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日々の小さな冒険
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5月~7月のこの時期は、アンコール観光のローシーズンで例年観光客が減るのですが、今年は世界同時不況と新型インフルエンザとが重なって、遺跡周辺は10年前に後戻り?と思うほど、閑散としています。

 

市内のホテルは廃業に追い込まれるところも。

某五つ星ホテルは、200室あるうち、1日に7室くらいしか部屋が埋まらず、3日泊まれば1日無料のキャンペーンを行っているところもあると聞きました。

レストランも、安さを売りにしているような店以外は閑古鳥が鳴いていて、シェムリアップはこの先どうなってしまうのかなぁ・・・と先の見通しが立たないだけに、特に商売人は皆不安げな様子です。

 

そんなときだからこそ、明るくいこう!

とCafe Moi Moiでは、お客様の少ないこの時期に、少しずつリニューアルをしていく計画を立てました。

 

まずは、今まで重くて時々壊れていた椰子製の椅子を籐の椅子に一新。

 

090523_06.jpgのサムネール画像どうです?かなり明るくなって、気分も軽やかに。

 

次は、照明器具をと狙っています。

建てた当時は自分が使う予定はまったくなく、かといって資金をつぎ込んで改良する余裕もなかったため、そのまま使い続けていたのですが、考えてみたらそろそろオープンして丸4年がたつのですね・・・・・!

 

 

Cafe Moi Moiでは、JSTが支援をし、アンコール・クラウ村の女性たちが作った織物や陶器などの製品も販売しています。

 

アンコール遺跡見学のついでに、ぜひお立ち寄りください!

(よ)

 

カンボジアでは運転免許がなくてもバイクの運転ができる。

だから、時々、びっくりするくらい小さな子が一人でバイクを運転していたりする。

ええっ、大丈夫なのかなあ・・・と周囲の心配をものともせず、颯爽と堂々と、そして少し誇らしげにバイクに乗った子供たちが通り過ぎていく。

 

そして、先日、クラウ村で見かけた女の子も、自分のバイクに乗っていた。

しかもかなりのポンコツ。

様々なパーツがもうこれ以上ないというほど、ぼこぼこ、びりびりで、それはそれは見事なほど。

 

090522.JPGお父さんがゴミ捨て場から部品を拾ってきて、それらを組み合わせて作ったのでしょうか・・・。

しかも、足りない部品は原理応用と創意工夫とで穴埋めして、自分仕様のオリジナルバイクに仕上がっている。

 

090522_02.JPGまずは、エンジンを起動させるときに使うイグニッションキーがない。

えっー、どれどれ・・・・と、日本から遊びに来ていた車好きの知人たち(といったら失礼ですね。車好きを通り越してプロとしてご活躍されている面々です)が覗き込んでいる。

おかしいな・・・これでどうやって動くのだろう、と。

 

やってきたバイクの持主の女の子。

得意そうにハンドルブレーキを一握りすると、ブルルッ、ブッ、ブッとエンジンがかかりだした。

では、止めるときはどうするの?

と、ハンドル根元に取り付いている4つのパイプ穴に指を突っ込む女の子。

すると、たちまちエンジン停止。

 

車好きの知人たちによると・・・・・

イグニッションキーがなく、バッテリーもないこのバイクはエンジンと"直結"状態になっていて、

指を突っ込むことによって、酸素が吸入されなくなり、エンジンの火が消えるのだそうだ。

さらにそのバイクのブレーキは、後輪ブレーキ右足のみ。

右ハンドルのブレーキレバーはアクセルとなっていました。

 

 

090522_03.JPG唖然とする私たち日本人を尻目に、家路に向かう女の子の友達が、バイクの後ろに乗り出した。

モイ(1)、ピー(2)、バイ(3)、ヴォン(4)、プラム(5)・・・・。全部で5人も!

もう、一番後ろの子なんか、体が半分以上ずり落ちていて、前の子にしがみつくことによってかろうじてバイクに引っかかっている状態。

 

 

 

 

 

090522_04.JPGバイバーイ!

飛び上るように一瞬宙に舞ったのち、走り出す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

090522_05.JPGが、バランスが崩れ、皆で転倒!

キャハハッハ。笑い転げる少女たち。

 

転倒をものともせず、再挑戦!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今度はうまくバランスがとれ、エンジン全開のポンコツバイクと共に、隣村の少女5人は、笑い声のみ残して、夕闇のかなたに消えていきました。

 

ああ、なんて逞しいカンボジアの子供たちなのだろう・・・。

あんなバイクに改良してしまうカンボジアの大人たちもすごい!

・・・・・感動に浸る私たち日本人でした。

 

しかし、これにはさらに後日談があり、当時のことを再度思い出して感動していたところ、JST代表のチア・ノルがひとこと。

「カンボジアではそんなこと珍しくもなんともない。皆、中古バイクを安く買って、壊れたらその部分をどんどん修理・改良していって、全く乗れなくなるまで使いつぶすのが普通。しかもそれでもなお使える部品があれば他のバイクに再利用する。村では誰でもそうやってバイクに乗っているし、そんな改良、誰でもできる。

そんなことに感動する日本人は、カンボジア人から見ると本当に不思議なんだよなあ・・・・。」

 

(よ)

 

旅の最終日 ウサギ島で遊ぶ

 

お寺。海。カニ。遺跡。
盛りだくさんだった旅も今日が最終日。

ケップから首都プノンペンに戻ります。
でも、そのまえに!

最後の午前中を楽しむべく、ケップ海岸から見える、一番大きな島、「トンサイアイランド」に泳ぎに行きました。
トンサイとはクメール語でウサギの意味。何でウサギなんだ・・・?

 

ケップの船着場から、小ぶりな漁船くらいの大きさの船で島を目指します。
私たちの他にも西洋人旅行客が数組。

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バカンスの香り漂う水着のお姉さんもいれば、バッグパックを背負った刺青のお兄さんも。
それぞれの午前中を乗せて、船はウサギ島へ向かいます。

海の風を受けて進むこと、20分。
視界いっぱいに大小の島が広がる。トンサイ島以外はお隣・ベトナムの領土だから上陸できないんだよ、となぜか自慢げな船頭さんの解説。ほんとかな?

 

周囲の島々の中でもひときわ大きい、ウサギ島。
近づくにつれて、その島の全貌が見えてきました。
背後に迫る小高い丘。
その手前に広がる白い砂浜とヤシの木並木。
ちっちゃいけれど、まさに南国の、しかも無人島を思わせる風貌。おおおお。

 

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上陸は木製の一本橋から。
白い砂浜に降り立つと、午前9時というのに南国の日差しがじりっと照りつける。
砂浜効果と相まって、その強さが増したような。

カンボジア随一のリゾート・シハヌークビルよりも海水の色が黒く、美しくないと言われるケップの海。
でも、対岸よりもこの島の方が水が澄んでいるらしい。
わたしたちには、これで十分。

 

まずは弓なりに続く砂浜を端から端まで散歩。
上陸時の無人島的イメージとは違って、ヤシの並木の向こう側には食堂とバンガローが立ち並ぶ。
2年前にこの場所を訪れた知り合いの方に、
「なんにもなくていいところだよ~」と言われていたために、噂とは違う姿にちょっとびっくり。


この変遷が、ここで生きる人にとって、ここを訪れる人にとって、そしてこの島自身にとって
どういう変化をもたらすのかな、と少しだけ思いを馳せる。
カンボジア全土の遺跡でも、地域でも同じことが言えるんだろうな、と思いつつ、
それでも目の前の海と砂浜の誘惑には勝てません。

 

およそ2時間。午前中いっぱい、砂の中に潜んで足もとから攻めてくる緑のウニを捕獲したり、
ヤシの木のふもとのベンチで昼寝をしたり、ココナッツを飲んだり・・・。

 

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とても久しぶりに、時計も見ない、パソコンもつけない時間。
波の音と、ヤシの木が触れ合う音の間で、もぞもぞと動く数匹のウニを眺める。

 

意味がないようで、とても実りある時間。

 

 

帰りの船はカンボジア人の若者3名と私たちだけ。行きの高揚感とはうってかわって、どっしりとおだやかな気分。


さて、非日常もこれで終わり!
ホームグラウンドのシェムリアップに、戻りますか。

 

この日の正午。

両手いっぱいのドリアンをさげ、再びプノンペン行きのバスへと乗り込んだのでした。

 

 

*この充実した旅のあと、ひとつだけ悲しい出来事が。
私がシェムリアップに帰ってみると、愛犬のラティが行方不明になっていました。
預けていた友人の家からふらりと遊びに出かけ、そのまま戻らなくなったそうです。
一生面倒見るからね、とラティに約束したにも関わらず、たった3か月間しか一緒にいられず、
本当に申し訳ないことをしたなぁ、と、カンボジア生活で初めて、後悔をした瞬間でした。

 

(ま)

旅の3日目 その2 ~冒険!遺跡だぜ~

 

今回ケップを訪れたもう一つの目的。
それは、この場所にあるクメール人の最初の王朝である扶南の時期に遡る洞窟遺跡。

 

カンポット州のこの地域には、コンポントラッチという名前の鍾乳洞で有名な山があります。
中には澄んだ湧水がプールのようになっていて泳げるところもあるらしい。

が、この日私たちが目指したのは、その隣の山にあるプラサート・チュッゴックと呼ばれる遺跡。

 

気のいいヒゲのバイクタクシーのお兄さんを案内人に、一本だけ舗装された道を延々まっすぐ走る。
3人乗りバイク(ドライバーさんと私たち二人)の一番後ろから見える風景。
ゆるやかなアップダウンの丘陵地。道の左右には、点々と過去に別荘だったフランス風邸宅の跡。

左手に広がっていた海が少しずつ遠くなり、道は山へと向かい始める。
青春ロードムービー的に90年代のジャパンポップスを熱唱しながら走ること40分。


見えてきました。寺院を抱える神秘の山。
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カンボジアで、山は力の強い精霊が宿る場所。
そして、この山の鍾乳洞には、山の精霊の霊力を宿した聖なる水が落ちてくる。
だからこそ古い時代にはこの聖なる場所に早くから寺院が作られたようです。

山といっても、カンボジアは平野の国。この山も、日本でいうなれば「丘」程度の高さ。
丘の足元には現代のお寺が一つ。お寺守のおじさんの横に、不釣り合いな「チケット」の新しい看板。入場料は1$でした。

お寺の裏手から伸びる階段を上がると、ものの5分ほどで洞窟に到着。
あっさりと聖域に到着し、ちょっと拍子抜け。
もっと暗い洞窟の中を這うようにして進んでいく冒険のイメージだったのに。

まあ、と。中に入ってびっくり。


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まるでヨーロッパの教会の講堂ような天井。これが、天然ものです。
その中に、壁の一部かのように、ひっそりと遺跡がありました。
長い年月で遺跡の壁全体が洞窟の一部になってしまったかのようなレンガ造りの建物。

 

 

 

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天井の穴から漏れてくる薄あかりの中で寺院の中はよく見えない。
むしろ寺院そのものが、天然の神域に据えられたご神体のように見える。

 

山の霊気に身を浸すことしばし。

 

他の世界に連れて行かれそうな、そんな怖さを感じて外に出ると、「ああ、これかな」と納得の世界。

 


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ほんの丘くらいの高さしかないのに、周囲の世界が全て眼下に収まる。
遠くの山までがまるで自分の領地のように感じてしまう。

高いところに対して、古代から人々が抱いてきた憧れは、きっとこういう光景を目にしたときなんじゃないかな、と。

 

ほんの少し、「神様の視点」を味わう遺跡体験となりました。

 

(ま)

旅の3日目 ~ ぶらり、ケップ海岸~

 

目が覚めたら、そこは真っ青な海でした。

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前日のバス旅の疲れと、出発前のシェムリアップでの日々の疲労のため、この日は朝9時起床。
カーテンの隙間からこぼれる外の明るさに魅かれてバルコニーに出てみると、
そこは一面、緑と青の楽園でした。

バルコニーのハンモックに揺られながら、遠くの海を眺めてボーっとする。

 

あぁ、まさにバカンス!
誰もが憧れるような、素晴らしい休日の朝。

 

ケップの豊かさをさらに満喫するために、丘の頂上にあるレストランへ。
宿泊先のバンガローから徒歩5分でケップ海岸を一望する高みに到着。
丘の上に張り出したテラスからは、原色の熱帯林と海岸線、その向こうに浮かぶ島々。
さらに海岸沿いには点々とフランス植民地時代に建てらてたコロニアルの廃墟が独特の空気をまとってたたずむ。

 

朝のピークを過ぎて誰もいないレストランでおいしく朝食をいただいた後は、もちろん探検へ!

まずは昨夜真っ暗で全貌が分からなかったケップの海岸へ。

ケップとは正確には「カェップ」。クメール語でカエルという意味。


丘のスロープを下りていくと、少しずつ潮の匂いがきつくなり、海岸線に着くと
ヤシの木並木の砂浜に、「砂浜市」が立っていました。

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浜に泊まった船から運ばれてくるかごには、昨日同様カニがぎっしり。
よく見ると甲羅が青い!
カメラを向ける私にも、売り子のおばちゃんが声をかけてくる。
1kg、15000リエル(およそ$4)
安!!

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カニやエビ、焼きイカなどの海産物と一緒に衣類やおもちゃ、お土産の屋台も。
その中に、ありました!

もう一つのカンポット名物。
果物の王様と呼ばれる、こちら・・・


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そう、ドリアンです。日本ではそのきつい匂いのせいであまりいいイメージのない果物ですが、
カンボジアでは「素晴らしい香り」の代名詞。カンボジアの人はみ~んな大好き。
クメール語名の「トゥーレン」は、女の子の名前にもなります。日本でいうなら「かおるちゃん」?

トゥーレンの旬は5月から6月にかけて、ちょっと早いけどこの時期に、小ぶりなやつが出ていました。
名産地で、旬の時期。
このチャンスを逃すまじ、と友達へのお土産用にと3つ購入。3つで4kgと重量級。
1kg20000リエルだから、しめて$20と、けっこう高価なのです。カニより高い・・・。

旬のトゥーレンは全く臭くなく、胸いっぱいに吸い込むとまさに「ん~、いい香り!」
「お土産だよーん」と渡したときのみんなの顔を思い浮かべつつ、海岸散歩を楽しむ、至福の午前中。

 

(ま)

旅の2日目 その2 ~いよいよ、カンポットへ!~

 

お寺から戻り、正午過ぎ。いよいよカンポットへ向かいます

故郷へ帰る田舎の人々と、田舎へ遊びに行くプノンペン人とでごったがえすソリヤマーケット前のバス停から私たちが乗り込んだカンポット行きのバスは、一人$6(600円)。
過去のカンボジア旅の中でピカ一のオンボロバス。
座席がすでにリクライニングしています。

 

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カンポットは最近、欧米系の観光客の間で人気が出てきた隠れリゾート。
古くから有名なシハヌークビルよりも静かで安価。
この日のバスも満席で、ただでさえ満身創痍のバスに巨大なバックパックが通路を埋め尽くします。
黒煙を上げて走り出すエンジン音の重さに、思わず「がんばれ!」と祈りにも似た応援を。

40数名の運命共同体を乗せ、オンボロバスは国道5号線をゆっくりと走ります。

 

首都プノンペンから南へ南へと下り、ベトナム国境のちょっと手前がカンポット。
ガイドブックにある「約3時間半」の道のりを、我らがオンボロバスは6時間半かけて力走。

カンボジアは平地の国。
そしてメコン川を中心とする大平野をぐるっと囲むように山岳地域があり、
そこがタイ・ベトナム・ラオスとの国境になっています。
カンポットが近づくにつれて、真っ平らだった風景のところどころに丘の影が見えてきます。
風景の変化とともに、家の形、田圃の様子も少しずつ変わってきたような・・・と思っていたら、
夕暮れの最後の薄明かりが残る頃に、目的地・ケップ海岸に到着。

 

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巨大な青色のカニ像のお出迎えを受け、1年ぶりくらいに見た、海。
小さな砂浜の後ろには、シェムリアップで久しく見ることのなかった山々。

海と山に挟まれたほんの小さな空間に、海の家のような地元の食堂が建ち並ぶ。
丘の斜面にある、安いけれど、雰囲気のい~いバンガローに宿をとり、浜辺の食堂へ。

人の良さそうなおばちゃんの店を選んで、カニの青コショウ炒めを注文。
すると、おばさんが突然真っ黒い海の中を沖に向かってザブザブ進んでいきます。

 


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その先には水に浮かぶ竹のかご。
暗闇の中、小さな竹の窓を開けると、中には活きたカニ!

手前がカニの青コショウ炒め、右奥はイカの青コショウ炒め、左奥が海老の塩焼き。

 

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ああ、海産物!!

シェムリアップでは味わえない、塩っ辛い生き物たちよ!


コショウもカンポット名物のひとつ。古来輸出品として重宝され、過去には東南アジアで
最も有名なコショウの産地だったとか。
熟して乾燥して黒くなってしまう前の、枝についた緑色のコショウは、形でいうなら巨大な海ブドウ。
このコショウも食べられます。プチっとはじけると何とも言えない鮮烈な香りが。

ああ、この晩ごはんだけでカンポットを目指した甲斐があったかも。

目の前に広がる海と、舌に残るカニの味わいに浸りつつ、カンポット最初の夜が過ぎていきました。

 

(ま)

旅の2日目  ~めざせ!カンポット、とその前に~

 

4月12日(日)

 

プノンペンを出てカンポットへ。

と、その前に。カンボジアでもやっぱりお正月にはお寺へ。
ということで、プノンペン在住の私の「姉」とその一族のお寺詣でに同行させてもらうことにしました。

「本当は14日~16日にお寺に行くのだけれど、
その時には人で溢れて、お供えを持って行ってもお坊さんが食べてくれないの。」

 

そういうわけでお正月の直前の、まだ静かなプノンペン郊外の大きなお寺に行きました。


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私の「お姉さん」はカンボジア人。
この国では、日本でいう「義兄弟」のような人を作る習慣が広くあります。
お姉さんは、私の大学の先輩であり、今でもずっとお世話になっている大切な人。
そのお姉さんのご両親を筆頭に、兄弟・姉妹がそれぞれの家族を連れて、一族総出でお参りに。
ちびっこたちも含めて30人ほどの大参拝。

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お寺への寄進の第一はお坊さんたちの食事。
それぞれの家庭から、料理が持ち寄られ、果物やお線香、ロウソクや蓮の花、インスタントラーメンなどと共に大皿に盛られてお坊さんの前に運ばれます。

お寺にはお坊さんのお世話をするアチャー(長老)と呼ばれるおじいちゃん、そして剃髪をしたおばあちゃんたちがいます。こういったお供えを預かり、分配するのは、長老たちの仕事。
お坊さんは最後にこれらのお供えに手を添えて、敬虔な仏教徒の皆さんに言葉をかけるだけです。
小乗仏教のお坊さんは、お金を直接触ってはいけない決まり。
ですから、信者さんからの寄付を受け取るのも長老の役割。

 

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日本とは異なる色彩感覚で盛大に飾られた仏様。色とりどりの光背には時にくるくる回る電飾がついていることも。
晴れのお正月に仏様もいつもよりすっきりした顔で、アチャーが寄付者の名前を読み上げたり、
お坊さんが説法をしたりするのを見つめていました。

 

(ま)

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