしてサンボー遺跡周辺で最終準備。
このワークショップの主役はカンボジア人の学生たちなので、準備のほとんどは彼らにお任せ。
そのかわりスタッフ最大の使命は「食事」の確保。腹がへってはワークショップどころではありません。
「何人来るんだろう?」参加者の総数が最後までつかめない中、遺跡横の食堂のおばちゃんと予算と量の駆け引きを・・・

午前11時。一台のバスが見えました。「きっとあれだ。」
顔がわかる距離までくると、やはり。数人のクラウ村青年団が元気に手を振っています。
次々に降りてくる青年団。慣れない長距離移動×バス酔いにやられたメンバーもいましたが、とにかくバス酔いを恐れて参加そのものを断念した1名を除いて、全員無事に到着。

ほぼ同時にコンポンチューティアル高校から、サンボー地域の参加者であるASCAのメンバーがバイクで続々と集まってきました。その数なんと、40名以上。早速懸念の昼食問題が・・・。

ええい、なんとかなるさ!頭を痛める間もなく、ワークショップの開会宣言だ!

*バス酔いの影響と、アウェイの緊張で小さく固まるクラウ村青年団。硬い、カタいよ!
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*双方の代表から一言ずつ。こちらASCAの現代表にも気負いが見え隠れ。
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開会宣言では互いに打ち解けられず、なんだか運動会の応援合戦みたいな状況に。対戦じゃないですからね、みなさん!


なにはともあれ、開会宣言の後は、自己紹介を兼ねた昼食だ!

*仲良くなるためには「同じ釜の飯」が一番。これは世界の鉄則?
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昼飯作戦が功を奏し、午後一番のワークショップの頃には、相互に温かい雰囲気が。
初日のテーマは「遺跡」
*青年団からの提案で、各発表はあえて遺跡の中でやることに。遺跡の話は遺跡の中で。
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なかなかいいアイデアです。(そして、木に覆われているので、涼しい!)

まずはクラウ村青年団が、バイヨン寺院とその修復の様子について紹介します。

*修復と関係して、JSTができた理由や、現在の青年団の活動も紹介。
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*写真を使って紹介できるのは、やはり都市部の強みです。
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1カ月前から、バイヨンセンタースタッフのヨンちゃんとタウリーが一緒に内容を考えて、発表の練習もしてきた青年団です。

*今回の発表の出来は?タウリー先生からガッツポーズ頂きました!
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*シェムリアップの遺跡の話を聞く機会はなかなかないもの。
用意したワークショップのしおりはすぐにメモでいっぱいに。
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続いてASCAのメンバーから、サンボー遺跡の紹介。

*こちらは写真が使えないかわりに、手書きの地図で勝負。
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後で聞いた話ですが、ASCAの初代リーダーで、現在アドバイザーをやっている高校のシン先生が徹夜で描いたものだとか・・・。
きっと学生時代と同じように、ロウソクの灯りの下で徹夜したんだろうな。そのひたむきな姿が目に浮かびます。シン先生の努力を無駄にしない、自信に満ちたASCAの発表でした。

みんな少しずつ心の壁が消えてきて、質問も増え、内容も高度に。
うーん、これは答えられないな・・・とASCAが頭を悩ませ始めたところで、サンボープレイクック保全事業の現地マネージャである、メコン大学のテリー先生が助っ人で登場。

*サンボー遺跡に関しては、最先端を行く研究者のテリー先生の特別講義。なんてゼイタク!
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*それぞれの発表の足りないところや誤認しているところを訂正しつつ、カンボジアの歴史を語る姿に、学生たちは水を打ったように静かに耳を傾けます。
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クメール語での包括的な資料が手に入りにくい中で、これはまたとないチャンスなんだろうなと実感。
もうひとつ、クメールの人々の学びの原型はこういう「語り」にあるのでは?とも。
いずれ青年団やASCAの活動で「遺跡語り部」ができたら、なんて。


座学の後は、実際に遺跡を見ねば!!

目の前にあるサンボー・プレイ・クックを、ローカルガイド・チャンダさんの案内で回ります。
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*よーく見てください。ケータイを持っている子が数名。みんな、ガイドの声を録音しているんです。
カンボジアにもついにこんな時代が!
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*サンボー・プレイ・クック周辺の生まれのASCAの学生も、こうして改めて解説を聞きながら遺跡を巡る機会はないもの。ここでもメモに余念がありません。
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1日目の締めくくりにサンボー遺跡の象徴・Tao(ライオン像)共に集合写真を撮って、終了!
遺跡を歩き回ったせいか、最後はみんなかなりぐったりしてる?
明日もあるから、今日はゆっくり休んでねー!

明日の再会を約束して、ーマ「遺跡」の1日目は幕を閉じました。



Vol.2へつづく。

(ま)






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