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バイヨン南経蔵の修復工事は下部基壇、中部基壇の再構築を完了し、上部基壇と壁体以上の上部構造体の仮組み工事に入りました。

 

これまでの約一年半の現場作業の中心は基壇の再構築工事で、外装(構造体でもありますが)の砂岩とその背面の構造体であるラテライトの再構築、そして基壇内部の版築土の突き堅め作業が進められてきました。特に、版築土の作業は、材料の準備、配合、現場締め固めと大人数で行う重労働が続く大変な作業でしたが、これでようやく一段落となります。

 

100428_2.JPG上部構造の仮組み工事は、既に別サイトで行っていますが、今回は最終的に再構築することになる基壇上、原位置での作業となります。この仮組み工事が終わると、ついに最終段階の上部構造の再構築工事に入りますが、仮組みで各部材の位置関係がしっかりと確認することが最終工程に進む上でとても重要です。

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本修復工事は基壇の部分解体としているために、解体した基壇四隅とオリジナルのままに残した基壇中央部の間で、多少の変形が残されることになります。この変形をいかにして吸収し、安定した上部構造の再構築を図るための検討が、この仮組み工事で進められます。今後の約半年間は、数ミリ単位で慎重に大型の石材の位置合わせを行う工程になります。(一)